キンタナ、ブアニ、アレドンド

 2014-06-03
2014年のジロ・デ・イタリアも3週間の全日程を無事に(と言えるかどうかは異論もあるでしょうが)終えて、スロベニアとの国境の町、トリエステにゴールしました。

今年のジロ・デ・イタリアに関しては、昨年の「雪」に対して「雨」が非常に記憶に残ると以前にここでも書きましたし、最終日のゴール直後にも突発的に豪雨が降るなど、やはり今年のジロは「雨」だなという印象は今でも変わっていないながらも、厳しい山岳ステージだった第16ステージにおけるステルヴィオ峠での降雪は、あまりに強烈だったので、「雪」も、ある意味では今年のジロのキーワードになるかもしれません。
そのステルヴィオの下りでの運営側の不手際もあって、16ステージ終了後の総合順位については色々と物議も醸されたりしました。
しかし、そこで総合1位となったモヴィスターのナイロ・キンタナは、その3日後の第19ステージの山岳個人タイムトライアルでライバルを突き放し、そんな雑音を吹き飛ばすステージ優勝を獲得して見せました。
私の応援していたBMCレーシングのカデル・エヴァンスは、第3週目に連続した山岳ステージでタイムを落としてしまい、さすがに年齢には勝てないのかなと思わされたのですが、それでも総合1ケタ台の8位になっているのはさすがです。

さて、そんなジロの最終結果ですけれど、まず総合優勝のマリア・ローザは前述したとおりにモヴィスターのナイロ・キンタナが獲得。
彼は1990年生まれで年齢が24歳なので、同時に新人賞のマリア・ビアンカも手にしています。

ポイント賞のマリア・ロッソ・パッショーネはFDJポワン エフエールのナセル・ブアニ。
厳しい山岳の続いたジロを完走したダメージは確実に残っているはずですが、彼はフランス期待のスプリンターですから、7月のツール・ド・フランスも出場してくる可能性は十分ありそうで、それも楽しみです。

山岳賞のマリア・アッズーラは第18ステージで見せた逃げ切り勝利で獲得したポイントが決定打になり、トレックファクトリーレーシングのジュリアン・アレドンドが見事にこれを獲得することに成功しています。

なお、日本人2選手は共に完走。
トレックの別府史之はほぼ全日程でアシストの仕事を堅実にこなし、第16ステージで3回目の落車までしてしまったユーロップカーの新城幸也はそこまでの活躍はやはりどうしてもできませんでしたけれども、それでもエースのピエール・ローランのアシストとしてしっかりと仕事をしたと言っていいでしょう。

ちなみに、総合2位のオメガファルマ・クイックステップのリゴベルト・ウランンも総合首位のキンタナも、さらに山岳賞1位のアレドンドも、実は国籍がコロンビア。
総じて、荒れた展開も多い3週間ではありましたが、熱い戦いが繰り広げられた面白く観戦しましたし、コロンビア人選手の活躍が大いに目立つと同時に、若手選手の躍進が強く印象付けられた、そんなジロ・デ・イタリアでした。




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