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「国語、数学、理科、誘拐」

 2014-06-02
「本館」更新に先がける読了本紹介、今回は青柳碧人の『国語、数学、理科、誘拐』を選んでみました。

積読状態でまだ読めていないものもあるのですが、気が付けば何だかんだで著作の全てを手元にしてしまっている。
私にとって、そんな小説家の1人である、青柳碧人。

そんな彼が昨年発表した本作の舞台となるのは、東京近郊のベッドタウンにおいて、個人経営の小学校~中学校を対象にした地域密着型学習塾。
ここの塾長のところに、塾生を誘拐したとのメールが送られてくる、というのが話の導入で、その解決の為に、元塾生で今は講師をやっている大学院生・大学生5人が取り組むことになる、という流れ。

なお、何故さっさと警察に通報しないのか、そもそも塾生の親ではなくて、塾長に対して脅迫メールが送られてきたのは何故なのか、というというとろこには、多少強引さもあるものの一応の説明が付けられています。
ラストで、さすがにこれはご都合主義なのではないかなと思わせられる部分もあったものの、エンタメ小説としては、まずまず、普通に面白かったな、という印象です。

この強引さを「良し」とできるかどうか、これを受け入れられるかどうかが、青柳作品を「読める」か「読めない」かの差になるのかもしれません。
そんなことを、今、ふと思いました。

国語、数学、理科、誘拐国語、数学、理科、誘拐
(2013/07/09)
青柳 碧人
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