ジロ・デ・イタリア 第2週

 2014-05-27
2014年のジロ・デ・イタリアは3回目の休息日を終え、いよいよ最終週に突入という局面なわけですが、今回も一筋縄ではいかない展開となっています。

第1週の終了時にはかなり優位に立っていると思われたBMCレーシングのカデル・エヴァンスが、下馬評で誰もが彼向きのコースと言っていた第12ステージの個人TTで圧倒的な走りを見せたオメガファルマ・クイックステップのリゴベルト・ウランに総合首位を逆転されて30秒差を付けられたり、そのウランが次の第14ステージ山頂ゴールでライバルのアタックに対応しきれなかったりと、二転三転する状況は、観ていてかなり刺激的です。
現時点でエヴァンスは第15ステージでもタイムを失い、トップのウランから1分遅れをとってしまって総合争いではちょっと不利なポジションになりましたが、モヴィスターのナイロ・キンタナがここにきてかなり好調な走りを見せるようになってきていおり、クレバーに首位を守るウランとエヴェンスをじりじりと追い詰めてきています。

とはいえ、ジロはこれからの最終週で、もの凄く厳しい山頂ゴールのステージも、山岳タイムトライアルも残っているので、
勝負は何がどうなるのか分かりません。
熱い戦いが繰り広げられることを期待します。

グラン・ツールは大体そういうものだとはいいながらも、今年のジロは天候の影響などもあって落車が多く骨折その他を負ってリタイアする選手も続出していますから、今後、落車が総合をはじめ各賞争いに深刻な影響を及ぼさないといいなと思わずにはおれません。


そして落車と言えば、ユーロップカーの新城幸也。

日本チャンピオンジャージを着て出場した彼ですが、今回はとことんツキが無いジロ・デ・イタリアとなっています。
レース序盤での落車で尾てい骨を強打し、そこから時間をかけてようやく回復しこれからが勝負と思っていた第14ステージでも、他の選手の落車に巻き込まれてしまって同じ場所を再び強打してしまったのです。

とりあえず痛みをこらえながらもここまで走っている新城ですが……

このままでは自身のステージ優勝を狙えないどころかアシストも満足にできないままにジロが終わるとなれば、この休養日でリタイアするということも、ありうるかも。

ジロを完走することは大いなる名誉ではありますが、既に彼にとってグラン・ツールの感想は自然なことで目標とするところは更に高いところにあるのですから、ここで変に頑張って今後にダメージを残すのはツールへの出場も目指す身としては得策ではない。
そう考えてもおかしくはありませんから。


一方、トレックファクトリーレーシングの別府史之は、ここまで上手く落車も回避していることもあり、チームオーダーもありますから逃げを打つなどの積極的なアクションができていないものの、アシストとして充実した走りを魅せてくれています。

2人の日本人選手が対照的なことになっている、2014年のジロ・デ・イタリアだと言えるでしょう。




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コメント
やっぱり来ましたね~!!
Quintana!!
ライバルたちを突き放した16ステージでしたよ!
【2014/05/28 22:01】 | fuggiasca #- | [edit]
レースの運営面で不透明な部分があったので、ちょっと物議を醸し出してもいる状態ですが、ともあれ、第16ステージのキンタナはキレまくっていました。

実際、彼の登りはかなりのパフォーマンスで、自身の強さを見せつけるようなものでしたから、今のタイム差の全てをそのまま肯定するのに仮に問題があるとしても、キンタナの総合首位は、ゆらがなかった可能性は高いのではないでしょうか。

確かに、同じ集団で下っていたならば、ウランもきっちり抵抗してきたでしょうし、僅差でウランがマリア・ローザを護っていた、という結果も、かなりあり得たのかもしれない、なんてことも思うのですが……
【2014/05/29 23:19】 | たっぷ #7aaudPik | [edit]












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