「嵐ノ花 叢ノ歌」 第5巻

 2014-04-15
掲載誌ではいつの間にやら別の連載が始まっていて、するとこちらの作品は一体どうなってしまうのかと、ちょっと不安でならなかったのが、東冬 の『嵐ノ花 叢ノ歌』。
ですが、この4月に、実に2年と4カ月振りに、無事に第5巻が発売されたので、今回の「本館」先行紹介作品は、同作を選んで、お祝いに変えたいと思います。

で、現状なのですけれど。
どうやら、その別作品(宮本昌孝 原作の『大樹 -剣豪将軍義輝-』)と本作とが、交互に隔月で連載されるという形で落ち着いている模様です。

現在コミックスが第2巻まで出ている『大樹』もなかなかいい作品なのですけれども、やはり、東冬 といえば『嵐ノ花 叢ノ歌』。
何と言ってもオリジナル作品ですしね。

しかし本作、基本的には娯楽作品であるべきマンガとして、ストーリーテラーとしては、正直、語り口につたないところがあるのが難点。
今そこにどのような状況が表れているのか、登場人物達が語っているのはどういうことなのかということが時折分かりにくいので、手放しで褒められるわけではない、と思います。

両大戦間の中国大陸を舞台に、人を滅ぼさんとする神と、暗躍する日本やドイツの諜報機関、そしてその中で出会った少年少女の物語。
作者が描きたいことは分かるけれど、それを人に読ませる作品としては、そんなわけでどうしても減点せざるを得ないのですが……
空気感というか、作品の醸し出す雰囲気は、かなり絶品なんですよね、本作。
お勧め作品かどうかと問われると迷ってしまうのですが、私個人としては、それもあって、一気に読まされてしまいますし、かなり気に入ってもいる、というわけです。

嵐ノ花 叢ノ歌 5 (リュウコミックス)嵐ノ花 叢ノ歌 5 (リュウコミックス)
(2014/04/12)
東 冬
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