「ヴィンランド・サガ」第14巻

 2014-02-28
2回続けてマンガのセレクトとなりましたが、「本館」に先駆けた読了本紹介、今回は幸村誠の『ヴィンランド・サガ』の最新刊を選んでみました。

今回の第14巻では、「奴隷編」の最終局面とその後のエピローグを描かれています。
ちなみに、ネタバレを承知で書きますが、作中で主人公のトルフィンは、再びクヌート王と対面して話をすることになっていて、ここが、なかなかの名場面。
父の仇を討つこと、復讐することを生きる糧とし、殺伐とした心を抱えて戦士として戦い、人の命を奪い続けていた頃のトルフィンは、農場での奴隷生活を送っていくことですっかり変わったのだな、ということが、最終的に示されることとなりました。
一方のクヌートの方も、イングランド遠征の中で「王」としての資質を開花させ、今では押しも押されぬバイキングの指導者になっているわけで、その両者が、しかしそれぞれに手段と方向性は違えども理想を追うことをお互いに誓いあうような、そんな邂逅。

これは、グッときます。

そして放蕩息子の帰郷を経て、いよいよ次巻からは、ヴィンランドを目指すトルフィンの新たな戦いが描かれることになるはず。
どのような物語が紡がれるのか、大いに楽しみです。

ヴィンランド・サガ(14) (アフタヌーンKC)ヴィンランド・サガ(14)
(アフタヌーンKC)

(2014/02/21)
幸村 誠
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