これもまた、一歩前進なのだと思います

 2013-07-29
先に終了した100回記念大会のツール・ド・フランスの前後から、かつての有名選手たちに関するドーピング陽性の報道が増えてきました。
この動きがランス・アームストロングの一件が少なからず引き金になってのことなのは、まず間違いないことでしょう。
自分が熱心にこの競技の中継放送を観るようになった頃に第一線で活躍していた、言ってみれば憧れの選手だったような人たちに関するこういった報道を目にすることは、さすがに、結構心がへこみます。
しかし、こういった動きが自転車ロードレース界が薬物利用から完全にクリーンになる為に大いに意義があり、必要なことであるということは理解できます。

それにしても、検査機関に保存されていたサンプルを改めて再検査したところ、これだけの違反が見つかったというのは……
検査技術の進歩というのもあるにせよ、UCIがドーピングの事実を把握していながら隠蔽していたのではないかと疑う気持ちを抱いてしまう人が多いのも、無理からぬ話です。
正直、私だって、アームストロングの件だけでもUCIは真っ黒だろうと思っていますから。

当時の自転車ロードレース界においてはドーピングを行うことが横行していて、むしろそれをやらなければグラン・ツールなどで勝つことはできなかった、という状況があったのは、確かなのでしょう。
だからといって、ドーピングという行為が決して正当化されてよいものでは無いのは、わざわざ言うまでもない話。

つい最近、陸上短距離のタイソン・ゲイのドーピング問題がニュースとなったように、ただ今まで明るみになっていないというだけで、自転車ロードレースに限らず、スポーツ界では様々な競技においてドーピング行為が行われているという現実がある、のでしょう、多分。

以前にもこの「別館」か、さもなくば「本館」の「雑記」で書いたかと思いますが、そんな中でも、自転車ロードレースはアンチ・ドーピング活動を最も熱心に行っている競技の1つだと思いますし、ここで行われている取り組みと成果が、やがて他の競技の範となるようなことになればいいなと感じています。

J-Sports の中継放送で解説陣が、生まれつき高地トレーニングをしてきたも同然のコロンビア人選手の活躍が山岳で目立つようになってきたのは、自転車ロードレース界からドーピングが無くなってきている1つの証左であるといったことを言っていました。
私も、そう思います。

スポーツ競技としては、非常に魅力的な自転車ロードレース。
ドーピングの横行している競技だというダーティーなイメージは、少しでも早く払しょくされてほしいものです。

とはいえ、ツアー・オブ・ターキーの今年の優勝者、ムスタファ・サヤルの検体からドーピングの陽性反応が検出されたという報道もあったように、今でも、名誉欲や金銭欲に駆られて、決して手を出しては行けない行為に手を染めてしまう選手も、いるのですけれど……


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