「県庁おもてなし課」

 2013-07-18
実写で映画化もされた有川浩の『県庁おもてなし課』が、今回紹介する、「本館」の「雑記」で紹介する予定の本。

高知県に実際にある、地域の活性化と観光振興を目的とする「おもてなし課」を題材とした本作。
前例主義で腰の重い役所を改革しつつ、高知に観光客を呼ぶ手立てを考えようとする県庁職員を主役にした、いわゆる「お仕事小説」になります。

いかにも有川浩らしいキャラクター配置と性格設定と展開で、ちょっとワンパターンかなと思わないでもない部分がありましたけれど……
お約束の恋愛要素もきっちりと絡めてきていて、エンターテインメント小説としてなかなかのクオリティに仕上がっていたと感じました。
この辺は、安心の有川浩クオリティ、というところでしょうか。

作者の今までの作品から流れが概ね読めてしまう為に意外性は無かったのですが、読み始める前に期待していただけの面白さはしっかりと確保されていて、職業作家としては実際、大したものだと感服させられます。
本作に限らず、有川浩の原作が映像化された事例は多いですし、今やすっかり知名度も上がって人気作家の仲間入りをしているという事実は、伊達では無いということなのでしょう。

県庁おもてなし課 (角川文庫)県庁おもてなし課
(角川文庫)

(2013/04/05)
有川 浩
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