「少女残酷論 完全犯罪研究部」

 2013-06-26
次回の「本館」更新で「雑記」に掲載する読了本からのセレクト、今回は、汀こるもの(みぎわ こるもの)の『少女残酷論 完全犯罪研究部』です。

本作は「完全犯罪研究部」シリーズの3冊目という位置付けになるのですが、そもそもこのシリーズを買うことにしたのは、本屋に平積みにされていたこの第3作目をパラパラとめくっていて、本編最終行のセリフが目にとまったから。
で、「おや、筋肉少女帯ネタか」と思って、これをこういう風に使うのであれば、これは一度、読んでみようかなと思ったのです。
それがどんなものなのかをここで書くのは興醒めも著しいのでやりませんけれども、要するに、そのオチに至るまでの経緯に興味が出たというわけ。

もちろん、シリーズ3冊目のラストに至る為には、それは当然第1作目から読む必要があります。
だから、ちゃんと読みましたよ。
シリーズ1作目の『完全犯研究部』と2作目の『動機未ダ不明 完全犯罪研究部』も。

このシリーズは3作ともに内容が暴走しているというか、悪趣味すれすれ(人によっては明確に「悪趣味だ」と感じるでしょう)のところを攻めています。
詳細は避けますが、「高校生たちの無軌道で衝動的な行動」という言葉で片付けてしまうには、少々、いや、かなりやり過ぎの、私たちの暮らす社会の一般常識や規範から逸脱しすぎた価値観と行動基準による行いを、主要な登場人物達が色々と、そして悪びれずに堂々とやらかすのです。
その壊れっぷりを楽しむのが本シリーズの作法であろうと思うのですけれども、これに付いていけないという人は多いことでしょう。
私も、正直、ちょっと引くところがありました。

まぁそれでも、面白いか面白くないかで言うならばそこそこ読ませてもらったと思っていますし、この3作目のラストのオチの付け方は、やはり好きな部類ですから、もしもシリーズ4冊目が出たら、それも読んでみるんだろうなぁ。

少女残酷論 完全犯罪研究部 (講談社ノベルス)少女残酷論 完全犯罪研究部
(講談社ノベルス)

(2012/12/06)
汀 こるもの
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