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デジタル・スイス5

 2020-04-28
新型コロナウイルスの問題を受けて2020年大会の中止を決定した、ツール・ド・スイス。
その代替というか、1つのアイディアとして、インドアのトレーニング用ソフトを使ったウェブでのバーチャルレース、デジタル・スイス5が先週後半から5日間、開催されました。
これは今回のスイスが初めてというわけでは無くて、特に今年になってコロナの問題が起きてからは既に複数のビッグレースで同様の試みがされていたと記憶しています。
そんな中、何故このデジタル・スイス5をわざわざブログに取り上げたかというと、ご存じの方も多いでしょうが、このレースを J-Sports が実況・解説付きで中継放送したからです。

J-Sports にしてみれば、本来の予定であれば今頃は春のクラシックレースを放送していたはずの時期です。
それなのに世の状況はレースの中止か延期ばかりで、放送するコンテンツも少なく、そのままでは契約者の減少に結び付いてしまわないとも限らないという危機感があったのだろうというのは、容易に推察できます。
そこで、1つの試みとして打ち出されたのが、今回の、ウェブでのバーチャルレースの中継というわけです。

要は、プロチームの選手たちが、モニターに映し出される実際に撮影されたコースの中を、インドアトレーニング機器に固定した自転車をこぐことで走り、バーチャルに着順を争うレースが開催されて、それを中継放送した、というものなのですが……
実際に町から町へ、そして峠の登坂とダウンヒルを走り抜けるレースと、坂道などでは抵抗値が増えるとはいえソフト上でのバーチャル環境で行われるレースとでは、やはり色々と勝手が異なるわけですけれど、レース中継に飢えていたというのもあるにせよ、これが、意外と楽しめました。
もちろん、実際のロードレースが無いからだという点は差し引いて考えなければいけないにせよ、これはこれで、ナシかアリかで言えば、アリかもしれません。

他のレースも含め、いくつかを視聴していない現状では分からないこと、判断しかねることも多いのですが、チャレンジとしては面白かったし、次に他のデジタルレース(バーチャルレース)で同様の放送を行うのであれば、それも観てみたいかなと思います。

デジタル・スイス5
公式サイトはこちらから

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「嘘と正典」

 2020-04-25
発売日にしっかりと購入したまま、うっかり積読しっぱなしにしてしまっていた、小川哲の短編集『嘘と正典』をようやく読了しました。
何だかなぁというのはあるものの、でも、まぁ、それが私の平常運転、珍しいことではありません。

日本SF大賞&山本周五郎賞をダブル受賞した『ゲームの王国』の俊英・小川哲が仕掛けるSFとエンタメの最前線たる6篇。ナチスは時の獄に繋がれ、マルクスは消失する。そして僕は。零落した稀代のマジシャンがタイムトラベルに挑む「魔術師」。名馬・スペシャルウィークの血統に我が身を重ねる「ひとすじの光」。東フランクの王を永遠に呪縛する「時の扉」。音楽を通貨とする小さな島の伝説を探る「ムジカ・ムンダーナ」。ファッションとカルチャーが絶え果てた未来に残された「最後の不良」。CIA工作員が共産主義の消滅を企む「嘘と正典」(書き下ろし)。以上全6篇を収録


というのが、公式の粗筋となっているのですが……ええと、本作はジャンル的にはどのように分類すべきでしょう?
ミステリー的なところもあり、SF的なところもあり、幻想小説的なところもあり。
一応、全6編中の4編は雑誌『SFマガジン』に掲載されているので、第一義的にはSFと解釈すべきかもしれません。
というか、これ等の短編は、それぞれに比率の大小はあれど、要するに複数のジャンルの要素をミックスしていると考えるのが正しいのでしょう。
意図的にそういう作品を目指しているのか、それとも思いつく物語が大体そちらの方向になるのか、それは分かりませんけれども、この方向が小川哲という作家の作風なのだと考えて差し支えないのかなという気がします。

ちなみにここに収録された作品の中では、特に表題作である書下ろしの「嘘と正典」が白眉であり、次に「最後の不良」が続くという感じです。
明快で分かりやすい解答が作中で与えられておらず、読者の側で考えなければいけないようなものもあるので「よく分からない」と思う人もいるかもしれませんが、読書に知的刺激を求めるのであれば、これは結構お勧めな1冊なのではないかなと思います。



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FALCO 「ROCK ME AMADEUS」 他

 2020-04-22
私はいわゆる MTV世代と言われる年齢層とは微妙にずれていますが、それでも姉がそこに直撃だった影響などもあって、当時の洋楽シーンの PV、MV の有名どころは、オンタイムでほとんど観ています。
それ等を流す洋楽専門番組があったということも、大きいでしょう。

さて、そうして学生時代に観ていた MV の中には、当時の私の脳に鮮烈な記憶を刻み込んだものも多々あります。
それがいつまでたっても薄れないことから、就職してある程度の資金ができた時に、あれをもう一度ちゃんと聴きたいからということで、ベスト盤などのCDを購入したミュージシャンの数は、両手では足りません。
その中には、目的だった曲以外にも望外に良い曲が多かったことから、そのままオリジナルアルバムを揃え始めるに至ったミュージシャンも、かなりいます。
今回紹介するのは、そんなミュージシャンの1人、FALCO です。

オーストリア生まれのミュージシャンで、ラップが一般的では無かった頃にラップテイストの曲を発表して、1985年には自信最大のヒット曲である 「ROCK ME AMADEUS」 をリリースしています(3rdアルバム収録)。
私が彼を知ったのも、同曲でした。
しかしその後は、大きなヒットには恵まれず、1998年には移住先のドミニカ共和国で交通事故により亡くなってしまっています。
正直、私もベスト盤を買ってみるまでは 「ROCK ME AMADEUS」 以外の彼の曲は知りませんでした。
しかし、FALCOは実は結構よい曲をいっぱい出していたのです。
ひとまず、「ROCK ME AMADEUS」 と、同じく 3rd アルバム 『FALCO 3』 に収録されている楽曲 「JEANNY」 と 「NOTHING SWEETER THAN ARABIA」 の動画を貼ります。







歌詞はドイツ語メインなので何を歌っているのかよく分からないかもしれません。
とはいえ、正直、私も分かっていないので、そこは大丈夫(?)です。
音楽を歌詞で楽しむ人にとっては問題大有りでしょうけれど、ヴォーカルも楽器の1つとして聴いているような人であれば、歌詞が分からないことは致命的なマイナス要素にはならないでしょう。
音楽には人それぞれの好みがあるので何とも言えないところもありますけれど、どうでしょうか、ちょっと良いな、と思っていただけたでしょうか。

続いて、3rdアルバムに続いて私が好きな 7thアルバム 『Nachtflug』 からも、3曲を紹介します。







他にもいい曲はいっぱいあるので、気になった方は、是非、聴いてみてください。
なお、今回のエントリを書く為にネットで軽く彼の経歴などを調べていたら、2009年に、死後に発表された未発表教の音源を中心にしたアルバムがリリースされていたことに気が付きました。
しまった、買い忘れていたな……
これは、今すぐに入手しなければ。


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「マーダーボット・ダイアリー」

 2020-04-18
マーサ・ウェルズの『マーダーボット・ダイアリー』は、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞の3冠と2年連続ヒューゴー賞の受賞を達成したというSF。
大きな賞を受賞したからといって、必ずしもその作品が面白いとは限らないけどね、と思いながら読み始めてみたのですが……
これは、いいですね!

公式の粗筋は以下のようになっています。

かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されている人型警備ユニットの“弊機"は、自らの行動を縛る統制モジュールをハッキングして自由になった。しかし、連続ドラマの視聴を密かな趣味としつつも、人間を守るようプログラムされたとおり所有者である保険会社の業務を続けている。ある惑星資源調査隊の警備任務に派遣された弊機は、ミッションに襲いかかる様々な危険に対し、プログラムと契約に従って顧客を守ろうとするが……。


本作の特徴であり、最大の持ち味でもあり、そして最も面白いところは、主人公である人型警備ボットの“弊機”のキャラクターであり、どこか屈折していつつも飄々としている性格や、一人称の文章で綴られるその語り口です。
いや、もう、このキャラ造形を考え付いただけで、本作は成功を約束されたといってもいいようなものです。
屈折の度合いを始めとして、性格のタイプも語り口も全く異なるのですけれども、私は何となく直感的に ゆうきまさみ のマンガ『究極超人あ~る』(小学館 ビッグコミックススペシャル 全10巻)の主人公である、R田中一郎のことを連想してしまいました。
全然違うじゃないか、ファンにはと怒られてしまいそうですけど……。

なお、下巻末尾の解説で渡邊利道も指摘していますが、本作の文中に、この世界がどのような世界であり、どういった技術があって、どのような形で統治されているという世界設定は、ほぼ説明されていません
SFに緻密な設定を求めるような人が、その設定面の緩さをどのように感じるのかは、何とも言えないところなのは否めません。
しかし、そういう設定の緩さが気にならないくらい、本作は主人公の“弊機”をはじめとする様々な登場キャラクター達の魅力で溢れているので、そういう意味では、極めてキャラクター小説的なSF小説であるとも言えるような気がします。

SFというと敷居を高く感じる人もいるでしょうし、海外の作家の翻訳ものであるということもハードルになってしまうかもしれません。
けれど、この『マーダーボット・ダイアリー』は単純に、主人公のとぼけた魅力が非常に魅力的で面白いので、複雑なことをあれこれと考えたり迷ったりすることなく、気軽に手に取って、気軽に読むことのできる作品だと言い切れます。

ですから、是非、多くの人に読んでいただきたいものだと思います。
ちょっと値段が張るのは、ネックですけれど。




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ふと気になったのですが

 2020-04-16
各地の学校の休校は、まだまだ続きそうです。
新型コロナウイルスの今の状況からすれば当然の判断ではありますが、開始が遅れるということは、必然的に終わりもその分だけ遅れるということを意味します。
その科目の単位が認定されるためには一定の回数の授業が行われなければならないわけで、始まるのが遅い場合は、それをきちんと消化しきるのもその分だけ後ろにずれていってしまうことになります。
つまり、1学期が終わるのが例年と違い8月にまで食い込んでいってしまうことが、容易に想定されていくわけです。
場合によっては「夏休み」が一切無いまま、次の週には2学期が始まるというケースもあるかもしれません。

これは不条理だというように感じらる方もしれません。
しかし、一定の時間をかけて既定の項目を教えた事実がなければ単位が得られないのは、別に変な話ではありません。
むしろ当然のことだと言えるでしょう。

それに、日数が足りないのに単位を認定することを「良し」としてしまった場合には、規定の授業を受けて単位を得ている人と不公平が生じることにもなります。
履修すべきとされている内容をちゃんと教わり、理解度も確認されて(つまり試験を受けて)単位を取得した人と同じだけの知識や理解があるという前提で扱われることになるのは、その生徒にとってむしろ将来的にマイナスな方向にもなりかねないという懸念も出てきます。

以前に高校で、必履修科目の未履修であったり授業時間の不足であったりが発覚して、そのままでは卒業を認めることができないということになり、大問題となったことがありましたよね。
それを覚えているという人も、いらっしゃるのではないでしょうか。

ではそうするべきなのか。
もちろん、全てはコロナ問題が落ち着かなければ検討もできないことではあります。
けれど、いずれにしても、どこかのタイミングで少なくとも義務教育に関しては何らかの特例的措置を打ち出さなければ、どうしようもないかもしれないですよね。

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2020年 春期アニメ 第1話 雑感 その2

 2020-04-14
新型コロナウイルス問題は収束の気配もまだ分からない状態ですが、そうして基本的に仕事以外では自宅に籠って外出をしないでいると、アニメを観るのにはちょうどいい感じに時間があるとも言えます。
それでいいのか、というのは別な話ですけれど……
ともあれ、そんなこんなで 2020年 春期 アニメの第1話を視聴しての簡単な感想、第2弾です。

1) イエスタデイをうたって

原作の雰囲気をこれ以上ないくらいに上手くアニメ化できていたのではないでしょうか。
時代設定を変にいじったりせずに、そのまま1990年代後半から2000年代前半辺りの物語としてアニメにしたのも好印象です。
まぁ、スマホだLINEだが存在する時代設定にしてしまうと、物語の質が全然変わってしまいますから、その意味でも、時代設定を変えなかったのは大正解でしょう。
キャスト陣は概ね納得の感じだったのですが、ヒロインであるハルの声は、ちょっとイメージと違ったかな?
1クール全12話というのが、短すぎやしないかと少し不安もありますが、第1話の段階では、最良のアニメ化だと言ってもいいのではないかと思います。

2) BNA

異種族への差別、偏見、排斥運動、迫害。
それは当然、現実世界の人種差別や階級差別その他のメタファーなのでしょうし、テーマとしてはかなり古典的なものですよね。
真っ正面から取り組めばかなり重苦しくなるテーマですが、それを避ける為に勤めて軽く描いてしまうと、それはそれでテーマの処理方法としてどうなんだということにもなってしまうわけで、その辺をどう処理していくのか、お手並み拝見ですね。
アクション主体の、キャラクターがグリグリと動き回る作品になりそうで、製作スタッフの点から言ってもアニメーションとしての完成度については心配する余地がありません。
第1話も非常に面白かったですしね。
だから、むしろ私の興味はテーマをどういう風に料理してくるのかというところに、現時点では行ってしまっています。
……厄介で面倒な視聴者になってしまっているかな(汗)

3) 天晴爛漫!

冒頭のシーンはちょっと「あれ?」という感じでしたが、日本に舞台を移してからは悪くありませんでした。
話の軸は、アメリカ大陸横断レースになるのでしょうか……どこかで見たようなネタではありますけれども、目新しいものではないとも言えますし、まぁ、それはそれ。
ここからどういう感じにストーリーを展開させていくのか、レースの背景に何らかの野望が隠されている系の話になるのか、それとも単純にゴールの着順を争うことを目指す話にしていくのか、どちらでも面白くなってくれれば構いませんが、どちらかというのであれば、前者の方が好みかな?

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「薫香のカナピウム」

 2020-04-11
書店の棚で見かけて、これはちょっと面白そうだなと食指が動いたので買っておいた上田早夕里の『薫香のカナピウム』を読みました。

具体的には、熱帯雨林と思われる鬱蒼と茂る木々の高い枝の上に少女が1人凛と立つ表紙に誘われたのです。
が、そこは上田早夕里の書く作品ですから、そのイラストを素直に受け取って、例えば「ジャングルの中に住む部族の娘の冒険・成長譚」とか、「樹上生活を送る少女の、ちょっとマジック・リアリズムな日常生活」的な作品だろうと考えてしまうのは大間違いに決まっています。
「オーシャンクロニクル」シリーズのように最後には人類が滅亡することが確定されているというようなことは、さすがに無いとは思いますが、どうせ一筋縄ではいかないであろうし、シビアで時に残酷な展開を見せるのだろうなということは察せられるわけですね。

さて、そのような覚悟を事前に完了してから読みだした本作。
序盤は、環境破壊などで生態系が一変してしまった未来の地球で、樹上生活者として何とか生き残っているわずかな人類の、黄昏の中でもたくましく生きる様を描くのかなと思わせる内容でした。
しかしながら、すぐに、何かこれはそういうものとはとは違っているぞと不穏な空気が漂ってくる辺り、まさしく上田早夕里の面目躍如といってもいいかもしれません。

そこから物語がどのように転がっていくのか。
ワクワクしながら読んだのですけれど、そう来たか、と驚かされる展開がどんどんと繰り出されて行き、行きつく暇もないうちに最終ページを迎えることとなりました。
うーむ、これは面白い。

ただし、全体的に物語が急ぎ過ぎなのが気になりました。
もっとゆっくりと語ればいいのにというところまでどんどん流されていくので、読み応えのある作品となり得ていないのは残念なところです。
これは、本当はそれこそ「オーシャンクロニクル」シリーズの『華龍の宮』や『深紅の碑文』くらいのボリュームで、じっくりと描かれた方が、作品としては充実したのではないかなぁ。
文藝春秋にそこまで求めるのは、さすがに酷かもしれませんが。




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2020年 春期アニメ 第1話 雑感 その1

 2020-04-10
前々回と前回は放送が終了した番組の感想を書きましたが、番組改編の時期ですから、当然、新しい番組の放送も始まります。
そこで今回は、今期の新番組についてその第1話を観た時点で書いた簡単な感想を掲載します。
既に第2話が放送されていて、私も視聴済だったりするものもあるのですが、あくまで今回掲載するのは第1話を観た時点で書いた感想であることをご了承ください。

1) かくしごと

もともとは観る予定ではなかったのですが、たまたまTVをぼんやり眺めている時にこの番組の放送枠になったので、そのまま視聴。
いいじゃないですか!
いかにも久米田作品らしいノリはそのままなのに、スタイリッシュでお洒落な感じが出ているのがミスマッチになっていないのが、気に入りました。
この作品で一番驚いたのは、EDが大瀧詠一「君は天然色」だったことです。
主人公の娘である姫の「むしょく」には「いろんなお色、いーっぱいぬれるね!何色にだってぬれるね」というセリフにも関係づけたりしているのかな……いいチョイスだと思います。
話の出だしから、やがて来る別れを予感させる仕込みがされているように感じるのは……久米田康治だからなぁ……本当にやりそうで、それがちょっと怖い。

2) LISTENERS

勢いで押してきた第1話は、ボーイ・ミーツ・ガールなロードムービー作品の始まりとして考えれば、ほぼ理想的と言っていいでしょう。
作中で使われる特殊用語についても、無理なく説明できていましたし。
「交響詩篇エウレカセブン」っぽさが強すぎる気もしないでも無かったですけれど、まぁ、その辺はここからの物語次第というところでもありましょう。
心配なのは、どうやら1クールでの放送を予定しているらしい本作は、どう考えても物語をその長さでおさめられそうに思えないということで、続きは第2シーズンで、となるのならばまだいいのですが、その辺、どうなんでしょうね。
さらに言うならば、例えそれで分割2クール放送になるのだとしても、それでも物語をきちんと描き切れるボリュームには思いにくいところがあります。
本当は4クールくらいかけてじっくり描くべき話なんじゃないのかなぁ。
第1話を観ただけでは判断付きかねるところはあるにせよ。

3) 波よ聞いてくれ

勢いで勝負してきている部分があるといえば、これもそうですね。
札幌を舞台にした深夜ラジオものということのようなのですが、いきなりヒグマを前にする主人公というシチュエーションから始まって、何だこれはと思ったら、なる程、そういうことですか。
怒涛のセリフ量で捲し立ててきた第1話ですが、これ、多分、第2話以降もこんな感じなんだろうなと思わされます。
舞台をどこまで広げるのか、どういう物語展開をさせるのか、なかなか興味が煽られました。
これは、視聴し続けないといけないかな。
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2020年冬期 終了アニメ 雑感 その2

 2020-04-08
3月で放送が終わったTVアニメの、その最終回を視聴しての簡単な感想の第2弾を、今回は更新したいと思います。

1)ランウェイで笑って

正直、あまり期待しないで観始めたんですよ、当初は。
しかしながら、話数を重ねるにつれて物語はどんどん面白くなっていきますし、キャラクターもいいですし、これは予想外のところから当たりなアニメが出てきたな、と嬉しくなってしまいました。
1クールでは物語はまだまだスタート地点というところで、むしろ本番はこれからなのではないかという感じですが、しかし、主人公たちが本格的に自分の夢に向き合って、夢に進むことを決意するまでの物語として考えれば、これはこれでOKです。
これで、原作のどれくらいまで進んだことになるのでしょうか……コミックス、大人買いして読むか、な。

2)理系が恋に落ちたので証明してみた。

こちらは、もともとコミックスを持っていたので、ストーリー自体は元より知っていましたし、そういう点で、新鮮さは特に無かったかもしれません。
しかし、声の演技が付いたということが、思っていた以上に面白さを増していた。
物語のテンポに疑問を感じたことや、アニメ化にあたって構成がいじられた部分に違和感を覚えなかったといえば嘘になりますが、しかし、これはなかなか良いアニメ化だったのではないでしょうか。
少なくとも、この続きが再びシーズン2としてアニメ化されることがあれば、それもまたしっかりと視聴したいなと思うくらいには。

3)虚構推理

想定していた以上に面白かったといえば、この作品もそれに該当します。
キャラクターの勝利、という側面が無いとは言い切れないのかもしれないのですけれども、しかし、それも含めた全てが作品の魅力ですからね。
城平京といえば、アニメ 『絶園のテンペスト』 の原作者というくらいにしか認識していなかったのですが……そういえば、あれも(批判的な意見も世間にはありますけれど)個人的にはかなり好きな作品でした。
今回の 『虚構推理』 も、私の好みにグイグイ来る作品だったので、これはもう、原作小説をまずは買って読んでみなければなりませんよね。
そして、私が気に入ったこのアニメ版は、原作小説とコミカライズ版との魅力をアニメにアレンジして作られているのであろうことを考えれば、原作を読んだその後には、コミック版も購入を検討する必要がありそうです。
財布への負担はありますが、まぁ、この際、それはそれですよね。

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2020年冬期 終了アニメ 雑感

 2020-04-06
番組改編期には、放送が終わった番組の最終回を視聴した感想を書くことにしているのが、このブログにおけるマイルールの1つ。
ですので今回は、先の3月に放送が終わったアニメについて、簡単な感想を書いていきます。

1) ID:INVADED

最近にしては珍しいくらいに物語に難解性があった作品でしたよね。
それが嫌だという人も、もちろんいたのでしょうけれど、娯楽作品であるアニメはもう少し視聴者に対して分かりやすさを重視すべきという主張にはうなづく部分もあるものの、個人的にこういうタイプの作品は好きです。
クセのあるキャラクターデザインも4話くらい観た辺りで慣れてきましたし。
どこかでまた第1話から観直してみたいかな、と思いました。

2)映像研には手を出すな!

良いアニメでした。
この作品について何かを言うのであれば、それは「友達ではなく仲間」ということに尽きるのではないかという気がします(実際のセリフはこれとは異なりますが)。
作中でこれが出てきた時に震えたという人は、私だけではないはず。
湯浅監督の独特なクセも、この作品には実に合っていたと思いますし、登場するキャラクターが、端役まで含めてみんな魅力的で、実に生き生きとしていました。
原作のストックには若干の問題がありますけれど、是非、第2期を作ってほしいと思います。

3)ちはやふる3

続きを作ってほしいといえば、こちらも同様です。
原作を丁寧にアニメ化していること、全てのキャラクターの魅力が爆発していること等、『映像研~』との共通点も多いですよね。
もちろん、高校の部活モノという枠組みは一緒でも、中身は全然異なっているのですけれど。
原作は今おそらく物語の最終局面に入っているので、半年なり1年なりのスパンを開いて第4期2クール、というのは可能な話では無いかと思います。
こちらは、未アニメ化の原作ストックもしっかり溜まっていますし。
なお、もともと制作する予定は一切なかった第3期が、ファンが熱く待望する声を受けて制作されるに至ったという本作の経緯には、これ以外の作品でも同じようなことができないかな、と思わされます。
例えば、『宇宙兄弟』とか。

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「育休刑事」

 2020-04-04
似鳥鶏の『育休刑事』は、そのタイトルの通り、育児休暇中の刑事が遭遇する様々な事件を描くミステリー。
例によって、公式の粗筋を引用してみましょう。

県警本部捜査一課・秋月春風巡査部長。生後三ヶ月になる息子・蓮くんのため、男性刑事としては初の“育休”に挑戦中。それでも事件は待ってくれなくて――。お人よしの刑事と動じない見習いは難事件を解決できるのか!?前代未聞、予測不能の本格ミステリ!


育休中の事件と言われて日常の謎系の作品を想像すると、それは間違い。
本作は、質屋強盗や傷害事件のアリバイ崩し等、刑事モノとしてガチな内容のトラブルに、育休中の乳児連れの刑事が巻き込まれてしまうという流れの物語です。

ちょうど著者に子供ができたことから、その育児あるあるな実体験を盛り込んだ作品というわけですね。
その育休ネタの中には、なる程それは確かに大変だよなぁと思わせられるものもあれば、本人達が大変なのはわかるけれどもそれが周囲へ迷惑をかけることの瑕疵の無いエクスキューズになるとまでは思えないというものもあります。
つまり、似鳥鶏が作中で訴えている不満その他の中には、理解はできるのですけれども納得できないものもある、ということですね。
この辺は、私が育児経験のない(というか、結婚もしていない)独身中年男だから共感できないところなのかもしれませんけど、仮に実体験もあって純客観的にこの作品の育児ネタを判断できるような人がいたとしたら、そういう人がそのような点をどう捉えるのかというのは、一度聞いてみたいなぁと興味を覚えます。

なお、本作には全部で3つのエピソードが収録されているのですが、最後の1本で扱われる事件はかなりハードなものであり、それをこの作品で取り扱うことにはちょっと違和感が無くもありませんでした。
こういうのは、「戦力外捜査官」シリーズでやってもいいのでは?
新刊が出る予定があるのかないのかも分かりませんし、巻末の作品リストでは5冊目の『破壊者の翼 戦力外調査官5』が何故か記載されていないという扱いを受けてるシリーズではありますが……。



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「PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR」

 2020-04-03
新型コロナウイルスを巡る状況が皆さんご存じの通りなので、映画館まで観に行くかどうか、悩みに悩んでいたのですが……
結局、Amazon Prime で視聴をすることにしました。
何の話かというと、1回1時間、全8話で放送されたTVシリーズの続きを描いた映画、『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』のことです。

正直、TVが終わった時点では、残されている物語のボリュームを考えれば、さすがに映画1本でビフロストを巡る今回の物語を終わらせるのは無理だろうと思っていました。
つまり、こういう流れになるのではないかと想像していたのです。
① とりあえず劇場版を1つ制作して、ここまで描かれたストーリーにひとまずの区切りを付けることをする。
② それから、未完となってしまう、その続きとなる全体的な決着については、改めて 『PSYCHO-PASS サイコパス 4』 として、新たなるTVシリーズでやる。

しかし、実際の作品がどうだったのかというと、これが少し意外だったことに、ビフロストを巡る物語それ自体は、今回でしっかりと幕が引かれていました。

最近の劇場版としては長い上映時間、2時間超というのは、TV放映時のフォーマットで言えばちょうど3話に相当するくらいですよね。
実際、配信でも3つに分割して行われていますし。
ということは、もともとの構成としては、1話あたりCM等込みで1時間の枠で全11話、30分モノだと全22話というものになっていたと考えられます。
それはしっくりときて、大いにありそうなことに思えますよね。
当初から最後は劇場版で、という流れだったのか、それとも放送スケジュールの都合で構成通りにTVで放送できそうもないから劇場版で完結という形にしたのか、それは分かりませんけど、ともあれ、『PSYCHO-PASS サイコパス 3』 の物語は、これで一応の完結を見たことになりました。

過去作からの引き続き登場組も、今回のシーズン3から新たに登場したメンバーも、それぞれに見せ場があって、いい映画(私は配信で観ていますけれど)でした。
物語の密度がとんでもなく濃かったので、正直、2時間程度というよりも、3時間か4時間くらいの作品を観た気分です。
……ということは、これを劇場で鑑賞していたならば、コストパフォーマンスがとんでもなく高い映画だと言うことができるのかも。
と、まぁ、それは冗談ですけれども、実際、いい作品だったと思います。

ところで、ビフロストに係わる物語は一応の終結となったものの、残された謎、今回の劇場版でも語られなかったモノが結構あるのですけれど、この続き、TVシリーズでやってくれますよね?
『PSYCHO-PASS サイコパス 4』 の発表、待っています。


公式サイトは こちら から

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日本橋箱崎町 ビンチェ

 2020-04-01
新型コロナウイルス問題で気が滅入るような日々が続いています。
町には桜が咲いていますが、春だからといって、浮きたつようなこともほぼ無い毎日ですよね。

不要不急の外出は避けるということもあって、ちょっと洒落た外食というようなイベントは、少なくともまだもうしばらくは自粛した方がいいとお考えの人も多いでしょう。
何よりも大事なのは安全と健康なわけですから、それは正しい判断だと私も思います。
それを踏まえたうえで、けれども、今回のこれがひと段落ついて落ち着いたならば、こういう店でまた食事をしたいということで、以前に行った箱崎の「ビンチェ」の料理を撮影した画像を何枚か、以下に貼ってみます。

つまりは、この前に書いたハイアット・リージェンシーのアフタヌーンティーの話と、動機は似たようなものです。
飯テロだと言われてしまうかもしれませんね。

かなり美味しいイタリアンだったと記憶していますし、いい店なのですけれど、ほぼ間違いなく、コロナ問題で経営が厳しくなってもいるでしょう。
ですから、こうしてこのブログで書くことで、ここを読んだ人に、騒動が収束したら行ってみようかなと思ってもらえればいい、それで、多少なりと応援になれればいいなと、そんなことを考えたのです。

お店のサイトは、こちらです。
付近に用もないのに気軽に行くような場所ではないかもしれません。
が、味は、保証できます。
私の保証がどれくらいの裏付けになるかは、別問題ですけど……






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