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「親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰。」

 2019-11-30
名は体を表すというか、タイトルそのままの内容である、野村美月の『親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰。』を今更ながらに読了。
このような作品タイトルの付け方は一概に悪いわけではありませんが、さすがにこれは何の捻りも無さ過ぎて、読まずしてどんな話か分かってしまうのではないでしょうか。
何事も限度とか節度というようなものはあるだろうと、そんな風に感じていましたし、中身におおよそ見当がつけられることから、2014年11月の発売から今まで5年、購入すらしていなかった作品です。

ですが、先日、出先で、その時に持ち歩いていた読みかけの本を最後まで読み切って、さて次に読む本が無いけれども、今日はこの後に夜の予定があってそこまでまだ2時間以上空いているな、という時に、ふと入った本屋で本書を見かけたので、このタイミングでこれが目に入ったのも何かの縁だからと購入。
そのまま、最初から最後まで一気読みをすることとなりました。
時間つぶしと言ってしまっては少々申し訳かもしれないのですが、つまり、そのくらいの期待、目的で手に取ったわけですね。

で、これはベタ甘な方の野村美月だろうなと思って読んだら、実際その通りだった物語は、さすがに展開的にちょっとご都合主義過ぎはしないかというのが気になりました。
とはいえ、でも、まぁ、漱石の「こころ」みたいなことになっても仕方が無いので、これはこれで妥当な結末かな、というところ。

この「ご都合主義さ」加減の主因は、おそらく、科学部に所属する某女子生徒の存在にあると思います。
唐突に登場する完全なる第三者キャラなのに、ちょっと意味が無いくらいにキャラが立っていて、かつ、あまりに便利に活躍し過ぎです。
仮に、この物語が例えば全2~3巻くらいのシリーズになっていて、序盤からちょこちょこと主人公達との絡みが描かれていれば、このようには感じなかったのでしょうが、全250ページ余りの単巻作品に出てくるとしては、さすがに不自然。

あるいは野村美月の元々の構想では、この物語はそれくらいのボリュームをもって描かれる予定だったのかもしれませんけれど……。
しかし、それならそれで、1冊で完結させるということが確定した時点で、ここは思い切った変更を加えても良かったのではないでしょうか。
例えば、ベタですが、ヒロインの友人に変える、とか。



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最終回

 2019-11-28

昨日発売の 『週刊少年サンデー』 で、荒川弘のマンガ、「銀の匙 Silver Spoon」が最終回を迎えました。
物語が最終盤に差し掛かりながら、家族のご病気もあって2014年から不定期連載となっていた作品が、5年の時を経て無事に完結したことを、何をおいても、まずはお祝いしたいと思います。
ラストがどのようになったのかというようなことは、サンデーか、もしくは今後発売されるはずのコミックスで確認していただきたいのですが、「銀の匙」らしい終わり方で、面白く読ませてもらったなぁという感じです。

こうなると、次なる新作はどのようなものになるのか、に興味が出てきますが……
家の事情は変わりませんし、「アルスラーン戦記」の連載もありますから、当面は新作開始ということにはならないでしょう。
個人的には、「アルスラーン」の方を中断してでも、オリジナルな新作を描いてほしいところですけれど、そこはオトナの事情とか、色々とあるんだろうなというんは想像に難くありません。

ゆっくり腰を据えて、待たせていただこうと思います。



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BIG BAND!!

 2019-11-25
私にとっても毎年の恒例イベントになっているイベント。
それが、アマチュアビッグバンドであるスイング・ジョーカ-ズの中延ボナペティでのライブです。

何故アマチュアバンドのライブに行っているのかということを疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
実は、(以前にも書いたように)私の大学時代の友人が、このバンドに参加しているのです。
そんな縁から、今年も聴かせてもらったライブ。
今回のステージはアンコールも入れて全17曲、19時から15分程度の途中休憩をはさんで約3時間という、なかなかの長丁場のものでした。

セットリストには私でも知っているような有名曲があれば、今回が初めてだというような曲もあります。
ジャズのCDも何枚か持っていますし、ジャズを題材にしたマンガや小説を読んだりもしていますが、ただでさえそれ以外のCDで部屋が埋もれそうなのに、さらにコレクションが膨大になっていく姿しか思い浮かばないジャズについては、意識して手を出さずにいます。
なので、そんなに知識も無いんですよね、仕方がないことですけれど。
それでも、ビッグバンドの作り出すサウンドは心身に響いてきて、曲を知っているとか知らないとかは関係なく、もの凄く楽しい時間を過ごせました。
総じてライブを聴いて言うことができるのは、ビッグバンドジャズは耳に心地よいということ、ですね。
これは毎年感じていることなのですけれども、今年も改めてそれを実感したという次第。

こうなると自分自身も参加したくなってくるのが人情というものではあるのですけれども……
いかんせん、楽器の練習をしている時間は、今の私には無いのでそれは難しいです。
悔しいし、残念でなりませんけど、仕事、趣味、その他諸々のプライオリティーを考えていくと、やむを得ないかな、と。



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「ひぐらしふる 有馬千夏の不可思議なある夏の日」

 2019-11-23
これまでに読んできた作品がどれも面白いので、これは過去の作品も色々と読まねばならないかなぁと思っている作家の1人である彩坂美月.。
その彩坂美月の、『ひぐらしふる 有馬千夏の不可思議なある夏の日』を読了。

今度はどんな物語で楽しませてくれるかとワクワクが止められないと同時に、2009年のデビュー作に続いて書かれた第2作品ということで、まだまだ技術的には未熟なところもあるのかなと思いつつ読みだしました。
公式の粗筋は、こんな感じです。

公衆の面前で突如として姿を消した親子連れ。山のてっぺんでUFOに連れ去られた幼馴染。実家に帰省した有馬千夏の身の回りで起こった不可思議な事件は、はたして怪現象なのか、故意の犯罪なのか。そして、彼女の前にたびたび現れる“自分そっくりの幻”の正体とは。予測不能、二重三重のどんでん返しが待ち受ける、ひと夏の青春ミステリー。


形式としては連作短編の日常の謎系ミステリーということになるでしょうか。

さて、そんな『ひぐらしふる~』。
ネットで他人の感想を見てみた感じだと、ミステリーとしての本作の評価は綺麗に2つに分かれているのかぁというように感じられました。
それはつまり、いいミステリーを読んだ、という人と、ミステリーとしては仕掛けその他がちょっとアレなのではないか、という人がいるということです。

前にも書きましたが、私はいわゆる「ミステリー脳」は持っていないので、こういう作品を読んだ時に「トリックがどうだ」とか「動機がどうだ」というような意識はほぼ無いのですが……
そこに拘りのある人にすれば、なる程、確かに本作はちょっと温いと受け止められるかもしれません。

しかし、これをミステリーではなく一種の青春小説的なものと考えるのであれば、本作は結構面白い作品だといえるのではないでしょうか。
わりと簡単に展開が読めるようなところも無いわけではありませんが、それが面白さを損なっているということもありません。
むしろ彩坂作品に対して私が求めているのは、この青春路線的なものなので、なかなか満足させてくれる1冊だったと言っていいでしょう。



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「鯛めし」を食べました

 2019-11-20
愛媛県の郷土料理の1つである鯛めし。
先日、学校の友人たちと会うことになり、その鯛めしが名物となっている店で飲み会ということになりました。
下の画像は、コースの締めで提供された鯛めしの、炊きこむ前に、こういうものですよと店員が店に来てくれた時のもの。
こうやって鯛1尾を丸々土鍋で炊きこむ料理というのは、やはり絵面的にインパクトが非常に大きいですね。

もちろん、味もおいしかったです。



さて、愛媛県の鯛めしといえば、今回のように丸ごとの鯛を炊きこむものの他にもう1つあります。
それが3枚におろした鯛をタレにからめたものを白米にかけて食べる宇和島の鯛めし。
これは、見た目からして全然違うのですが……

以前松山に行った時に食べたことがあるので、その写真も比較用に貼り付けてみましょう。



全くの別物ですよね。

なお、「松山」「鯛」「料理」ということであれば、もう1つ、鯛そうめん という料理もあります。
下の写真が、これも松山に旅行した際に、かなり有名だという店で食べたものであり、お祝い事等の時の料理なのだそうです。
この3つはどれも非常においしい料理ですから、もし愛媛県、松山や宇和島に行くことがあったら、是非一度、どこかで食してみることをお勧めします。

鯛1尾を使う料理なので、さすがに値段はそこそこするのですけれども、その出費に見合うだけのものであることは、間違いありません。



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「スガリさんの感想文はいつだって斜め上」 第2巻

 2019-11-16
続編が出るか出ないか、どうなるかなと思っていた作品の2冊目が発売されたのが、平田駒の『スガリさんの感想文はいつだって斜め上』第2巻。

謎の女子高生スガリさんと、気弱な家庭科教諭の直山先生が、読書感想部を立ち上げた。今回とりあげたのは『変身』と『ハックルベリー・フィンの冒険』。部の大型新人とライバル図書館司書も加わって、切れ味鋭いスガリさんの感想文をヒントに巻き起こる事件を解決する。学園に渦巻くイジメと、バイト先で発生した失踪事件の真相、そして徐々に判明するスガリさんの過去とは!?これは、読書感想文復活をかけた戦いです!


というのが、今回の粗筋。
前回同様、2つのエピソードでそれぞれ別の作品をネタにして、日常の謎系を解決していくというライトミステリーとなっています。

前巻の感想では、粗筋に書かれている「スガリさんの闇」に関する記述が一切無いということを指摘しました。
第2巻において、ようやくその欠片が顔をのぞかせたかな、という感じです。
といっても、あくまで今回はその触りだけが提示されただけであって、その具体的な内容や、どの程度の闇なのかということはまだ不明なまま。
同様に前巻で存在が示唆されていた杏介(直山先生)の彼女については、名前と、その性格の一端が明らかになったものの、こちらも分かったことはそれだけで作中には未登場。
もったいぶっているとも言えますが、シリーズをこの先も続けようという色気の現れということでしょう。

そういったアレコレをとりあえず横に置いて、単純に本作の内容だけで考えてみると……とりあえず、面白いか面白くないかで言えば、前者に属する作品だったと思います。
なお、謎解き要素は、まぁ、こんなものかなというところで、可もなく不可もなく。
むしろ、ミステリー好きからすると、不満が残るというレベルかも。
では、いっそのことその部分はオマケみたいなものだと割り切って、本作をキャラクター小説だと捉えたならば、どうなるか。
ただ、その方向で判断するとしても、それはそれで少し弱いところがあるんですよね、現状だと。
新たな部員の登場、新キャラの投入という路線は、キャラクター小説、ラノベでは定番ですけれども、本作においてそれが上手くいっているかというと、そこはやや微妙。
要素を生かし切れていない、と言い換えてもいいでしょうか。

それでも、第1巻で私がこれを読んでみようかなと思った、その興味を損なうほどのマイナスではなかったですし、「スガリさんの闇」他の開示されていない要素への興味が無いわけではないので、第3巻が出たら、それも読もうかなと思うくらいには面白かったです。



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6人のメゾソプラノ 大メゾソプラノ時代

 2019-11-14
11月12日に、三鷹駅から歩いて15分くらいのところにある、三鷹市芸術文化センター星のホールで、以前に新百合ヶ丘に「蝶々夫人」を観に行った、オペラ歌手但馬由香さんの出演する「6人のメゾソプラノたち」を拝見してきました。

これは公演名の通り、ソプラノやテナーに比べ脚光を浴びることの少ないメゾソプラノの認知度を高めようという趣旨で、メゾソプラノ歌手が、但馬さんを始めとして6人集まって、様々に趣向を凝らして歌を歌うというコンサートです。
ステージは全2部構成。
第1部はメンバーがそれぞれ選んだアリアをピアノ伴奏で歌い、第2部はピアノ伴奏という点は変わらないのですが、プッチーニのオペラ「蝶々夫人」抜粋を6人のスズキ視点で再構成して展開するという作品でした。
正統派の「蝶々夫人」を観た記憶も新しいですが、今回は、それをお笑い方向に崩しまくった内容。
とはいえ、やはり最後は蝶々夫人が死を選んで終わるということに変わりはないのですが。

会場はかなり小さいホールなのですけれども、満席になっているお客さんを最大限度に楽しませようと一生懸命なのが伝わってきて、非常に楽しいステージになっていました。
実際、エンターテインメントとして優れていたと思います。
こういう舞台も、面白くていいですね。
普段クラシックやオペラにそんなに馴染みが無い人にも、特に第2部は取っつきやすい内容で、入門編というか、こちらの世界への勧誘、広報として大いに有効なのではないかと感じました。



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「蒼穹のファフナー THE BEYOND」 第4話~6話 先行上映

 2019-11-12
5月の第1話~3話先行上映から半年。
『蒼穹のファフナー THE BEYOND』 第4話~6話の先行上映を観てきました。
正直、半年も待たされたのは想定外というか、ずいぶん時間がかかったなぁと思わないでもないのですが、その分だけ、丁寧に、きっちりと作品を作ってくれているのであれば、文句を言うような筋合いではないとも言えるでしょう。

ファフナーはいつもそうだというところはありますが、今回も、展開がエゲツないというか、シビアかつスリリング。
これで、話は最終的にどういうところに転がっていくのでしょう。
最後はきちんとまとめてくれると思いたいところなのですが、「EXODUS」のラストがちょっと投げっぱなし気味で微妙だったことを考えると、そうそう安心もしていられないのかなとも思います。
まぁ、そこは、冲方丁の力を信じるしか無い、か。

例によって、現段階で物語はまだまだこれからというところですし、いずれ地上波デジタルで放送される(放送される、んですよね?)作品について、ここで中身に触れるネタバレをすることは避けておきます。
とはいえ、1つだけ。
「ファフナー」は、やっぱり「ファフナー」でした。
今回は怒涛の第1話~3話に比べると、少しばかり物語が落ち着くようなところもあるのですが、「ファフナー」がそれをそのままにしておくわけが、無いんですよね。
分かる人は、これだけで分かってくれることと思います。

この続き、凄く気になって、それそ来週にでも観たくてたまらないくらいなのですが、まさか、第7話~9話は、また半年後だったりしませんよね……?


公式サイトは こちら から

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「黄泉がえり again」

 2019-11-09
梶尾真治の『黄泉がえり again』を読むつもりは、当初はありませんでした。
というのも、前作である『黄泉がえり』が傑作であることは同意するものの、最近の梶尾真治は(それが読者や編集者から求められるからというのもあるかもしれませんが)同じようなメロウな作品を多く書いているような気がしていていたからです。
それも確かに彼の持ち味だから良いといえば良いのですけれども、しかしさすがにやや食傷気味でした。
さらに、『黄泉がえり』が良い作品であり、かつ単体で成立していて綺麗に締めくくられているだけに、変な続編を出されても読みたくは無いなぁという意識が強く出ていたというのもあります。
そんなわけで、2月末の発売自体は認識していながらも、すぐには買わずに、本作の事はそのままスルーしていたのです。

それが何だってこのタイミングで紹介することになったのかといえば、それは、本作が執筆されることになった背景に2016年4月に発生した熊本地震があるということを知ったから。
それってどういうことだろう、どんな風に物語やテーマに関係づけられていっているのだろう、そんなことに今更ながら興味を抱いたのです。

ここで、ちょっと裏表紙にある公式の粗筋を引用してみましょう。

あの大地震から二年。熊本で、死者が次々生き返る“黄泉がえり”現象が再び発生した。亡くなった家族や恋人が帰還し、驚きつつ歓迎する人々。だが、彼らは何のために戻ってきたのだろう。元・記者の川田平太は、前回黄泉がえった男とその妻の間に生まれた、女子高生のいずみがその鍵を握ると知るのだが。大切な人を想う気持ちが起こした奇跡は、予想を遥かに超えたクライマックスへ――。


この手の粗筋は必要以上に煽ることも多いものなので、本作の最終展開が「奇跡」なのかとか、「予想をはるかに超えたクライマックス」になっているかということについては、個人的には異論・疑問を感じないでもないのですが、まぁ、それはそれ。
ここでのポイントは、本作が大地震後の熊本を舞台にして、熊本の再生にエールを送ろうというような意図で書かれているというところにあります。
だからこそ、今回黄泉がえる人々の中には、「あの人」が含まれているわけですね。

黄泉がえり減少のネタが割れている分、前作のような緊張感が少し欠けているようなところもありましたが、全体的には人情味・人間味のある良い話になっていたと思います。
行為の深刻さに比べて扱いが雑で背後関係の描写等が足りず、その後どうなっているのかのフォローも無いのが気になる新興宗教団体の問題。
ラストにおける黄泉がえり減少の取扱い等々。
「それってどうなんだ?」と疑問を感じずにおれなかったこと等があるので、素直に称賛したり人にお薦めしたりはちょっとできないかなとも思ったりするのですが……。



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「冴えない彼女の育てかた Fine」

 2019-11-06
2回のTVシリーズを経て、いよいよの完結編である映画 『冴えない彼女の育てかた Fine』 を観てきました。

未アニメ化で残されている原作のボリュームを考えると、劇場版1本でちゃんと終わらせられるのか、1クールを使って描かなければ中途半端な物語になってしまうのではないか、と不安もあったのですが……。
いやぁ、これは奇麗にまとめてきましたね。
もちろん、劇場サイズにする為に、原作から削られた部分というのはあるのですけれども、それが物語の焦点を主人公である倫也とメインヒロインの恵に集中させることに繋がっていて、結果的に、1本の映画としての完成度は上がったのではないでしょうか。
サブヒロインについても、英梨々1人にウェイトを大きく振っていることで、構造はシンプルになっていますし。
全体を根本的に再構成している結果、詰め込み過ぎたとも、端折り過ぎたとも感じさせない、なかなかい絶妙な脚本だったと思います。
これは、かなり苦労したんだろうなぁ……
原作13巻の冒頭部分は個人的に好きなシーンだったので、それが無いのは少し残念ですが、その代わりに挿入されたシーンも良かったので、今回の脚本について私は文句は1つもありません。

さて、『冴えない彼女の育てかた』 の魅力といえば、やはり何といってもヒロイン達の可愛さですよね。
その点も、本作はバッチリ。
随所にあるギャグもしっかりと笑えましたし、押さえるべきツボはしっかりと押さえてきていたという印象です。
アニメファン、作品のファンのことしか見ていないような作り方の映画ではありましたが、もともとそれ以外の人が見に来るタイプの作品ではないですから、ここは問題なし。
エンドロール後のエピローグもバッチリでしたし、これは、いい劇場版、いい最終回でした。
Blu-ray BOX を買おうかどうか迷うくらいです。


公式サイトは こちら から

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ピカソナイト2019 ~秋の陣

 2019-11-04
代官山のライブハウス「晴れたら空に豆まいて」で、今年になって2回目となる PICASO のライブを、前回と違い、今回は1人で聴いてきました。

会場も、サポートメンバーの編成も(基本的には)前回と変わらず。
更に言ってしまえば演奏された曲目についても、ここのところ行っている彼らのライブにおいては、ほとんど同じ(今回は1曲新曲がありました)です。
これは、現在の PICASSO が定期的にニューアルバムを出すような活動を行っているわけではなく、こうして時々ライブを行っているという状態になっていることから、発生する問題であると言えるかもしれません。
つまり、たまのライブにやってくるファンに対し、その人達が聴きたいと思っているであろう定番曲を演奏することに需要があることと、個々の仕事があって忙しいメンバーが今までやっていないような曲を練習する為に集まる時間はそうそう確保できないだろう
ということの2点が主たる理由となって、レパートリーが増えないとも言えるのではないでしょうか。

PICASSO の持ち歌自体は、デビューからリリースしてるアルバムの数を考えるまでもなく多く、個人的にはアレも聴きたいなぁという曲も複数挙げられるのですけれど……。
これは、やむを得ない部分も大きいかな。
とはいえ、ライブで演奏された曲は実際、私自身も好きな名曲ばかりなのですし、ライブそのものは非常に楽しめたので、「それはそれ」とも言えると思います。
完璧なんてものは世の中にありませんし。

来年は6~8月くらいに次ぎのライブをと考えているそうなので、その時にはまた新しいレパートリーが増えていると嬉しいなと思いつつ、その時にはまた高校時代の友人でお誘ってみようかなと、そんなことを考えた夜となりました。

ピカソナイト2019~秋の陣
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「最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常」

 2019-11-02
単行本版が話題になっていた頃に、一度読んでみようかなと思っていた本。
それが文庫化されていることに遅まきながら気が付いて購入したのが、二宮敦人の『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』です。

本作については、わざわざ説明しなくともご存知の方も多いでしょう。
とはいえ、一応ご説明しておくと、これは著者の奥様が東京芸術大学の彫刻科に在学していた(当時)ことをきっかけに書かれたノンフィクション作品です。
どうやら、日常生活の中で触れる奥様自身の言動、そして奥様から聞かされる友人・知人のエピソードを飲みの席で編集者に話したら、これは面白いということで1冊の本にまとめることとなったよう。
なる程、これは確かになかなか面白い読み物であり、話題になったのも納得できる内容です。

藝大に限らず、東大でも京大でもあるいは他の大学でも、才能のある学生はみなどこかしら強烈な個性を持っていると思います。
それが分かりやすく表に出ているものであるのか、あるいは内面に隠れているものであるのか、それは人によって違うでしょうし、その個性が持つ一般人とのズレ的なものが、どれくらい目立つものなのかもマチマチでしょう。
例えば法学部とか医学部等と比べると、音楽学部にしろ美術学部にしろ、いわゆるアーティストの世界を目指すような人(必ずしも学生の全てがそういう人ばかりというわけでも無いでしょうが)が通う藝大の方が、そうではない私達にしてみれば新鮮で、今まで自分が知らなかった世界の事を覗き見れる気分になるから、読んでいて面白くなるということは、あるのでしょうね。

物珍しい職業を題材にした「お仕事小説」が、それだけでちょっとしたアドバンテージを手にすることができるようなものです。
文庫になって手軽に読めるようになりましたし、藝大にちょっとでも興味がある人にはお勧めの本です。



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