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bôa 「Duvet」 他

 2020-06-03
以前のエントリーで、アニメ関係でOPやED、挿入曲として使われていたことから存在を知って、そのままお気に入りになってアルバムを全部そろえたミュージシャンとして、the delgados を紹介しました。
今回採り上げた bôa も、それと同様に、アニメのOPになっていたことから、当初はシングルを購入し、やがてアルバムもそろえたバンドです。
ちなみに、そのアニメというのは、1998年に放送された『serial experiments lain』。
海外も含め、熱心なファンも未だに多い作品ですからご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的に、かなりマイナーで一般受けはしない作品でした。
しかし、上記のように根強いファンがいることからも分かるように、作品としての完成度、面白さはなかなかのもので、(それが裏付けとして有効なものかどうかはさておいて)第2回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で優秀賞を獲得してもいます。

というわけで、前置きはさておいて、まずはその、OPになっていた楽曲、「Duvet」の動画を貼ります。



私がこの曲をどれくらい好きかというと、今でもスマホの着信音としてこれを使っていると書けば、多少は納得してもらえるでしょうか。
bôa はイギリスのバンドで、しかしデビューアルバム『Race of a Thousand Camels』は日本のポリスターとの契約で日本でのみ発売されたという、ちょっと特殊な経歴を持っています。
そのデビューアルバムに収録されていたのが、『serial experiments lain』とのタイアップを勝ち取った「Duvet」。
この曲がOPに採用されるに至った経緯というのは、私はよく知らないのですけれども、しかし、作品世界に実にマッチしている名曲で、この曲が流れだすだけで視聴者はすぐに『serial experiments lain』の世界に半強制的に入り込んでしまうという、それだけの力を持っていたので、アニメと楽曲の、最高に幸せな組み合わせになっていたと思います。
無名のバンド、それもイギリスのバンドの、世界デビュー曲といってもいいような曲をいきなりアニメの(それもかなり大々的にメディアミックス戦略を仕掛けてきていた作品の)OPに抜擢した判断は、実に素晴らしい。

なお、この1stアルバムはその後タイトルと曲順などを変えてアメリカで発売。
そのタイトルトラックである、「Twilight」を次に貼ります。





ここから順調な活動が始まるのか、と思いきや、メンバーの脱退だったりなんだったりと、どうやらバンドには色々とあったようです。
結局、次の2曲が収録されている3枚目のアルバム『Get There』を2005年に発表した翌年、彼らは解散しています。






音楽的には、いかにもイギリスのバンドらしい陰の感じられるアコースティックさのあるサウンドで、正直、派手なところはありません。
ポップさもかなり薄いですから、「なんか暗いから好きじゃない」という人もいるかもしれません。
が、個人的には、そこがいい。

なお、一応彼らは3枚のアルバムを残して解散したということになっています。
とはいえ、実質的には、1枚目の『Race of a Thousand Camels』と2枚目の『Twilight』は同一のアルバムと言ってしまってもいいくらいかもしれません(どちらか1枚を買うのであれば、収録曲が多くて「Duvet」のアコースティックバージョン等も聴ける『Twilight』の方をお勧めします)。
ですので、2枚のアルバムのみが、残された bôa の作品であると言ってしまってもいいと私は思っています。
問題は、こうして紹介もしますし、楽曲も素晴らしいですし、個人的にかなりお気に入りのバンドなのですけれど、今からアルバムを入手しようとすると、かなり苦労することになるということでしょうか。
ストリーミングのMP3音源で良ければ、楽に手に入るでしょうけれど……。

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Hubert Kah 「Angel 07」 他

 2020-05-13
この別館では 「melomania」 というカテゴリーで、私がCDを所有しているミュージシャンを取り上げているのですが、先週は 「Rock Me Amadeus」 のヒットで知られる FALCO を紹介しました。

ちなみに私の中で、何故か FALCO とセットで認識されているミュージシャンとして、Hubert Kah がいます。
とはいえ、両者をセットにする明確な根拠は、ありません。
強いて言えば、FALCO はオーストリアのミュージシャン、Hubert Kah はドイツのバンドなので、ドイツ語圏の隣国であることくらいでしょうか。
あと、私がそれぞれの存在を認識した大ヒット曲、FALCO の「Rock Me Amadeus」 も Hubert Kah の 「Angel 07」 も、どちらも1985年のリリースだから、そこも一緒ですね。
つまり、私がMTV等の番組で初めてそれぞれの曲を聴いた時期がおそらくほぼ同じで、それは故にイメージが重なる部分があるのだと思われます。
楽曲のスタイルその他は、結構違っているのですけれど……

ともあれ、そんな2組ですから、FALCO を紹介した以上は、Hubert Kah も紹介しないわけにはいきません。
まずは、上記の 「Angel 07」 から、Youtube を貼りましょう。
ただし、通常のバージョンではなく、ここでは エクステンデットバージョン の方を掲載いたします。
これは、個人的にこちらの方が好きだからという理由からなのですが、とはいえ、コンパクトにまとまっている通常バージョンの方がいいと思うという意見の方を否定する気持ちは全くありません。
単に、私が好きだというだけです(なお、今回のエントリーの最後に Amazonへのリンクを掲載したベスト盤には、彼等の母国語であるドイツ語バージョンの「Engel 07」が収録されています)。



いかがでしょうか。
今から35年前の曲ですが、2020年の耳で聞いても格好いいと感じられるのではないかと思うのですが。
なおこの曲は1985年12月から1986年4月まで放送されたTVドラマ 「ヤヌスの鏡」 の挿入歌として 「CHANGE ME」 のタイトルで椎名恵さんがカバーされたらしいのですけれども、ドラマは未視聴で楽曲も聴いたことが無いので、どんな感じのカバーになっていたのかは、分かりません。
「CHANGE ME」 というタイトルからは、原曲とは全く違う歌詞になっていそうな予感がしますけれど……

Hubert Kah が 「Angel 07」 の他にそのような曲があるのかも、紹介していきます。
まずは(こちらも エクステンデットバージョン ですが)ちょっとお洒落な雰囲気のダンスナンバー 「Limousine」、そしてバラードの 「Midnight Sun」 です。
それぞれ、Hubert Kah の異なった魅力が出ているのではないでしょうか。




なお、Hubert Kah はこれ等の楽曲を発表した時期は3人組のバンドでしたが、今はフロントマンの Hubert Kemmler のソロとなっています。
最近のアルバムでは、この頃とはかなり異なるテイストの音楽をやっており、それはそれで嫌いではないのですが、やはり私が一番好きな Hubert Kah は、上で紹介した3曲のような、1980年代後半の楽曲なので、今回はそれ等の紹介はしないことにしておきます。
Youtube に上がっているものも複数ありますので、興味がある方はそちらをご覧ください。



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FALCO 「ROCK ME AMADEUS」 他

 2020-04-22
私はいわゆる MTV世代と言われる年齢層とは微妙にずれていますが、それでも姉がそこに直撃だった影響などもあって、当時の洋楽シーンの PV、MV の有名どころは、オンタイムでほとんど観ています。
それ等を流す洋楽専門番組があったということも、大きいでしょう。

さて、そうして学生時代に観ていた MV の中には、当時の私の脳に鮮烈な記憶を刻み込んだものも多々あります。
それがいつまでたっても薄れないことから、就職してある程度の資金ができた時に、あれをもう一度ちゃんと聴きたいからということで、ベスト盤などのCDを購入したミュージシャンの数は、両手では足りません。
その中には、目的だった曲以外にも望外に良い曲が多かったことから、そのままオリジナルアルバムを揃え始めるに至ったミュージシャンも、かなりいます。
今回紹介するのは、そんなミュージシャンの1人、FALCO です。

オーストリア生まれのミュージシャンで、ラップが一般的では無かった頃にラップテイストの曲を発表して、1985年には自信最大のヒット曲である 「ROCK ME AMADEUS」 をリリースしています(3rdアルバム収録)。
私が彼を知ったのも、同曲でした。
しかしその後は、大きなヒットには恵まれず、1998年には移住先のドミニカ共和国で交通事故により亡くなってしまっています。
正直、私もベスト盤を買ってみるまでは 「ROCK ME AMADEUS」 以外の彼の曲は知りませんでした。
しかし、FALCOは実は結構よい曲をいっぱい出していたのです。
ひとまず、「ROCK ME AMADEUS」 と、同じく 3rd アルバム 『FALCO 3』 に収録されている楽曲 「JEANNY」 と 「NOTHING SWEETER THAN ARABIA」 の動画を貼ります。







歌詞はドイツ語メインなので何を歌っているのかよく分からないかもしれません。
とはいえ、正直、私も分かっていないので、そこは大丈夫(?)です。
音楽を歌詞で楽しむ人にとっては問題大有りでしょうけれど、ヴォーカルも楽器の1つとして聴いているような人であれば、歌詞が分からないことは致命的なマイナス要素にはならないでしょう。
音楽には人それぞれの好みがあるので何とも言えないところもありますけれど、どうでしょうか、ちょっと良いな、と思っていただけたでしょうか。

続いて、3rdアルバムに続いて私が好きな 7thアルバム 『Nachtflug』 からも、3曲を紹介します。







他にもいい曲はいっぱいあるので、気になった方は、是非、聴いてみてください。
なお、今回のエントリを書く為にネットで軽く彼の経歴などを調べていたら、2009年に、死後に発表された未発表教の音源を中心にしたアルバムがリリースされていたことに気が付きました。
しまった、買い忘れていたな……
これは、今すぐに入手しなければ。


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the delgados 「THE LIGHT BEFORE WE LAND」 他

 2020-03-09
お気に入りになるミュージシャンと、どこでどういうきっかけで出会うかというのは色々なパターンがあります。
例えばTVの音楽番組だったり、街中だったりお客様のところだったりで流れているラジオだったり、ふと空いてしまった時間を潰す為にふらりと寄ったCDショップでの視聴盤だったり。
中には、アニメの主題歌や挿入歌から知ったミュージシャン・グループというのもあります。

今回紹介する the delgados は、そのパターンで存在を知って、オリジナルアルバム全てを揃えるに至ったバンド。
もともと私にとって1曲気に入ったものがあった時にオリジナルアルバムを買ってみるというのは特に珍しくもない普通のことなので、その点ではハードルは特に高くなかったのですが、解散までに発表したアルバムが5枚と少なめだったとはいえ、一気に5枚全てを大人買いするというのは、私にとっても、そんなにあることではありません。
つまり、それくらい気に入ったということです。

その、アニメに使われた曲というのが、「THE LIGHT BEFORE WE LAND」。
『GUNSLINGER GIRL』第1期のOPですね。





実は『GUNSLINGER GIRL』のアニメ自体は、事前に原作漫画に関する情報で知っていた話のアウトラインが好きではないが故に全く視聴していないのですけれども、何かのきっかけで、OPが凄く良いと聞いて、それで試しに、ちょっと観てみたのです。
そんな流れで初めて聴いた「THE LIGHT BEFORE WE LAND」。
上の動画を聴いていただけばお分かりいただけるかと思うのですけれども、これ、実に素晴らしい楽曲ですよね。

the delgados はスコットランドの4人組バンドで、活動をしていたのは1994年から2005年まで。
ジャンルだのなんだのと細かいことは言いますまい。
ちょっとアコースティックな香りも残しつつ、シンフォニックなところもあり、イギリスらしい翳りも感じられる、良質のポップ・ロックだと思います。
「THE LIGHT BEFORE WE LAND」以外の曲も、いくつか貼ってみましょう。
どれも、いい曲ばかりです。
パッと聴いた時の派手さはないですが、じわじわと心に染みてくる魅力がありますよね。
サイケなロック、派手なロック、マニアックで変態チックなアレンジのロックも好きですが、こういうのも、実は結構好きなんですよ、私。










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CYNDI LAUPER 「Girls Just Want To Have Fun」他

 2020-02-11
CYNDI LAUPER の楽曲を初めて聴いたのは、おそらくTVKが放送していた洋楽のPVを流す番組でのこと。
何気に眺めていた画面から流れてきた「Girls Just Want To Have Fun」に、えらい派手な格好の女性がポップでキャッチーな曲を歌っているなと思い、一発でその存在が脳に刷り込まれました。
インパクトのある出会いだったと言っていいでしょう。
まぁ、何もそれは CYNDI LAUPER に限った話では無くて、私が所有し、アルバムを集めているミュージシャンであれば、その出会いは大概、インパクトが大いにあるのですけれど。





この時期に出会って、しかし当時は財力が無かったのでアルバム等を手元にすることができず、後になってから揃えたミュージシャンは多いです。
例えば、前回に紹介した DURAN DURAN 等もそうですね。
他にどんなものがあるか、というのは、挙げていくとキリがないのでやめておきますけれど。
なお、そのミュージシャンにより、実際に音源を手元にすることになった時期には、大学時代のアルバイト収入で買ったのか、就職してから買ったのか、そこに色々と違いはあります。
確か、CYNDI LAUPER は就職後だったはず。

なお、「Girls Just Want To Have Fun」で存在を認識した後には、「Time After Time」や「True Colors」といったバラードの傑作がリリースされて、それを聴いて「これは本物だ」と私は確信するに至ったのですが……
同じく初期の、私も好きな「She Bop」と一緒に貼っておきます。

その後の彼女の活躍等は、ここでわざわざ書かずともいいでしょう。
キラキラ輝き続けるポップスを送り続けている、素晴らしいミュージシャンです。







今回は私が彼女にハマることになった最初期の楽曲を紹介しましたが、それだけだと寂しいので、最後に、比較的最近の(といっても、2008年の作品ですが)楽曲を貼って、終わりたいと思います。
ベスト盤から入るのでも全然かまわないと思いますので、今まで CYNDI LAUPER を聴いたことが無い、あるいは、改めてちゃんとした音源を聴いていないという人は、ぜひ一度、試しに聴いてみてください。
凄く、いいですよ。





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