ジェロ、音楽活動無期限休止

 2018-05-17
演歌歌手のジェロが、IT企業に就職してそちらの仕事をしっかりやりたいからと、芸能活動、音楽活動を無期限休止に入ることを発表しましたね。
ジェロといえば、横浜出身という日系の祖母の影響でペンシルバニアの自宅で演歌を聴いて育ち、その祖母に自分の歌う演歌を聴かせたくてプロを目指したというようなことをデビュー当時に話していたのが印象的です。
ヒップホッパーのような服装を着てバリバリの演歌を歌う日本初の黒人演歌歌手として、「演歌界の黒船」なんて呼ばれたりもしましたっけ。
デビュー曲の「海雪」が実にいい曲で、私も時々カラオケで歌ったりするのですが、なかなか音を獲るのが難しいメロディーラインの曲なのですけれど、ハマった時は凄く気持ちいいんですよね、あれ。



「海雪」もそうですけれど、全体的にジェロのオリジナル楽曲は、ド演歌というよりはポップス寄り、歌謡曲寄りですよね。
カバーアルバムではモロに演歌な曲も歌っていますし、そういうのが苦手という感じでは無いのでしょうけれど、ジェロのイメージは、やはりド演歌ではないように思います。
2nd シングルの「えいさ」も、そんなタイプの曲でしたしね。



しかし、ジェロが音楽活動休止、ですか。
一応は今後の音楽活動再開への含みも残されていないわけではありませんけれど、当面は就職した会社での勤務に全力を尽くすつもりなのだそう。
社会人として、それは当然ですし、2足のわらじで適当な仕事をやられては、同僚や上司はたまったものではないでしょう。
もともとアメリカでの大学時代には情報工学を専攻していたという話もありますし、これはこれで、彼のやりたいこと、好きなことなのでしょうし。
だから、これは致し方ないのかなぁと思いますし、素直に応援したいとも思います。
ただ、こうして改めて Youtube で PV 等を見てみると、やっぱり上手いんですよね、ジェロ。
そういう意味で、残念だと思う気持ちは、止められなかったりするのでした。

未所有のCDも、ちょっと買ってみようかな……?



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THE BOOM / 宮沢 和史

 2018-05-06
THE BOOM を真剣に意識したのは、ベタな話ですが、彼等が1992年12月に 「島唄(ウチナーグチ・バージョン)」 のシングルをリリースした時でした。
それは、それまでスカのリズムに乗ったポップなロック、というイメージが強かった私の中での彼等のイメージが大きく変わった1曲で、沖縄音階、琉球音楽というのが今ほど一般的ではなかった時代でもあり、非常に強烈なインパクトを私にもたらしました。

それで、早速シングルを聴き倒し、その後に発売されたアルバム 『FACELESS MAN』 も購入したのですが……
これが、実に良い意欲作だったのです。
時期的には、THE BOOM が(おそらく)その音楽性を広げようとして様々なジャンルに挑戦しているようなところだったので、このアルバム自体は、試行錯誤の過程が見えてくるような、ある意味でまとまりの欠けているものにもなっていたのですけれども、その分、バラエティー性は非常に高くて、色々なタイプの楽曲を楽しめます。
バンドとしての 「顔」 が見えにくいという点では、まさしくアルバムタイトル通りに 「FACELESS」 だと言えましょう。

その後、THE BOOM のアルバムは他にも何枚か買いましたが、アルバムとしての面白さでは、この 『FACELESS MAN』 が一番だと、私は今でも思っています。

さて、ところで皆さんは、THE BOOM というとどんな曲を思い浮かべますか?
やはり彼等の出世作となった 「島唄」 や大ヒットした 「風になりたい」 辺りでしょうか。
THE BOOM の代表曲ということだと間違いなくその辺りが挙げられるでしょうし、私も多分、同じ答えになるでしょう。
ただ、これはそれ等の曲が悪いとか嫌いだとかいうのではなく、ただ単純に、THE BOOM と言われて一番最初に思い浮かぶ曲とか、一番印象に残っている曲は、という問いで私が思い浮かべるのは、実はそこではありません。
ではどこだ、という答えが、下の動画。
この2曲はアルバム 『FACELESS MAN』 でも4曲目と5曲目に「有罪」→「雪虫」という順番で並んで収録されていて、かなりの破壊力を誇っていました。
宮沢和史という人は、定期的にこういうシリアスだったり重苦しかったりオトナな恋愛だったりするタイプの曲を作ってきます。
この動画はライブバージョンですが、「雪虫」 のアルバム版はこれよりももっと儚くて、もっと死にそうなテイストになっていますので、できれば是非、一度アルバムを聴いてみていただきたいなと思います。







また、他のアルバムにおけるこのラインの楽曲はというと、例えば下の、「不自由な運命の中で」 とか 「モータープール」 が挙げられるでしょうか。
もちろん、他にもありますが、とりあえずの例示として。
要するに私は、THE BOOM の、というか、ソロのものも含めて宮沢和史の作り出す、この路線が大好きなのです。
彼の1stソロアルバム 『Sixteenth Moon』 の1曲目を飾っている 「抜殻」 という曲があって、これはもう、超絶的な名曲なのですけれども、それも、これと同じ路線(動画が見つからなかったのは、残念です)。









今回は、敢えてメジャーなラインの楽曲を外して紹介しましたが、THE BOOM はこれだ、というようなつもりはなくて、こういうのもあるんだよ、というような紹介だと思っていただければ幸いです。

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FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD

 2018-03-22
FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD といえば、ほぼ必ずといって良い程、音楽プロデューサの トレヴァー・ホーン(Trevor Charles Horn)の名前が出てきて、彼の功績ばかりが語られる傾向にあります。
もちろん、トレヴァー・ホーンがプロデューサーとして非常に優れた存在であったことと、FGTH の成功に(良くも悪くも)影響が大であったことは否定できません。
ただ、それを踏まえたうえで、やはり彼ら自身の作る曲の魅力があればこそ、それが基礎にあるからこその、「Relax」 や 「Welcome to the pleasuredome」、「Two Tribes」 のヒットだったんじゃないかなと、そう私は思うわけです。

そんなことを書いている私が初めて FGTH に出会ったのは、デビューシングルの 「Relax」 のPVで、「何じゃ、こりゃ、なんだか凄いな……っ!!!!」 というのが、その時の率直な感想でした。
何だかパワフルで、派手で、格好いい。
そりゃあもう、一発で気に入ってしまい、FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD という名前は、私の脳に深く刻み込まれたのです。

ちなみに、何故このバンドはこんな名前なのか、ですが……まぁ、これはわりと有名なことですので、敢えてここでわざわざ書かずともいいでしょう。
ネット検索でも、簡単に答えがヒットすると思います。
例えば、フランク・シナトラ と絡めて検索すると、なおのこと答えにたどり着きやすいでしょう。

そんな FGTH ですが、その後、「Two Tribes」、「Welome to the plesuredome」 という2曲がMTV番組等で流れた後、あまり名前を聞かなくなったなぁと思って数年。
大学に入ってバイトをしたことで財力がある程度できた私は、かつて色々と聴き倒していた80年代の音楽のCDを買い漁りだしました。
で、そこで、FGTH がわずか2枚のアルバムだけを出して、解散していることを知ったのです。

結局、あまりに早く成功してしまった、それも、自分達本来の音楽そのものではなく、トレヴァー・ホーンと彼が率いるZTTというレーベルによって加工された姿での成功が、却ってバンドの寿命を短くしたというのが、一般的な見方になっているようです。
要は、「こんなのは、自分達の音楽ではない!」ということですね。
思うように自らの音楽を表現できないのであれば、そこから飛び出すしかない、契約が縛るのであれば、バンド自体を解散させるしかない。
トレヴァーの影響が少ないと言われる 2nd 『liverpool』 の出来の良さを思うにつれ、そこで解散してしまったことが残念になるのですが、そういう時代の徒花のような存在って、わりと珍しくなかったりするんですよね……

ひとまず今回は最後に、上記の3曲と、2nd の 2曲目でシングルカットされた 「rage hard」 を貼っておきます。
個人的には、FGTH の曲の中で1番好きかもしれない1曲です。














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真心ブラザーズ 「流れ星」

 2018-01-04
真心ブラザーズというグループのことは、1996年のシングル「拝啓、ジョン・レノン」で初めて認識したといって良いと思います。
その前から名前は知っていたのですが、何やらギターをかき鳴らすスタイルで面白い歌をやっているようだな、と意識したのは、このシングルが最初でした。
とはいえ、この時点ではまだ、認識した「だけ」であって、実際にシングルを買うようなところまでは、至らなかったのです。

それから1年後に、私が初購入することになるシングル 『ENDLESS SUMMER NUDE』 がリリースされました。
SMAP の楽曲のアレンジャーとして、ちょうどこの頃に私が名前を覚えだした CHOKKAKU をアレンジとプロデュースに起用して、自身が過去に発表している 「サマーヌード」 という曲をリアレンジしたものがタイトル曲になっていて、アップテンポでノリノリな、聴いてきて心が躍るようなナンバーです。
確か、PVかなにかを音楽番組で観たのが、購入のきっかけだった、かな?
カップリングの 「スタンダード2」 も 「ENDLESS SUMMER NUDE」 同様、彼らの以前発表した楽曲のセルフカバーなのですけれども、こちらもかなり秀逸な曲で、このシングルがすっかり気に入った私は、ちょうどリリースされたばかりだったベストアルバム 『B.A.D.(Bigger and Deffer) 〜MB's Single Collection』 を購入することを決めたのでした。

それではここで、「拝啓、ジョン・レノン」 と 「ENDLESS SUMMER NUDE」 の動画を貼りましょう。





ベスト盤の中身はかなり男臭いロックで、かなり格好良いものでした。
が、何だかそれで満腹になってしまったというか、なる程、真心ブラザーズについてはこれでOKかな、といような気分になってしまったので、そこから先、色々と買い進めようとはならなかったんですよね。

その私を再び真心ブラザーズに振り向かせのが、今回のエントリのタイトルにした楽曲、「流れ星」です。
2001年の3月から5月にかけて3ヶ月連続でリリースされたシングル 「別れの曲 3部作」 の1枚目のタイトル曲です。

この曲だけの画像は見つけられなかったのですが、当時、この曲を題材に永瀬正敏の主演で撮影されたショートムービーはありましたので、それを以下に貼ります。



「別れの曲 3部作」 はこの「流れ星」以外にも名曲揃いで、特に3枚目のタイトル曲 「この愛は始まってもいない」 は出色の傑作。
それ等をまとめた(カップリングで収録されていない楽曲は、あるようですが)ミニアルバム 『真心』 は、今でも折に触れ定期的に聴き返している、私の大のお気に入りである1枚です。
いわゆる捨て曲は1つもなくて、男の失恋のみっともなさ、未練や強がり、弱さがこれでもかと詰め込まれています。
これを女性が聴いた時にどのような感想を抱くかは、正直分からないのですが、男、それもそこそこ年齢がいって中年以上になっているような人の心には、ビシビシと響いてくるのです。

絶対的にお勧めな、名曲であり、名盤です。








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SUICIDE SPORTS CAR 「Backseat Butterfly」他

 2017-11-15
私と出口雅之との最初の出会いは、知人から彼がメンバーになっているグループのCDを借りたことでした。
結果、GRASS VALLEY でのデビューから今に至るまで、一応、音源としてリリースされているCDは、大抵のものを保有するに至っています。

そんな彼の、GRASS VALLEY での音源も(何しろ才能と実力を併せ持つメンバーが集まったグループでしたから)いいのですが、今回紹介するのは、1998年から2000年代半ばくらいにかけて活動していた、SUICIDE SPORTS CAR の楽曲です。
このグループのコンセプトは、クラブジャズ、ラテン、ロック、ディスコ、スパイサウンドという感じで、スタイリッシュにかつちょっとした猥雑さも漂わせたりしていて、かなり格好良いものとなっています。

出口雅之 の歌い方は、これは悪口だとは受け止めて欲しくないのですけれども、いかにも 「作った」 感が満載の艶っぽさで、特徴的でもありますから、それと知らずに聴いた場合でも、多分、この歌声が流れた瞬間に、「あれ、これは出口雅之じゃないのかな」と気づくことができるでしょう。
そういう個性があるのはボーカリストとしては大正義なわけですけれども、この作り物加減が苦手、という人も多いと思われます。
実際、私の周囲で、彼の音源を聴かせた時に「うーん、この歌い方は好きじゃないなぁ」という拒否感を示した人も、それなりにいますしね。
その反面、ハマる人はハマるのも事実。
例えば STING や DAVID BOWIE のような、自然に滲み出てくる色気ではなくて、意図的に狙って作られたダンディズム。
それが、出口雅之、かなぁ。

その、ちょっとフェイクっぽさすら漂うような出口雅之の持ち味が、一番生きている、一番格好良く出ているのが、SUICEDE SPORTS CAR である。
熱心なファンの方には色々と異論がありそうなことばかり書いてきましたが、私は、常々そのように思っています。

それでは、そんな SUICEDE SPORTS CAR の楽曲をお楽しみください。
なお、動画が見つけられなかったので紹介楽曲の中には含まれていないのですが、SUICIDE SPORTS CAR がノンストップディスコサウンドに挑戦したアルバム 『SPY DISCO』 は大変な名盤なので、それも合わせて紹介します。
問題は、どれもこれも、廃盤になっている、ということでしょうか……












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