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Echo and The Bunnymen 「The Killing Moon」他

 2018-09-12
こういうのが好きだと私がしばしば言及している、「ヨーロッパ的な陰影の強いサウンド」。
当然、ヨーロッパのミュージシャン、バンドには、そういう音楽をやっている人も多いわけですけれども、人によっては「暗いだけ
」とか「単調だ」と受け止められるかもしれないそれの、典型例とも言えるかもしれない名曲を、今回は紹介したいと思います。

“エコバニ” こと Echo and The Bunnymen の 「The Killing Moon」です。
彼等の4枚目のアルバム 『Ocean Rain』 に収録されている、代表曲の1つですね。

結構有名な曲とはいえ、こちらのジャンルに興味が無ければ接点は一切ないとも思いますし、まずは聞いてみてください。





ジャケットからして、陰が濃いのが一見して分かるかと思いますが、実際の楽曲も、なかなかにクルものがあると感じていただければ、ここに紹介する私としては嬉しいのですが、いかがでしょう。

この時期の代表曲でいうと、3rdアルバムの 『PORCUPINE』 に 「THE CUTTER」 という曲があって、こちらは 「The Killing Moon」 に比べるとアップテンポでポップなものとなっています。
そちらも、貼ってみましょう。





何となく、「なる程、あなたはこういう音楽が好きなんですね」ということが伝わったでしょうか。
正確には、こういう音楽「も」好きなわけですけれど……

この手の音楽って、非常に尖っていてエキセントリックさがあるとか、特異な音作りをしていて一般性が無いとか、そういうのとは別の次元で、好みの大きく割れるところかなと思っています。
あるいは、自分の外側の世界に向けて自身のことを主張しアピールする為に発信している音楽というより、非常に内省的で己の内側を向いているような音楽と言ってもいいのかもしれません。

なので、個人的にはズップリと浸れるくらい好きな曲なのですけれども、実際問題、皆さんの耳にどう聴こえるかは、分からないというのが、私の本音です。

なお、そんな彼等も、一時の解散を経て再結成後にリリースしたアルバムでは、こんな曲もやったりしています。
こちらは、かなり一般性もあるかな?




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a-ha 「Take On Me」 他

 2018-08-16
a-ha を私が知ったのは、デビュー曲である「Take On Me」のPVを、当時毎週チェックしていた洋楽MTV番組で視聴したことでした。
同様の経緯でこのグループを知ったという人が、日本中にいらっしゃるでしょうし、日本のみならず、世界に範囲を広げてもそれは同じことだろうなと思います。
それだけ、このデビュー曲は全世界的なヒットを記録しているのです。



しかし、その後長らく私にとっての a-ha は「Take On Me」のバンドという枠から脱することがありませんでした。
つまり他の曲が印象に残っていなかったのです。
強いていえば、映画 『007 リビング・デイライツ』 の主題歌を担当したということが知識としてあったくらいです。

そんな状況が大きく変わることになったのは、数年前、ふと思い立って彼等のベストアルバムを買ってみたことがきっかけです。
率直にいって、それを買った動機の9割は 「Take On Me」 にあって、どうせならばベスト盤で、彼等の他の楽曲についてもどのような感じかを確認してみようという、一種、ナメてかかっているようなところがあったのですけれど……
これが、想像していた以上に、名曲・佳曲揃いのベストだったのです。

透明感のあるボーカルとサウンド、しっかりしていて、時にはかなりハードなのに、耳にすっと通りのいいアレンジ。
いかにもヨーロッパのロック・ポップスという感じの陰影。
もう、これ以上は無いのではないかというくらいに、私の好みのツボを突いてきてくれたわけです。
そうなれば当然の帰結として、その後に私が、彼等のオリジナルアルバムを全部揃えにかかったことは、言うまでもありません。

今回は、そのベスト盤を紹介するとともに、いくつかの楽曲の動画を貼ることとしますが、このベスト盤は a-ha の音楽の入門編としては最適なものだと思います。
動画を観て気になったらベスト盤を買ってみる。
ベスト盤が気に入ったのであればオリジナルアルバムにも手を出してみる。

そんな感じで、a-ha の音楽に触れてみるというのは、いかがでしょうか。











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ジェロ、音楽活動無期限休止

 2018-05-17
演歌歌手のジェロが、IT企業に就職してそちらの仕事をしっかりやりたいからと、芸能活動、音楽活動を無期限休止に入ることを発表しましたね。
ジェロといえば、横浜出身という日系の祖母の影響でペンシルバニアの自宅で演歌を聴いて育ち、その祖母に自分の歌う演歌を聴かせたくてプロを目指したというようなことをデビュー当時に話していたのが印象的です。
ヒップホッパーのような服装を着てバリバリの演歌を歌う日本初の黒人演歌歌手として、「演歌界の黒船」なんて呼ばれたりもしましたっけ。
デビュー曲の「海雪」が実にいい曲で、私も時々カラオケで歌ったりするのですが、なかなか音を獲るのが難しいメロディーラインの曲なのですけれど、ハマった時は凄く気持ちいいんですよね、あれ。



「海雪」もそうですけれど、全体的にジェロのオリジナル楽曲は、ド演歌というよりはポップス寄り、歌謡曲寄りですよね。
カバーアルバムではモロに演歌な曲も歌っていますし、そういうのが苦手という感じでは無いのでしょうけれど、ジェロのイメージは、やはりド演歌ではないように思います。
2nd シングルの「えいさ」も、そんなタイプの曲でしたしね。



しかし、ジェロが音楽活動休止、ですか。
一応は今後の音楽活動再開への含みも残されていないわけではありませんけれど、当面は就職した会社での勤務に全力を尽くすつもりなのだそう。
社会人として、それは当然ですし、2足のわらじで適当な仕事をやられては、同僚や上司はたまったものではないでしょう。
もともとアメリカでの大学時代には情報工学を専攻していたという話もありますし、これはこれで、彼のやりたいこと、好きなことなのでしょうし。
だから、これは致し方ないのかなぁと思いますし、素直に応援したいとも思います。
ただ、こうして改めて Youtube で PV 等を見てみると、やっぱり上手いんですよね、ジェロ。
そういう意味で、残念だと思う気持ちは、止められなかったりするのでした。

未所有のCDも、ちょっと買ってみようかな……?



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THE BOOM / 宮沢 和史

 2018-05-06
THE BOOM を真剣に意識したのは、ベタな話ですが、彼等が1992年12月に 「島唄(ウチナーグチ・バージョン)」 のシングルをリリースした時でした。
それは、それまでスカのリズムに乗ったポップなロック、というイメージが強かった私の中での彼等のイメージが大きく変わった1曲で、沖縄音階、琉球音楽というのが今ほど一般的ではなかった時代でもあり、非常に強烈なインパクトを私にもたらしました。

それで、早速シングルを聴き倒し、その後に発売されたアルバム 『FACELESS MAN』 も購入したのですが……
これが、実に良い意欲作だったのです。
時期的には、THE BOOM が(おそらく)その音楽性を広げようとして様々なジャンルに挑戦しているようなところだったので、このアルバム自体は、試行錯誤の過程が見えてくるような、ある意味でまとまりの欠けているものにもなっていたのですけれども、その分、バラエティー性は非常に高くて、色々なタイプの楽曲を楽しめます。
バンドとしての 「顔」 が見えにくいという点では、まさしくアルバムタイトル通りに 「FACELESS」 だと言えましょう。

その後、THE BOOM のアルバムは他にも何枚か買いましたが、アルバムとしての面白さでは、この 『FACELESS MAN』 が一番だと、私は今でも思っています。

さて、ところで皆さんは、THE BOOM というとどんな曲を思い浮かべますか?
やはり彼等の出世作となった 「島唄」 や大ヒットした 「風になりたい」 辺りでしょうか。
THE BOOM の代表曲ということだと間違いなくその辺りが挙げられるでしょうし、私も多分、同じ答えになるでしょう。
ただ、これはそれ等の曲が悪いとか嫌いだとかいうのではなく、ただ単純に、THE BOOM と言われて一番最初に思い浮かぶ曲とか、一番印象に残っている曲は、という問いで私が思い浮かべるのは、実はそこではありません。
ではどこだ、という答えが、下の動画。
この2曲はアルバム 『FACELESS MAN』 でも4曲目と5曲目に「有罪」→「雪虫」という順番で並んで収録されていて、かなりの破壊力を誇っていました。
宮沢和史という人は、定期的にこういうシリアスだったり重苦しかったりオトナな恋愛だったりするタイプの曲を作ってきます。
この動画はライブバージョンですが、「雪虫」 のアルバム版はこれよりももっと儚くて、もっと死にそうなテイストになっていますので、できれば是非、一度アルバムを聴いてみていただきたいなと思います。







また、他のアルバムにおけるこのラインの楽曲はというと、例えば下の、「不自由な運命の中で」 とか 「モータープール」 が挙げられるでしょうか。
もちろん、他にもありますが、とりあえずの例示として。
要するに私は、THE BOOM の、というか、ソロのものも含めて宮沢和史の作り出す、この路線が大好きなのです。
彼の1stソロアルバム 『Sixteenth Moon』 の1曲目を飾っている 「抜殻」 という曲があって、これはもう、超絶的な名曲なのですけれども、それも、これと同じ路線(動画が見つからなかったのは、残念です)。









今回は、敢えてメジャーなラインの楽曲を外して紹介しましたが、THE BOOM はこれだ、というようなつもりはなくて、こういうのもあるんだよ、というような紹介だと思っていただければ幸いです。

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FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD

 2018-03-22
FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD といえば、ほぼ必ずといって良い程、音楽プロデューサの トレヴァー・ホーン(Trevor Charles Horn)の名前が出てきて、彼の功績ばかりが語られる傾向にあります。
もちろん、トレヴァー・ホーンがプロデューサーとして非常に優れた存在であったことと、FGTH の成功に(良くも悪くも)影響が大であったことは否定できません。
ただ、それを踏まえたうえで、やはり彼ら自身の作る曲の魅力があればこそ、それが基礎にあるからこその、「Relax」 や 「Welcome to the pleasuredome」、「Two Tribes」 のヒットだったんじゃないかなと、そう私は思うわけです。

そんなことを書いている私が初めて FGTH に出会ったのは、デビューシングルの 「Relax」 のPVで、「何じゃ、こりゃ、なんだか凄いな……っ!!!!」 というのが、その時の率直な感想でした。
何だかパワフルで、派手で、格好いい。
そりゃあもう、一発で気に入ってしまい、FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD という名前は、私の脳に深く刻み込まれたのです。

ちなみに、何故このバンドはこんな名前なのか、ですが……まぁ、これはわりと有名なことですので、敢えてここでわざわざ書かずともいいでしょう。
ネット検索でも、簡単に答えがヒットすると思います。
例えば、フランク・シナトラ と絡めて検索すると、なおのこと答えにたどり着きやすいでしょう。

そんな FGTH ですが、その後、「Two Tribes」、「Welome to the plesuredome」 という2曲がMTV番組等で流れた後、あまり名前を聞かなくなったなぁと思って数年。
大学に入ってバイトをしたことで財力がある程度できた私は、かつて色々と聴き倒していた80年代の音楽のCDを買い漁りだしました。
で、そこで、FGTH がわずか2枚のアルバムだけを出して、解散していることを知ったのです。

結局、あまりに早く成功してしまった、それも、自分達本来の音楽そのものではなく、トレヴァー・ホーンと彼が率いるZTTというレーベルによって加工された姿での成功が、却ってバンドの寿命を短くしたというのが、一般的な見方になっているようです。
要は、「こんなのは、自分達の音楽ではない!」ということですね。
思うように自らの音楽を表現できないのであれば、そこから飛び出すしかない、契約が縛るのであれば、バンド自体を解散させるしかない。
トレヴァーの影響が少ないと言われる 2nd 『liverpool』 の出来の良さを思うにつれ、そこで解散してしまったことが残念になるのですが、そういう時代の徒花のような存在って、わりと珍しくなかったりするんですよね……

ひとまず今回は最後に、上記の3曲と、2nd の 2曲目でシングルカットされた 「rage hard」 を貼っておきます。
個人的には、FGTH の曲の中で1番好きかもしれない1曲です。














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