2008.08.27 Give Peace A Chance
ここ数回の大会は全て商業主義化が懸念されていたオリンピックですが、今回の北京大会は開催国が国威発揚を前面に押し出していて、個人的に、商業主義の色合いが少しばかり後方にかすんでいるような印象がありました。
自らが大国になったと政治的アピールをする場にオリンピックを使うというのは、効果的かもしれないけれどもちょっと古いやり方だし、今回の北京五輪はそういう意味で、特にオリンピック関連の中国情勢ニュースなどを観るにつけ、時代が50年は昔に戻ったような錯覚すら覚えていたものです。
それでも、それがスポーツの国際大会であれば、今の時代にこれは、やや時代錯誤的なところもあるなということで済んでいたのですが、それで済まないのが、南オセチア紛争を巡るロシアの動向。
グルジアのやっていることが正しいとも思っていませんけれども、ロシアのやっていることは、帝国主義の時代かあるいは東西冷戦時代かと揶揄したくなるほど覇権主義的に見えます。
コソボ問題などもありましたけれども、正直、今回のグルジアとの紛争でロシアがここまでやってくるとは、思っていませんでした。
メドベージェフ大統領……というより、現在も同国を牛耳っている元大統領のプーチン首相の狙いはどこまでのものなのでしょう。
それによっては南オセチア以外にも新たな火種が生まれかねないと思うと、どうにも怖くなってきます。
ロシア料理は大好物ですし、クラシック・ミュージックにおけるロシアの作曲家や演奏家とか、ロシアの作家の小説とか、好きな人、もの、作品も多いので、私個人としては、わりと好きな国なのですけれど、ロシアは…………でも、こういう動きは、ちょっと、なぁ……。
まずはソフトボール日本代表チーム、金メダルおめでとう!
不勉強で対戦システムを良く知らなかったものですから、昨日のアメリカ戦で延長の末負けたと聞いたときは、これで良くても銅メダルか、結局オリンピック正式種目でいる内に金メダルは取れなかったな、と思ったのですが、なんと、3位決定戦というのは、その試合に負けた方が銅メダルになるのであって、勝てば決勝戦でもう一度アメリカと対戦できるということだったのですね。
そして今日、2日間で3試合の連投というエース上野の力投も実り、見事、3対1でアメリカに勝って金メダル獲得。3度目の正直、ですね。2度あることは3度ある、とならなくて良かった……!
本当はアパートに戻ってTV画面で応援したかったところなのですが、あいにく、お客さんとの打合せの予定が入っていた為、実際には帰りのJR車内で携帯のワンセグを視聴することに。
携帯電話にTV機能なんていらない、という主義の持ち主だったのですが、このときばかりは、ワンセグ機能のある携帯で良かった、と思いました。
最後のバッターを内野ゴロにしとめた瞬間、吊り輪を離して小さく両手でガッツポーズをしてしまったのは、端から見ていると変な奴だったかもしれませんが、まぁ、いいでしょう、そんなことは。
さて、ソフトと違ってどうにも今ひとつ噛みあっていないようにも見える野球の方は、どうなるでしょう。
北京オリンピックの中継はアテネのときと比べて、放送される競技がぐっと少なくなっていますよね。
スペインのラファエル・ナダルが優勝した男子テニスシングルスとか、アルゼンチンのフアンエステバン・クルチェトとワルテルフェルナンド・ペレスが優勝した自転車トラック競技の男子マディソンとか、日本人選手のメダル獲得とは全く関係がないとしても、やはりTV画面で試合の模様を観戦したかったと思います。
そこが非常に残念なので、今回のオリンピック、私は今ひとつ完全に乗り切れないままでいるのですけれど、皆さんはいかがでしょうか。
もちろん、日本人選手の頑張りがメダルという形で結実したところを観るのは、やはりとても嬉しいものではあるのですけれど……。

ワンフェス会場だったビッグサイトでのエスカレーター事故ですが、重量オーバーが主因だとして決着が付きそうな気配ですね。
そう言われてしまうと、ああそうなのかもね、としかコメントしようがないのですが、しかし、それを報じる記事で気になって仕方がなかったのが、次の一点。

今回事故を起こした日本オーチス・エレベーター社製のエレベーターは、建築基準法に規定された最低積載(という言い方が正しいかどうか分かりませんが)重量である7.5トンを大幅に上回ると緊急停止ブレーキが作動して徐々に停止する機構になっていたそうです。
で、このブレーキは9.36トンの重量までならば耐えられるような設計になっていた、と。
ふむふむ、なる程……って、ちょっと待て?
「9.36トンの重量は、各ステップに体重60キロの大人2人が乗った状態(読売新聞 8月5日朝刊より)」と書いてありますが、えぇと、それは、ちょっとキャパが小さすぎるような気が……。
あれだけ大きなイベント会場、国際展示場に設置されているエレベーターなんだし、少なくともその1.5倍くらいの能力は必要なんじゃないかと思うんですけれど……。
これがワールド・スタンダードで、世界的にそういうものなのでしょうか。
だとしても、安全に関することであれば多少オーバースペックでも万全策をとるのが、日本の物作りなんだと思っていたんだけどなぁ。

1日に3エントリも更新するなんて、いつもの私のペースではあり得ないことなのですが、これが書かずにおれましょうか。

赤塚不二夫さんが、本日午後4時55分に亡くなりました。
直接の死因は肺炎とのことですが、長らく闘病生活を送っているということは知っていたので、遂に来るべきものが来たか、という気持ちです。
しかし、それでも、やはり赤塚不二夫さんにはできるだけ長く生きていていただきたかった。
新作を描くことは、実際にはもう不可能に近いだろうなと思いつつも、それでもできるなら、新作を読んでみたかった。
残念です。

おそ松くん も バカボン も もーれつア太郎も ひみつのアッコちゃん も、みんな好きでした。
今頃は天国で石ノ森章太郎さんや藤本弘さんといったトキワ荘の盟友と再会して、お好きな酒を酌み交わしていらっしゃるでしょうか。