黒猫や日本郵便には、常々お世話になっています。

 2017-03-15
先月くらいから、Amazon.com に代表されるネット通販が大隆盛であることの影響で、ヤマト運輸や日本郵便といった配送業者に過剰労働という皺寄せが行ってしまっているというニュースが、散々報じられていますよね。
即日発送、翌日配達というようなスタイルは、Amazon が他社に勝つ為の戦略の1つとして積極的にやっていることで、これまではそれが有効に働いてきたのかもしれません。
が、普通に考えても、Amazonプライムの月額会費だけで、その体制が維持運営できているとはとても思えなかったのも事実。
案の定、その分だけ下請けの配送業者に負担がかけられていたわけで、その蓄積された軋みが、電通の過労自殺問題あたりをきっかけにして噴出した、という感じでしょうか。

私も、色々と便利なことが多いのでネット通販はしばしば使わせていただいます。
が、実際問題、初回配達が平日の日中だったりすると、サラリーマンにはそこで荷物を受け取るのはなかなか難しいというのが、正直なところですよね。
なので、どうしても再配達を依頼せざるを得なくなってしまいます。

それでも、何度も無駄足を運ばせるのは申し訳ないと、指定した時間には絶対にアパートにいるように(たまに、残業をせざるを得なくなる例外はありますが)余裕を持って帰宅できるようにしてはいるのですが……
TVニュースのインタビューなんかを観ている限りでは、気軽に再配達依頼をするだけしておきながら、その時間に家にいないことばかりだと悪びれずに言う人や、宅急便はそういう商売なのだから何度も配達するのがむしろ当たり前のことで気にすることは一切無い、と考えているような人が、案外と多いような感じです。
確かに私も、急な残業などでどうしても帰ることができなくて、結果的に再々配達を依頼することになってしまったことが、それなりにあります。
そんな時はかなりの申し訳なさを感じて依頼をかけているのですが、インタビューを受けていたあの人達には、そういう感覚が希薄なのか、あるいは、もしかしたら、最初から無いのでしょうか。
マスコミお得意の印象操作による誇張なのか、それとも本当にそうなのか、ニュース映像を見ただけでは私には分からないのですけれども、もし後者だとしたならば、個人的には、その感覚はちょっと信じられません。

宅配ロッカーやコンビニ受取をもっと活用するというプランも、あるにはあるようなのですけれども、コンビニが倉庫化してしまう恐れも言われていて、後者はどうなんだろうと疑問を感じてもいます。
前者も、設置に意外と費用がかかるようですし、複数の荷物を受け取るのには向かないらしいですから、とかく小分けにして送ってきがちなネット通販の荷物を受け取るのには、今一つ、適さないような気が……

再々配達時から有料にして別途料金をとるとか、時間指定枠を変更する等という対策、そして、そもそもの宅配料金を値上げするとか、そういうことが現時点で報じられていますが、それもこの際やむを得ないのかな、というのが私の現時点での感想でしょうか。
ヤマトにも日本郵便にもお世話になっていますから、なるべく、両者にとって良い解決策に話がまとまればいいのになということを、強く思うこのごろなのでした。



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「死後離婚」

 2017-03-07
ちょっと前にTVのニュースで、最近、「死後離婚」のケースが増えているというのを見ました。

いきなり「死後離婚」と言われても、それがどういうものか分からないという人もいるでしょうから、簡単に説明しますけれども、要するに、配偶者が亡くなった後で、その亡くなった人の婚姻関係を解消することです。
これで何が変わるのかというと、一番は、亡くなった人との親族との法的な縁戚関係を断つことができるわけですね。
今までは配偶者の身内だからと我慢して付き合っていた面倒な親戚とか、今後介護を必要とするかもしれない痴呆の始まりかけている義理の両親とか、自分の両親の世話をするのだけでも大変なのに、そこまで付き合っているのは自分の身が持たない、ということで、この道を選ぶ人が出てくる、というのは理解できます。
そういう流れなわけですから、これを選ぶのは男性よりも女性が多い、というのは、わざわざ書かずとも察してもらえることでしょう。

この手段を取りたい場合の手続きですが、具体的には、市町村役場の担当窓口に、必要事項を書き込んだ「姻族関係終了届」を提出する、というだけ。
配偶者の死亡を証明する除籍謄本とか、その他、自治体指定の各種書類を用意する必要がありますが、ぱっと見ただけでも、これは意外に簡単なものだなというのが分かりますね。
立会の保証人とか、いらないわけですし。

法的な縁戚関係が解消されるということは、望まぬ扶養・介護から解放されることとか、相続税における相続人の判定とか、例えば義理の父や母が亡くなった場合の、自分の子供が持つ代襲相続の権利は残ることとか、まぁ、メリットと考えられることが多そうです。
配偶者とはうまくやれていても、その親族とは駄目、という人も多いでしょうし、核家族化だったり老老介護の問題だったり、といったこともあることを考えれば、こういうのも時代の流れなのかなぁ、とは思います。

自分の両親の介護はどうなるだろうとか、自分自身の時はどうだろうとか、色々と考えてしまったニュースでした。



とはいえ、ここに、「生前離婚の財産分与だと、慰謝料の問題があったり、特有財産は分割対象にならないし、協議や裁判などに時間と労力を要さなければいけなかったりするしなぁ……」というような、ある種の打算が働いていたりすると、また状況は変わってくるんですよね。


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追悼 佐藤さとる さん

 2017-02-19
「コロボックル」シリーズで知られる児童文学作家の 佐藤さとる さんが、9日に亡くなっていたのだそうです。
御年、88歳。
報道によると死因は心不全で、葬儀は近親者だけで行われたとのこと。

佐藤さとる さんの作品は小学校の頃から愛読させていただいて、日本の児童文学といえば誰の作品を選ぶか、と聞かれたら間違いなく一番最初に名前を上げるだろうと思うくらい、好きな作家の1人です。
数年前に復刊ドットコムから出た 『佐藤さとるファンタジー全集』 は、もちろん全巻揃えました。

年齢的なことを考えれば、そして死因などからも、おそらく、これは天寿を全うしたということに近そうな気がしますので、残念だとか、悔しいとかいうような気持ちは不思議と湧いてこないのですが……
ただ、やっぱり、寂しいものはあります。

面白い物語を、私の幸福な子供時代の読書を、本当にありがとうございました。

 コロボックルに出会うまで
 自伝小説 サットルと『豆の木』

 (2016/3/15)
 佐藤 さとる
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……で、そんなことを書いていたら、今度はディック・ブルーナ氏の訃報が。
ブルーナは、佐藤さとる よりも1歳年上の89歳ですが、これくらいは誤差のようなもので、ほぼ同年齢と言っても差し支えないでしょう。
死因として発表されているのは、老衰。
段々と弱って行って、最後は静かに息を引き取った、という感じなのでしょうか。
それは、亡くなり方としては、ある意味で理想形の1つ、かもしれません。
とはいえ、こちらも寂しくなる話であることに変わりは無く、つまり、私の子供時代を彩った様々なものをこの世に送り出してきた方々が、それぞれに鬼籍に入られて行ってしまうような、そんな時代になってきた、ということでもあります。

こればかりは、やむを得ないことではあるのですけれど。







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62円と52円

 2017-02-14
昨年の12月に日本郵便㈱が発表した内容によれば、今年の6月1日に行われる郵便料金の改訂で、ハガキが今までの52円から62円になるそうです。
SNSや電子メールの利用が増えた結果、郵便を使う人が減少したこと。
郵便配達の経費としての人件費が無視できないくらいの負担になっていること。
それ等から生じる日本郵便の経営への圧迫を回避する為に、やむなく値上げに踏み切らざることになった。
値上げによって利用者がさらなる減少をするかもしれないことを考えても、業績悪化を避ける為には、これも仕方がないということですね。

その一方で、年賀状については今まで通りの料金で据え置きになることも発表されています。
これは、配達数が前年比で5.6%減っていて、かつ、ピークの平成5年と比較すると6割程度にまでなってしまっている年賀状を、これ以上減らしたくないという判断です。
行動に一貫性がないなぁと思わないでもないですが……
年賀状を大量に出さなければいけないような人にとっては、ありがたい話ではあるでしょう。

ただし、注意をしなければならないのは、例え年賀状を52円で購入した場合であっても、ポストに投函したのが一定の時期でなければ、それは10円の料金不足となってしまうということ。
ちなみに、ですけれども、日本郵便㈱の規定するところの年賀状とは、以下の様に定義されているそう。

「12月15日から翌年1月7日の間に差し出された通常はがきであって表面に『年賀』の文字を明瞭に手記して差し出されたもの」

つまり、これ以外の時期に出されたものであれば、それは年賀状では無く、ただの通常ハガキという扱いになるわけです。

年末の慌ただしさに追われていたら年賀状の印刷をする時間が確保できなかったり、メッセージの記入などが遅れたりした場合。
自分のところに届いた年賀状の返事を書くのが遅くなってしまったような場合。
そういったものが、これに引っかかってしまいそう。
また、余った年賀状を、例えば懸賞の応募はがきに流用するといったようなことも、できませんね(10円切手を追加で貼り付ければ、話は別ですが)。

今年の年末は、そういったところに十分注意しなければならないと考えると、これはかなり面倒くさい。
どうせ毎年20枚くらいしか年賀状を作っていないのだから、いっそメールにしてしまうか、とか、何だったら62円にしてもらってもいいよ、とか、そんなことも考えてしまいますが……


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ユニバーサルデザイン、というと、ちょっと違うか……?

 2017-02-08
TOTOのウォシュレット等に代表されるシャワー式トイレについて、操作パネルに記載された様々な機能を示すスイッチに印刷されている記号を国内主要メーカー9社が統一することにしたと、先月半ばにリリースされたニュースで目にしました。
日本を訪れる外国人観光客が増加傾向にあること、2020年に開催される東京オリンピックを視野に入れ、ピクトグラムを統一することで、視覚的かつ直感的に各操作が分かるようなデザインに統一するのが狙いだとか。

現在はこのピクトグラムを国際標準化すべく、ISOへの申請を準備しているということですが、これは、確かに必要なことですね。
日本にやってくる外国人向けだけではなくて、高齢者への配慮という側面から考えても、業界で統一したデザインにするというのは素晴らしい動きだと思います。
こういったピクトグラムのデザインだけではなくて、メーカーによってまちまちになっているものはその他にも色々とあるので、その辺りも、このトイレの操作ボタンの後に続いてどんどん統一して行って欲しいですね。

こういうホスピタビリティーの表し方は良いのですが、一方で、オリンピックを前にして、外国人観光客への対応として企業などが発表したものの中には、何やら訳の分からないことも幾つか出てきていたりします。
ここで例を出してあげつらおうとは思わないですけれど、相手の表情をうかがって迎合することは、ホスピタビリティーの正しい表れでは無いでしょう?
宗教を筆頭にした文化の違い、習慣の違いに対する配慮は必要ですが、基本は、「郷に入っては郷に従え」というところに求められるべきだ、と私は思っているのですが……

少数の意見を気にしすぎたり、言われる前に余計な気を回す、なんていうことは止めにして、必要なものと不必要なもの、是と非とをしっかりと見極めた「おもてなし」をしたいものです。






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