ブエルタが始まります

 2017-08-17
気が付けば、2017年の自転車ロードレースシーズンも終盤に突入しようかというところですよね。
この間、春のクラシックだの何だのと言っていた気もするのに、いつの間にやらツールも終わってしまって、本当に、月日が過ぎるのは、早いものです。

今週末からは、いよいよ、3大ツールの最後を飾る大会、3週間、全21ステージでイベリア半島を巡る、ブエルタ・ア・エスパーニャも始まります。
7月のツール・ド・フランスを制したチーム・スカイのクリストファー・フルームが、このブエルタにダブル・ツールを狙って出場してくるというのは、もしかしたら今年の大会のメインとなる話題の1つ。
その他にも、私にとって長らくかなりのスター選手の1人だった、トレック・セガフレードのアルベルト・コンタドールが、これを最後に引退を宣言している、というのもありますね。
以前にも、引退するといってレースを走った後に、やはり現役を続けることにした、等、今度こそ本当にこれで引退することを宣言していたり、ちょっとお騒がせなところもあるここ数年でしたけど、今度は、本当にこれで引退っぽいです。
また、一度はメンバー選抜から外れたロット・ソウダルのアダム・ハンセンが、チームメイトの負傷により、19大会連続のグラン・ツール出場を決めたりと、それなりに大きな話題のある今年のブエルタ。

昨年チャンピオンのナイロ・キンタナの不在や、そのチームメイトでグラン・ツールのエースを張れるアレハンドロ・バルベルデも出走しないなど、ブエルタにいて欲しい役者が揃っていないという感はいかにも否めないのですけれど……
しかし、こういう時には新たなる選手が大躍進して思わぬ活躍をしてくれたりもするものですし、レースの構成的には、もしかしたらグラン・ツールで一番面白いのではないか、というのがブエルタです。
きっと、今年も素晴らしい戦いを見せてくれることでしょう。


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アークティック・レース・オブ・ノルウェー 2017

 2017-08-14
北欧はノルウェーで行われる4日間のステージレースが、アークティック・レース・オブ・ノルウェー。
その全日程を、J-Sports が始めて中継放送してくれました。

これは2013年から始まった大会なので、この2017年は、まだ第5回大会。
つまり、まだまだ歴史は浅いのですけれども、それと、観戦して楽しいかどうかは、もちろん別問題ですよね。
「北極」を大会名に冠し、スカンジナビナ半島のフィヨルド等の雄大な自然の中を走るこのレースは、単純にその映像を眺めているだけでも、視覚的に非常に楽しいものだと言えましょう。

運営は、ツール・ド・フランスと同じASOなので、基本、レースの進行や中継放送の内容等は、ノウハウをいっぱい持っているだけに、安心して観ていられますしね。

なお、今大会で総合優勝したのはベルギー人の若手、BMCレーシング所属のディラン・テウンスです。
まだ25歳という年齢ながら、ここのところ調子をすこぶる上げていて、大きなステージレースの、ステージと総合で立て続けに勝っている選手です。
今回は、総合だけでなく、ポイント賞と新人賞の2枚の特別賞ジャージも、その手にしています。

今大会以前のレースで彼の名前を聞いたことがなかったわけでは無いらしいのですけれども、申し訳ないことに、私の記憶に残っていませんでした。
でも、これで覚えましたよ、ディラン・テウンス。
これからのレースでは、もし彼が出走してきていたら、必ず、注目して行きたいと思います。

将来の成長が楽しみな選手がまた1人登場したのは、競技の未来を考えれば明るい事ですよね!


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やはり、フルーム

 2017-07-25
今年のツール・ド・フランスは、以前にもここで書いたように、ステージ優勝や山岳賞、ポイント賞、そして総合と、それぞれの勝負で主役もしくは準主役になるだろうと期待された選手が、次々とリタイアしていくという、例年以上に厳しい展開を見せた3週間となりました。

その理由は単純では無くて、落車だったり体調不良だったり、選手により、シチュエーションにより異なっているのですが……
それにしても、ここまでメインどころがいなくなっていくツールというのは、私の記憶にはありません。
まぁ、元々、ここに全てを賭けてくるようなシチュエーションがあって、他のグラン・ツールと比べても落車なども多いのが、ツール・ド・フランスの特徴の1つではあるのですけれど。

個人的に「彼には是非、頑張ってほしいな」というように思っていた選手も多く途中のステージでレースを去ってしまって、そういう意味では、毎ステージをTV観戦していても今一つ入り込めない大会だったかもしれません。
こんなことを書いてしまうのは、一生懸命走っていた選手には、申し訳ないのですけれど。

そんなツールも先週の日曜日に今年の全日程を終え、例年通りにパリのシャンゼリゼ通りのゴールを迎えました。
「終わり良ければ全て良し」ではありませんけれども、色々とあったレースだったとしても、こうしてその一切が終わった段階でスタートからこれまでを振り返ってみると、これはこれで面白い大会ではあったなと思えるものですね。
もちろん、私の贔屓選手が大活躍できていれば、もっと面白かったかもしれないというようなことが頭をよよぎらない言えば、嘘になります。
けれども、過ぎたことが今からどうなるわけでもないですし、そこは考えても仕方がないことですよね。
「もしも」の話には固執しないで、無事に3週間を走り抜けた選手、その中で何らかの成果を手にできた選手のことを、讃えるべきでしょう。

では各賞の結果を、簡単に。

今年の総合優勝を勝ち取ったのは本命中の本命、チームスカイのクリストファー・フルームでした。
正直、可愛げのないくらいの強さです。
でも、歴代の偉大な勝利者を振り替えてみるに、チャンピオンというのはこういうものですよね。
勝つべくして勝つ、というのは、言うほど簡単なことでは無い、というのは、誰しも分かることですし。
フルームの走りのスタイルはそこまで好きでは無いのですけれども、人間的にはなかなかの好人物ですし、この勝利は、やはり素晴らしいものであります。

スプリンターが手にするポイント賞はチーム・サンウェブのマイケル・マシューズで、山岳賞は同チームのワレン・バルギル。
複数の特別賞ジャージを同時獲得というのは、チームとしては(本当に色々なことがあったツールとはいえ)大成功だと言っていいでしょう。

そして最後、新人賞はオリカ・スコットのサイモン・イェーツが獲得しています。
彼は昨年の新人賞だったアダム・イェーツの双子の兄弟。これはちょっと面白い話ですよね。こうして双子が2年連続で新人賞を獲得というのは、100年を超える長いツールの歴史の中でも、さすがにこれが初めてのことになるらしいです。


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今年も、荒れていますね……

 2017-07-12
現在、フランスの地で開催中のツール・ド・フランス。
自転車ロードレースの世界では年間で最大、かつ最も重視されるレースだと言ってしまってもあながち過言では無い。
そんな非常に大きなビッグレースも、中盤に入ってきたというところです。

ツールは毎年、序盤に大きな落車が起きるのがパターンになってしまっているようなところがあります。
そんなことが習慣づいてほしくはないのですけれど、今年もその呪縛から離れることはできなくて第1ステージから有力選手が落車してしまいました。
気合が入るのも、緊張するのも分かりますし、普段通りで冷静にいろ、と言われても、それが難しいというのは、よく分かりますが……

今年は序盤から天気が悪いというのも、また、落車→リタイアという流れに加速をかけた模様。
あちらの舗装は日本とは違っていて、雨にぬれると非常にスリッピーになる、という話はしばしば耳にするのですけれども、以前に私が実際にベルギーに行った時は、さて、どんな感じだったっけ?

1回目の休息日が明けて、全部で21あるステージのうちの10ステージ目までが終わった現段階での総合首位は、優勝候補筆頭であるチーム・スカイ、クリストファー・フルーム。
総合を彼と争うと目されていたライバルが、落車からの骨折リタイアをしてしまったり、ジロ・デ・イタリアとの連戦で疲れていたり、コンディショニングが上手く行っていなかったりして、このまま彼が総合優勝をする可能性がかなり高いのではないか、と思わせられます。
ちなみに、ポイント賞と山岳賞とは、それぞれの最有力候補の選手が、失格処分とリタイアと、その理由は異なりますが、どちらもレースを去ってしまっているので、こちらのこの先は混沌としています。

レースはこれから後半戦を迎えて行くわけですが、どうか、トラブルはそろそろ打ち止めになってほしいものです。


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2017年もツールの季節に

 2017-06-29
自転車ロードレースの世界で、注目度的にも、その規模としても、間違いなくこれが世界一のイベントと言えるのが、毎年7月に開催されるツール・ド・フランスです。

その名の通り、フランスを舞台にしたこのレース。
3週間21ステージをかけてフランス全土をおおよそ一周するのが基本なのですが、ここのところは、フランスを離れた他国をそのスタート地点に選ぶことが、多くなっています。

それはフランス以外の地でレースを開催することでツールに対するファンの層を更に広げよう、という意図があって行われていることであり、同時にステージを開催する為の結構な金額の誘致費用を得られるというプラス要素もあって、だからこそ積極的にそういう動きがあるわけです。

今年のツールは下のコース図にあるようにドイツのデュッセルドルフで始まって、そこからベルギー、ルクセンブルグと通ってフランス国内に入るようになっています。

チーム・スカイのクリストファー・フルームが3連覇で4度目の総合優勝を手にするか。
ライバル達がそれを阻止するのか。

熱い戦いは、明後日、7月1日に開幕します。


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