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今年も、ツアー・ダウンアンダーから

 2020-01-19
毎年この時期に南半球で開催され、中継放送シーズンの開始を告げるのが、ツアー・ダウンアンダー。

とはいえ、開催地はオーストラリアです。
昨年8月に始まった大規模な森林火災は、未だにおさまっていませんよね。
これまでに、実に関東の1.5倍にもなる500ヘクタールが延焼して、5億頭あまりの野生動物が命を失ったという話も出ています。

そんな大変な状況下にあるオーストラリアでレースを開催などしていられるのか。
特に自転車ロードレースは室内ではなくて、街と街を結ぶように開催されるものです。
火災による大気汚染とか大丈夫なのか、南米にまで汚れた空気が到達したというニュースも見ただけに心配もしたのですが……
どうやらツアー・ダウンアンダーの開催地であるアデレード周辺に関してであれば、レースが開催できないとまでのところまでは至らなかったようで、安心しました。

前述の状況等を考えれば、「安心」していいのかには、疑問もありますけれども。

ともあれ、ツアー・ダウンアンダーが開幕です。
今日未明のプロローグレースに続いて21日からは、いよいよ本番のステージレースが始まります。
時差的に生中継をそのまま視聴するのは難しく(仕事をしなければなりませんから)、どうしても録画して観る形になりますが、今年は誰がどのチームに移籍をしているのか、そもそもチームスポンサーはどうなっているのか、チームジャージのデザインは変わったのか。
それを確認していくのがこの時期の楽しみです。


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新城幸也!

 2019-10-28
毎年この時期に埼玉県の さいたま新都心 で開催される自転車ロードレースの大会が、「ツール・ド・フランス さいたま クリテリウム」、通称「さいたまクリテ」。

今年で7回目になるこの大会、昨年は友人と実際に観戦をしに行って非常に楽しかったので、今年もできれば生観戦したいなと思ってました。
そんな中、レースのメインスポンサーである J-COM のプレゼント企画に応募したところ、さいたまスーパーアアリーナ内のスタンド席が当選しました。
そこで、これは今年も楽しみだと思っていたのですが……そのタイミングで、風邪で発熱してしまいました。
実は前日夜に熱は一応下がっていたので、行って行けない状態では無かったのですけど、翌日から仕事が控えていることを考えれば無理は禁物だろうと考えて外出を断念。
J-Sports の行う中継放送での観戦で我慢することに決めたのですが……

そういう時に限って、どういうわけかレースに大きな出来事が発生するもの。
これは無理をしてでも生観戦に行っておけばよかっただろうかと、今現在、ちょっと後悔をしていたりしています。
というのも、この手のクリテリウムレースが、とかく顔見世興行的になって真剣勝負が行われず出来レースになりがちなのに対し、毎年ガチな勝負が行われるこの大会で、今年は初めて日本人が優勝したのです。

7月のツールを制したチーム・イネオスのエガン・ベルナルと、9月のブエルタを制したユンボ・ヴィスマのプリモシュ・ログリッチェの、トップ中のトップ選手両名による追走をかわして最終版での逃げ集団からのアタックを成功させ、先頭でゴールをしたのは、今回チームでなく単独参加をしたバーレーン・メリダの新城幸也。
仮に現地に行ってもスタート・ゴール地点はアリーナ席からは見ることができないのですが、表彰式は目の前で見ることができたはず。
そう思うと、その場でその空気感を味わえる絶好の機会を逃してしまったことに対して悔しさが湧き上がるのは止められませんが、それで風邪をこじらせてしまっていたら更にどうしようもないことになってしまったから、これはもう、どうしようもないですよね。

なお、今回の さいたまクリテ では、当初は昨年覇者のアレハンドロ・バルベルデを要するモヴィスターが参加する予定だったところ、バルベルデの病気のより急遽、それがユンボ・ヴィスマに変更になったという事情があったからか、ログリッチェはブエルタの優勝ジャージであるマイヨ・ロホを着ての出走に。
ツールとブエルタが共にASOの主催だからこそできたことですが、これはバルベルデの未出走に対する主催者側からのお詫びのサービス的な意味もあるでしょう。
ツール・ド・フランス覇者のマイヨ・ジョーヌとブエルタ・ア・エスパーニャ覇者のマイヨ・ロホが同じレースで走るなんてスペシャルなことは、おそらく2019年限りのことですから、これも生で見ておきたかった事柄の1つです。
最後はこの2枚のジャージが、独走状態で逃げる新城を追っていたわけですしね。

そのような私のグダグダな後悔はさておいて……

おめでとう、幸也!


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ジャパンカップ2019!

 2019-10-20
毎年この時期に宇都宮で開催される、自転車ロードレースのビッグレース。
それはもちろん、ジャパンカップです。
1日目は、宇都宮市内で駅前の大通りを通行止めにしてのクリテリウムレース。
そして2日目は、宇都宮森林公園でのロードレース。

特にロードレースの方は、宇都宮中心の都市部を離れた会場であるだけに、先週の台風19号の影響が各地に残る中、開催できるかどうかも心配されるところでした。
しかしながら、関係者の必死の努力があった結果、この土日に無事にレースが開催されたのは、自転車ロードレースのファンの1人として、頭が下がる思いです。

さて、結果から言うと、今年のジャパンカップは別府史之も所属しているトレック・セガフレードのレースでした。
初日のクリテリウムでは、スプリント勝負を制したエドワード・トゥーンス。
2日目のロードレースでは、終盤のアタックからの2人逃げ勝負を制したバウケ・モレマ。
この2人が連日の勝利を獲得したのです。
まさしく、2019年のジャパンカップで大成功を収めることになったと言えるでしょう。

別府のアシストも光るものがありましたし、世界のトップの選手たちが本気を出して勝利しに来ているというのがよく伝わってきて、今年も素晴らしいレースだったと思います。


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パリ~トゥールはワライス

 2019-10-15
2019年ヨーロッパでのワンデイクラシックの、最終戦と言ってもいいであろうパリ~トゥール。
その名の通りにフランスの首都であるパリから、ロワール川周辺の中心都市のトゥールまでを走るコース設定のワンデイレースです。
まぁ、厳密に言えば、ゴールはツゥールのまさしく中心地ですが、スタートはパリ近郊の町なのですけれど、例えば東京のど真ん中から開始するレースをそんなに簡単に開催できるのかと考えると、これは仕方がないと言えるでしょう。
シャンゼリゼを車両通行止めにしてゴール地点に使うツール・ド・フランスが、特別なのです。

さて、かつてはスプリンターが活躍することが多かったという印象の強いパリ~トゥール。
昨年から最近の流行にしたがい、無舗装区間(しかも石がゴロゴロしてる)を取り入れてたことで、そんなイメージは一変しました。
自転車ロードレースのコースとしては相当に過酷な路面状況に、パンクも続出。
終盤にはアップダウンの連続もありますし、タフさがぐっと増したと言っていいでしょう。

そんなレースを今年制したのは、ロット・ソウダルのイエール・ワライス。
彼がパリ~トゥールに勝つのは、U-23時代も含めればこれで3回目になるそう。
相性の良さというものがあるのだとしても、それだけでここまで勝てるものではありません。
勇敢なアタックから独走しての堂々たるゴール、完全に勝利に値する走りを見せてくれました。


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ログリッチェ!

 2019-09-17
2019年のブエルタ・ア・エスパーニャが先週末に終わりました。
ここのところのグラン・ツールでは世代交代の流れというものが顕著に表に出てきているわけですが、今回のブエルタでもそれは同じでした。
しかしながらその一方では年長のベテラン選手の活躍も際立ったと言ってよく、39歳のアスタナ、アレハンドロ・バルベルデがステージ優勝を挙げて総合でも最終的に2位に入ったり、37歳のドゥクーニンク・クイックステップ、フィリップ・ジルベールがステージ2勝をしたりと、私のような中年世代にとっても多いに励みになるようなレースだったとも言えます。

そんな2019年ブエルタで総合優勝の赤いジャージ、マイヨ・ロホをまとったのは、チーム・ユンボ・ヴィズマのプリモシュ・ログリッチェ。
以前はスキージャンプの選手だったというちょっと異色の経歴の持ち主で、今年5月のジロ・デ・イタリアでは途中まで順調に総合首位を守りながらも、落車などの影響もあったとはいえ後半にかけて大失速してしまったという手痛い経験をした選手でもあります。
その反省も当然あったはずで、今回のブエルタでは、横風分断で遅れてしまったステージはあったものの、基本的には終始安定していたという印象がありますね。
現在29歳のログリッチェが自転車ロードレースに転向したのは2012年のことなのでキャリアは7年くらいあります。
結構若い選手だというような(間違った)イメージをむしろ持ってしまっていて、改めて彼が今年29歳だと知った時にはちょっと驚いてしまったりもしたのですが、まぁ、それは余談。
ともあれ、得意のタイムトライアルでライバル達からタイム差を奪った後は、その総合順位は概ね盤石だったのですから、総合首位というこの結果と、そしてそれと同時にポイント賞のマイヨ・ベルデも獲得したのは、当然の結果と評してもよさそうです。

山岳賞のマイヨ・ルナレスは、アージェードゥゼール・ラ・モンディアルのジョフレ・ブシャール。
後半の厳しい山岳で着実にポイントを稼ぐ、狙うべきステージ、狙うべき山岳ポイントをしっかりと得ていく走りで、最終的なこの賞の獲得に向けて手堅い走りを見せていました。
彼とこの賞を争ったアンヘル・マドラソはコンチネンタルチームであるブルゴスBHの選手で、序盤のそこまで山岳的に厳しくはないステージで逃げに乗ってポイントを獲得してから、このジャージを護ろうと懸命の走りをしていたのですけれども、さすがに最終日まで着用し続けることは叶いませんでした。
今回のブエルタでの走りで、少しでも上のチームから、マドラソにも声がかかるといいなと思います。

新人賞のマイヨ・ブランコは、今大会最年少である20歳の選手、UAEチームエミレーツのダディ・ポガチャルが獲得。
なんと彼は今大会でステージ優勝も3回しており、また、総合順位でも2位のアレハンドロ・バルベルデと最後まで争って最終的に20秒ほどのタイム差でバルベルデには及ばず、総合3位で表彰台に上がる権利を手にしています。
つまり、総合2位の座を大会出場最年長39歳と最年少20歳が争ったということであり、これはいかにも凄いことです。
最終日1日前の第20ステージでは、展開の妙味もあったとはいえ単独で逃げを打って、ログリッチェやバルベルデに1分半くらいの差をつけましたし、これからの将来が楽しみな総合系選手がまた1人出てきたと言っていいでしょう。


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