2008.08.24
コードギアス 反逆のルルーシュ R2 第20話
シュナイゼル、帝位の簒奪を決意。
しかも、皇帝シャルルへの刺客がスザクというところがミソでしょう。
もちろんこれはスザクからもちかけた形なのですが、シュナイゼルにすれば渡に舟だったのではないでしょうか。
しかも、スザクはイレブンですから、いざとなったらイレブンによる反ブリタニアのテロ行為だったとすることができます。
あくまでもこれは父の仇をとろうとしたスザク個人の行為であり、今にして思えばナイトウブラウンズになったのも、皇帝のそばに行く為の策であったのだ、と。
それにしてもスザクは、ここにきて破滅方向に腹を決めましたね。
修羅の道を進むスザクと、永遠の懺悔の劫火に身を焼く決意をしているルルーシュの運命は、神根島において再び接点を持つことになりそうです。共闘路線は……あるのか、な?
そしてアーニャの正体が判明。
一部では、あるいはそうなのではないかと予想されていましたが、私にとってはまさかのアーニャ=マリアンヌという事実。
そうか、マリアンヌの愛称でアーニャということだったのか、と今更ながら気が付きました。
どうやらマリアンヌはC.C.にギアス能力を与えられているようですし、年齢が若返っていること、外見が変わってしまっていることは、その能力の発動によるものなのでしょうか。
あるいは、マリアンヌ即ちアーニャというわけではなくて、一度死んだマリアンヌの精神の器として作られた、あるいは選ばれた存在なのかもしれません、アーニャは。
ともあれ、マリアンヌにも色々と思惑があるようですし、今回を観た限りでは、基本的には皇帝シャルルの側にいるようですけれども、さりとて全く皇帝の味方というわけではなく、ならばルルーシュの味方なのかというとそういうわけでもなさそうですね。
さらに、C.C.の記憶も復活。
どうやら彼女の記憶喪失は皇帝によってどうこうされたわけではなくて、皇帝とルルーシュの間で混乱している状況下で、自らの意思でコードを封印したということのよう。
それは「逃げ」以外の何物でもないと思いますが、そんなことはC.C.自身も百も承知でしょう、きっと。
内に籠もったC.C.を叩き起こしたのはマリアンヌでしたけれども、このときの会話から伺える両者の関係はなかなか興味深いものでした。
マリアンヌと共にモルドレッドで神根島に向かった彼女は、何を選択し、どの道を選ぶのでしょう。
ギアス能力といえば、ナイトオブワンのビスマルク・ヴァルトシュタイン。
彼の縫い閉じられた左目は、その縫い目の奥で赤色の発光が見られるという映像から推察するに、ギアス能力を封じる為のものだったようですね。
では、彼の能力はどういうものなのか。今後、それが物語中で発動することはあるのか。
後者について言えば、その予定がないのであれば、そもそもナイトオブワンを隻眼という設定にする理由がないわけで、となれば、その左目が開眼するのはいつ、どのタイミングなのか、これは興味を惹かれます。
http://seraraku2.blog59.fc2.com/tb.php/2580-a5b1bece
http://lapislazurirose.blog69.fc2.com/tb.php/428-a3cd69f1
http://tb.plaza.rakuten.co.jp/sealsoldier/diary/200808240003/b8b54/
http://dengekijap2.blog102.fc2.com/tb.php/1150-8990b174
http://harutoki2.blog18.fc2.com/tb.php/906-fe5636ee
http://trb.ameba.jp/servlet/TBInterface/10131080751/82bc6882
しかも、皇帝シャルルへの刺客がスザクというところがミソでしょう。
もちろんこれはスザクからもちかけた形なのですが、シュナイゼルにすれば渡に舟だったのではないでしょうか。
しかも、スザクはイレブンですから、いざとなったらイレブンによる反ブリタニアのテロ行為だったとすることができます。
あくまでもこれは父の仇をとろうとしたスザク個人の行為であり、今にして思えばナイトウブラウンズになったのも、皇帝のそばに行く為の策であったのだ、と。
それにしてもスザクは、ここにきて破滅方向に腹を決めましたね。
修羅の道を進むスザクと、永遠の懺悔の劫火に身を焼く決意をしているルルーシュの運命は、神根島において再び接点を持つことになりそうです。共闘路線は……あるのか、な?
そしてアーニャの正体が判明。
一部では、あるいはそうなのではないかと予想されていましたが、私にとってはまさかのアーニャ=マリアンヌという事実。
そうか、マリアンヌの愛称でアーニャということだったのか、と今更ながら気が付きました。
どうやらマリアンヌはC.C.にギアス能力を与えられているようですし、年齢が若返っていること、外見が変わってしまっていることは、その能力の発動によるものなのでしょうか。
あるいは、マリアンヌ即ちアーニャというわけではなくて、一度死んだマリアンヌの精神の器として作られた、あるいは選ばれた存在なのかもしれません、アーニャは。
ともあれ、マリアンヌにも色々と思惑があるようですし、今回を観た限りでは、基本的には皇帝シャルルの側にいるようですけれども、さりとて全く皇帝の味方というわけではなく、ならばルルーシュの味方なのかというとそういうわけでもなさそうですね。
さらに、C.C.の記憶も復活。
どうやら彼女の記憶喪失は皇帝によってどうこうされたわけではなくて、皇帝とルルーシュの間で混乱している状況下で、自らの意思でコードを封印したということのよう。
それは「逃げ」以外の何物でもないと思いますが、そんなことはC.C.自身も百も承知でしょう、きっと。
内に籠もったC.C.を叩き起こしたのはマリアンヌでしたけれども、このときの会話から伺える両者の関係はなかなか興味深いものでした。
マリアンヌと共にモルドレッドで神根島に向かった彼女は、何を選択し、どの道を選ぶのでしょう。
ギアス能力といえば、ナイトオブワンのビスマルク・ヴァルトシュタイン。
彼の縫い閉じられた左目は、その縫い目の奥で赤色の発光が見られるという映像から推察するに、ギアス能力を封じる為のものだったようですね。
では、彼の能力はどういうものなのか。今後、それが物語中で発動することはあるのか。
後者について言えば、その予定がないのであれば、そもそもナイトオブワンを隻眼という設定にする理由がないわけで、となれば、その左目が開眼するのはいつ、どのタイミングなのか、これは興味を惹かれます。
http://seraraku2.blog59.fc2.com/tb.php/2580-a5b1bece
http://lapislazurirose.blog69.fc2.com/tb.php/428-a3cd69f1
http://tb.plaza.rakuten.co.jp/sealsoldier/diary/200808240003/b8b54/
http://dengekijap2.blog102.fc2.com/tb.php/1150-8990b174
http://harutoki2.blog18.fc2.com/tb.php/906-fe5636ee
http://trb.ameba.jp/servlet/TBInterface/10131080751/82bc6882
2008.08.17
コードギアス 反逆のルルーシュ R2 第19話
黒の騎士団がルルーシュを排除しました。
それもこれもシュナイゼルの策略によるものなわけですが、ゼロがルルーシュであると知ったときから、それをいざというときの材料として黒の騎士団を空中分解させようと考えていたのでしょう。
そして、スザクからギアス能力のことを聞きだしたときに、手札は全部揃ったことを確信した。
ランスロットの放ったフレイヤによりナナリーが(おそらくは)死んでしまった際に見せたほくそ笑みは、これでゼロ=ルルーシュが精神的ダメージからしばらくは使い物にならず、ならば今、黒の騎士団のところに和平を掲げて乗り込めば、ルルーシュがいないところで欠席裁判のように彼の身柄引き渡しを、ゼロを切り捨てることを黒の騎士団に要求できると踏んだからでしょう。
黒の騎士団がルルーシュの処刑までもを決定することも、折込済みだったかもしれません。
それにしても、ロロは不憫な結末を迎えました。
使い勝手の良い暗殺者として扱われていた育ちから来るものだとしても、ルルーシュの弟というポジションに固執するあまりに、その間に割り込んできそうな要素、シャーリーやナナリーに対し殺意を向ける等、同情のしづらいキャラクターでしたが、最後は、自分に人間らしい生活を教えてくれた「兄」を助ける為に、立ち並ぶ銃口の前からルルーシュを救う為に、限界以上にギアスを使って、ついには命を失ってしまいました。
自分に忠誠を誓っているジェレミアがまだ残っていますし、黒の騎士団内部に残ったカレンもいるとはいえ、全てを失ってしまったルルーシュ。
死を覚悟し受け入れもした窮状から自らの命と引き換えに自分を救ってくれたロロの為にも、最後に残ったやらなければならないことを行わなければならないと決意します。
世界の破滅をもくろむブリタニア皇帝シャルルを止め、彼に一連のできごとのつけを払わせること。
悪行を重ねた自分はまもなく地獄へ行くが、皇帝をその道連れにせずには死ねないと。
一方、フレイヤの作り出したクレーターで狂ったように哄笑するスザク。
彼は、この結果が、東京租界が大量の死者を出して機能停止し、ルルーシュは黒の騎士団に追われ行方不明になったという状況が、自分に少なからぬ責任があってのことだと理解しているからこそ、あのように笑うしかなかったのかもしれません。
これから彼がどのような行動に出るのか、非常に興味深いところです。
次回、「皇帝 失格」。
また思わせぶりなタイトルです。
http://lapislazurirose.blog69.fc2.com/tb.php/406-575fca4c
http://seraraku2.blog59.fc2.com/tb.php/2553-24d52432
http://tb.plaza.rakuten.co.jp/sealsoldier/diary/200808170003/3bc2a/
http://harutoki2.blog18.fc2.com/tb.php/890-13822aa2
それもこれもシュナイゼルの策略によるものなわけですが、ゼロがルルーシュであると知ったときから、それをいざというときの材料として黒の騎士団を空中分解させようと考えていたのでしょう。
そして、スザクからギアス能力のことを聞きだしたときに、手札は全部揃ったことを確信した。
ランスロットの放ったフレイヤによりナナリーが(おそらくは)死んでしまった際に見せたほくそ笑みは、これでゼロ=ルルーシュが精神的ダメージからしばらくは使い物にならず、ならば今、黒の騎士団のところに和平を掲げて乗り込めば、ルルーシュがいないところで欠席裁判のように彼の身柄引き渡しを、ゼロを切り捨てることを黒の騎士団に要求できると踏んだからでしょう。
黒の騎士団がルルーシュの処刑までもを決定することも、折込済みだったかもしれません。
それにしても、ロロは不憫な結末を迎えました。
使い勝手の良い暗殺者として扱われていた育ちから来るものだとしても、ルルーシュの弟というポジションに固執するあまりに、その間に割り込んできそうな要素、シャーリーやナナリーに対し殺意を向ける等、同情のしづらいキャラクターでしたが、最後は、自分に人間らしい生活を教えてくれた「兄」を助ける為に、立ち並ぶ銃口の前からルルーシュを救う為に、限界以上にギアスを使って、ついには命を失ってしまいました。
自分に忠誠を誓っているジェレミアがまだ残っていますし、黒の騎士団内部に残ったカレンもいるとはいえ、全てを失ってしまったルルーシュ。
死を覚悟し受け入れもした窮状から自らの命と引き換えに自分を救ってくれたロロの為にも、最後に残ったやらなければならないことを行わなければならないと決意します。
世界の破滅をもくろむブリタニア皇帝シャルルを止め、彼に一連のできごとのつけを払わせること。
悪行を重ねた自分はまもなく地獄へ行くが、皇帝をその道連れにせずには死ねないと。
一方、フレイヤの作り出したクレーターで狂ったように哄笑するスザク。
彼は、この結果が、東京租界が大量の死者を出して機能停止し、ルルーシュは黒の騎士団に追われ行方不明になったという状況が、自分に少なからぬ責任があってのことだと理解しているからこそ、あのように笑うしかなかったのかもしれません。
これから彼がどのような行動に出るのか、非常に興味深いところです。
次回、「皇帝 失格」。
また思わせぶりなタイトルです。
http://lapislazurirose.blog69.fc2.com/tb.php/406-575fca4c
http://seraraku2.blog59.fc2.com/tb.php/2553-24d52432
http://tb.plaza.rakuten.co.jp/sealsoldier/diary/200808170003/3bc2a/
http://harutoki2.blog18.fc2.com/tb.php/890-13822aa2
2008.08.10
コードギアス 反逆のルルーシュ R2 第18話
ナナリーがフレイヤの劫火に焼かれて死んでしまいました。
ルルーシュを独占したいというロロの悪意が彼女を殺すのかと思っていたのですが、まさかスザクの手によってナナリーの命が奪われてしまうとは……!
咲世子さんによって虜囚の身から解放され戦線に復帰したカレンの操る紅蓮により絶体絶命のピンチになったスザクが、決して使わないと心に決めていたフレイヤを使うことになってしまったのは、かつてルルーシュが彼にかけた「生きろ」というギアスのせいでした。
シャーリーを失ったルルーシュとユーフェミアを失ったスザクが、今度は2人でナナリーを殺してしまった形になります。
当然ルルーシュにも責めがありますが、表面的には、窮地に陥ったスザクが自らが生き延びる為に目標も定めずにフレイヤを使ったという事実しか見えず、それ故、ルルーシュはスザクをナナリー殺害の犯人として考え、決して許さないことでしょう。
ユーフェミアを殺したルルーシュに対してスザクが抱いた憎しみの、これは裏返しです。
ルルーシュがユーフェミアの命を奪ったことについてスザクに言い訳をしなかったように、スザクもまた、ルルーシュに対して今回のことについて言い訳はしないことでしょう。
この2人の和解は、これで更に遠のいてしまいました。というより、あり得なくなった、と言ってもいいかも。
スーパー忍者の咲世子さんがナナリーをフレイヤの焔から救っていれば、あるいは、というところですが、そんな御都合主義な展開があるとも思いにくいですし。
フレイヤを政庁上空に向けて撃ったスザクのランスロットを観たシュナイゼルがほくそ笑んでいたのが、彼の本性を示しているように思えますね。
結局彼にとってはナナリーも、エリア11を収めて行くのに都合の良いコマの一つに過ぎなかったのであり、それ以上のもの、例えば肉親の情とか、そういったことは一切感じていなかったということなのでしょう。
その他、気になったことを以下に順不同に列記します。
まず、拘束から脱したコーネリアが今後どのような行動を起こすのか。
次に、太平洋上の皇帝は何を考えているのか。
今回も意味深であったアーニャに隠された秘密、彼女の過去とはどのようなものなのか。
朝比奈からギアス嚮団殲滅戦に関する情報を得た藤堂が何を思うのか。
そして、九州での闘いはどのような状況になっていて、黒の騎士団はこの天王山の闘いを優位に終わらせることができるのか。
次回タイトルは「裏切り」。
やはり、高まるゼロへの不信感から、黒の騎士団内で分裂が起きてしまうのでしょうか。
それとも、ロロがルルーシュを裏切るのかも?
http://lapislazurirose.blog69.fc2.com/tb.php/387-dc22a653
http://app.blog.livedoor.jp/dc3ss/tb.cgi/319267
http://natusola.blog105.fc2.com/tb.php/2555-3068ea90
http://tb.plaza.rakuten.co.jp/sealsoldier/diary/200808100002/bac4f/
http://harutoki2.blog18.fc2.com/tb.php/875-345e0d2f
ルルーシュを独占したいというロロの悪意が彼女を殺すのかと思っていたのですが、まさかスザクの手によってナナリーの命が奪われてしまうとは……!
咲世子さんによって虜囚の身から解放され戦線に復帰したカレンの操る紅蓮により絶体絶命のピンチになったスザクが、決して使わないと心に決めていたフレイヤを使うことになってしまったのは、かつてルルーシュが彼にかけた「生きろ」というギアスのせいでした。
シャーリーを失ったルルーシュとユーフェミアを失ったスザクが、今度は2人でナナリーを殺してしまった形になります。
当然ルルーシュにも責めがありますが、表面的には、窮地に陥ったスザクが自らが生き延びる為に目標も定めずにフレイヤを使ったという事実しか見えず、それ故、ルルーシュはスザクをナナリー殺害の犯人として考え、決して許さないことでしょう。
ユーフェミアを殺したルルーシュに対してスザクが抱いた憎しみの、これは裏返しです。
ルルーシュがユーフェミアの命を奪ったことについてスザクに言い訳をしなかったように、スザクもまた、ルルーシュに対して今回のことについて言い訳はしないことでしょう。
この2人の和解は、これで更に遠のいてしまいました。というより、あり得なくなった、と言ってもいいかも。
スーパー忍者の咲世子さんがナナリーをフレイヤの焔から救っていれば、あるいは、というところですが、そんな御都合主義な展開があるとも思いにくいですし。
フレイヤを政庁上空に向けて撃ったスザクのランスロットを観たシュナイゼルがほくそ笑んでいたのが、彼の本性を示しているように思えますね。
結局彼にとってはナナリーも、エリア11を収めて行くのに都合の良いコマの一つに過ぎなかったのであり、それ以上のもの、例えば肉親の情とか、そういったことは一切感じていなかったということなのでしょう。
その他、気になったことを以下に順不同に列記します。
まず、拘束から脱したコーネリアが今後どのような行動を起こすのか。
次に、太平洋上の皇帝は何を考えているのか。
今回も意味深であったアーニャに隠された秘密、彼女の過去とはどのようなものなのか。
朝比奈からギアス嚮団殲滅戦に関する情報を得た藤堂が何を思うのか。
そして、九州での闘いはどのような状況になっていて、黒の騎士団はこの天王山の闘いを優位に終わらせることができるのか。
次回タイトルは「裏切り」。
やはり、高まるゼロへの不信感から、黒の騎士団内で分裂が起きてしまうのでしょうか。
それとも、ロロがルルーシュを裏切るのかも?
http://lapislazurirose.blog69.fc2.com/tb.php/387-dc22a653
http://app.blog.livedoor.jp/dc3ss/tb.cgi/319267
http://natusola.blog105.fc2.com/tb.php/2555-3068ea90
http://tb.plaza.rakuten.co.jp/sealsoldier/diary/200808100002/bac4f/
http://harutoki2.blog18.fc2.com/tb.php/875-345e0d2f
2008.08.10
スカイ・クロラ
押井守監督の『スカイ・クロラ』を観てきました。
原作も色々なものを削ぎ落とした静かなイメージのある小説でしたが、この映画も、そのような感じに仕上がっていました。
今回は脚本が監督自身ではないというのもあるのかもしれませんが、例えば『イノセンス』の時のように、とにかく圧倒的な情報量をセリフに込めたりはせずに、言葉で語るのは必要最低限に留め、その分、映像に饒舌に語らせたという印象です。
押井作品はいつもそうですが、今回も、演出については練りに練られた計算され考えつくされたものになっていたと思います。
登場人物たちのちょっとした仕草や表情は彼等の心情を雄弁に描き出しますし、画面に登場する小道具が象徴するもの等々は常々レイアウトの重要性を説き続けている監督の面目躍如という感じでしょうか。
そして劇中の様々なサウンド。
効果音の一つ一つ、その全てに、相当なこだわりを感じました。
ハープを印象的に使用した川井憲次のBGMも、主張し過ぎず、しかし存在感は鮮やかに物語を背後からしっかりと支えています。
映画のテーマは、決して押し付けがましいくらいに声高にセリフで語られはしないのですが(最近、そういう安易な作品が実写・アニメを問わずに多いような気がします)、本作のこの、寡黙なセリフと饒舌な映像と音のコントラストは、言葉にするよりも余程切実に、生きることの意味を問いかけてきます。
繊細で、ストイックで、そしてとても豊穣な、これは良い作品です。
原作も色々なものを削ぎ落とした静かなイメージのある小説でしたが、この映画も、そのような感じに仕上がっていました。
今回は脚本が監督自身ではないというのもあるのかもしれませんが、例えば『イノセンス』の時のように、とにかく圧倒的な情報量をセリフに込めたりはせずに、言葉で語るのは必要最低限に留め、その分、映像に饒舌に語らせたという印象です。
押井作品はいつもそうですが、今回も、演出については練りに練られた計算され考えつくされたものになっていたと思います。
登場人物たちのちょっとした仕草や表情は彼等の心情を雄弁に描き出しますし、画面に登場する小道具が象徴するもの等々は常々レイアウトの重要性を説き続けている監督の面目躍如という感じでしょうか。
そして劇中の様々なサウンド。
効果音の一つ一つ、その全てに、相当なこだわりを感じました。
ハープを印象的に使用した川井憲次のBGMも、主張し過ぎず、しかし存在感は鮮やかに物語を背後からしっかりと支えています。
映画のテーマは、決して押し付けがましいくらいに声高にセリフで語られはしないのですが(最近、そういう安易な作品が実写・アニメを問わずに多いような気がします)、本作のこの、寡黙なセリフと饒舌な映像と音のコントラストは、言葉にするよりも余程切実に、生きることの意味を問いかけてきます。
繊細で、ストイックで、そしてとても豊穣な、これは良い作品です。
2008.08.03
コードギアス 反逆のルルーシュ R2 第17話
「土の味」というより「玉砂利の味」でしたね。
枢木神社におけるスザクとルルーシュの対面は、緊張感に満ちたシーンでした。
ユーフェミアにギアスをかけて日本人を虐殺しろと命じたのは自分だし、シャーリーが死んだのも自分のせいだ、と認めるルルーシュ。
しかしその背景にある事情、決して自ら意図してそのようにしたのではなく、望まないところでそうなってしまったのだという経緯は語らず、ただ結果とそれによって生じた責任を黙って受け入れる。過去には戻れない。やり直すことはできないから。
ホテルジャックから生徒会の皆を助けたのも、スザクを処刑から救ったのも、全てそれが自分の野望の為に利用できると思ったからだとルルーシュは言ってのけますが、それは秘密を自分の内にしまいこんで全ての罪を自分一人が被る決意をしているからだと気付いたスザク。
ルルーシュとスザクの間に、一瞬、和解の気配が見えかけましたが、そこにシュナイゼル配下の部隊が介入し、わずかに垣間見えた希望は霧散してしまいました。
スザクに裏切られたと、人の情けにすがろうとした自分が間違っていたと、黒の騎士団の指導者ゼロとして冷徹非情な修羅の道を歩むことでのみ自分は、望んでやまぬものを、ナナリーの平和な生活を手に入れられると、最初にして最後の友人スザクに涙と共に別れを告げ、決意するルルーシュ。
第1シリーズではスザクの方がルルーシュに裏切られたと感じていたわけで、まさしくその裏返しの構図ですね。
それにしても、シュナイゼルがスザクに突きつけた「君は誰だ」という問いは、重いですね。もちろんこれは、ゼロであり、アッシュフォード学園生徒会のルルーシュ・ランペルージであり、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアであり、ナナリーの兄であり、スザクの友人でもあるルルーシュにも言えることです。
これ以上悲しみの連鎖を続けたくないと綺麗ごとを言うシュナイゼルは、しかし情があるが故に甘さの残るルルーシュ以上に、目的の為には手段を選ばない、1万人を戦闘に巻き込まない為には1000人を死なせても気にもとめないというような冷酷さのあるタイプですから、この男がギアスの秘密を知ったことは、かなり危険ではないでしょうか。
ともあれ、次回、いよいよ東京租界で決戦です。
ナナリーを救出に向かっているのが他ならないロロであること。
スザクのランスロットに搭載された大量破壊兵器フレイア(フレイヤ?)は果たしてどのような兵器で、それが使われる時はあるのかということ。
皇帝がラグナレクシステムを再び稼動状態に置いたようであること。
ナイトオブワンの参戦などで九州での戦況がかなり不利な黒の騎士団は藤堂らの東京租界強襲により状況を挽回できるのかどうかということ。
そして、ブリタニア打倒が成るまではゼロが必要だがそれ以降は切り捨てるという方針が藤堂らの間で形成されつつあるようであること。
ヴィレッタの身柄はやはりディートハルトによって押さえられていて、扇は彼女を人質に取られた形になっていること。
その他にも気になってしょうがない事項はたくさんあって、これらの懸案がこれからどうなっていくのか。ナナリーの身に何も無ければいいと思いつつ、来週を楽しみに待ちたいと思います。
ところで、今日の放送は第17話ですよね。
作品は全2クールの予定ですから、いよいよ残すところ10話を切ったことになります。
それにしても毎週怒涛の勢いでストーリーが展開している『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』、話の落としどころをどこら辺に持ってくるのかは、相変わらず読みきれないままです。
一部のブログ等ではこの物語世界が誰かの見ている夢だったとか、あるいは誰かの描いたマンガや小説の中だったというオチも予想されているようですね。
確かにそれならば皇帝が過去にも現在にもこの世界に人間はただ独りきりしか存在しないという旨の発言をしていたことに、一応の説明も付けられます。
ただ、そういうメタフィクション的なことはやってこないのではないかと私は思っています。
というのは、そのような、言わば「禁じ手」のような結末は、まだ誰一人そういうラストを使っていない場合にのみ斬新で面白いものとなり得るのであって、2回目以降になってしまうと途端に陳腐でどうしようもなくなってしまうから。
そしてこの手は15年程前に『勇者特急マイトガイン』がやってしまっているわけで、その意味では既にインパクトは薄れてしまっており、今更という観は否めません。
それを敢えて本作でやってくるかどうか。
断定はもちろんできませんけれども、それは無いかな、というのが私の予想です。
で、ここからが私が今現在『R2』の今後の展開について考えていることなのですが……。
V.V.のコードを奪うことで不老不死になった皇帝シャルル。
そんな彼を殺せるのはギアス能力を極めた者だけ、という設定だったと思いますが、ということは、おそらくそれができるのはルルーシュだけということになるのでしょう。
そして、ルルーシュが皇帝を殺した瞬間、望むと望むまいと、彼もまた不老不死の身になってしまう。
それは、普通の人とは別の異質な存在になってしまうということで、つまり、もはやナナリーやカレン達と共に生きていくことができなくなってしまう、ということを意味するのではないでしょうか。
ギアス能力は人を孤独にする。
しかし、考えてみれば、それでもルルーシュは独りではありません。
そう、同じく不老不死の呪いに捕らわれてしまっているC.C.(彼女の記憶が戻ったならば、というのが前提条件ですが)がいるのです。
そして彼女が心から願っていたことは何であったか。
こう考えてみると、本作のラストがどうなるか、ルルーシュは反逆の果てにどうなってしまうのか、それが何となく察せられるような気がしてきます。
私の予想が合っているかどうかは分かりませんが、現時点で考えられる中ではこれが一番のハッピーエンド、なのかも。
http://lapislazurirose.blog69.fc2.com/tb.php/363-d751855d
http://app.blog.livedoor.jp/dc3ss/tb.cgi/286176
http://natusola.blog105.fc2.com/tb.php/2528-40bc2ae4
http://harutoki2.blog18.fc2.com/tb.php/860-0aebc34a
枢木神社におけるスザクとルルーシュの対面は、緊張感に満ちたシーンでした。
ユーフェミアにギアスをかけて日本人を虐殺しろと命じたのは自分だし、シャーリーが死んだのも自分のせいだ、と認めるルルーシュ。
しかしその背景にある事情、決して自ら意図してそのようにしたのではなく、望まないところでそうなってしまったのだという経緯は語らず、ただ結果とそれによって生じた責任を黙って受け入れる。過去には戻れない。やり直すことはできないから。
ホテルジャックから生徒会の皆を助けたのも、スザクを処刑から救ったのも、全てそれが自分の野望の為に利用できると思ったからだとルルーシュは言ってのけますが、それは秘密を自分の内にしまいこんで全ての罪を自分一人が被る決意をしているからだと気付いたスザク。
ルルーシュとスザクの間に、一瞬、和解の気配が見えかけましたが、そこにシュナイゼル配下の部隊が介入し、わずかに垣間見えた希望は霧散してしまいました。
スザクに裏切られたと、人の情けにすがろうとした自分が間違っていたと、黒の騎士団の指導者ゼロとして冷徹非情な修羅の道を歩むことでのみ自分は、望んでやまぬものを、ナナリーの平和な生活を手に入れられると、最初にして最後の友人スザクに涙と共に別れを告げ、決意するルルーシュ。
第1シリーズではスザクの方がルルーシュに裏切られたと感じていたわけで、まさしくその裏返しの構図ですね。
それにしても、シュナイゼルがスザクに突きつけた「君は誰だ」という問いは、重いですね。もちろんこれは、ゼロであり、アッシュフォード学園生徒会のルルーシュ・ランペルージであり、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアであり、ナナリーの兄であり、スザクの友人でもあるルルーシュにも言えることです。
これ以上悲しみの連鎖を続けたくないと綺麗ごとを言うシュナイゼルは、しかし情があるが故に甘さの残るルルーシュ以上に、目的の為には手段を選ばない、1万人を戦闘に巻き込まない為には1000人を死なせても気にもとめないというような冷酷さのあるタイプですから、この男がギアスの秘密を知ったことは、かなり危険ではないでしょうか。
ともあれ、次回、いよいよ東京租界で決戦です。
ナナリーを救出に向かっているのが他ならないロロであること。
スザクのランスロットに搭載された大量破壊兵器フレイア(フレイヤ?)は果たしてどのような兵器で、それが使われる時はあるのかということ。
皇帝がラグナレクシステムを再び稼動状態に置いたようであること。
ナイトオブワンの参戦などで九州での戦況がかなり不利な黒の騎士団は藤堂らの東京租界強襲により状況を挽回できるのかどうかということ。
そして、ブリタニア打倒が成るまではゼロが必要だがそれ以降は切り捨てるという方針が藤堂らの間で形成されつつあるようであること。
ヴィレッタの身柄はやはりディートハルトによって押さえられていて、扇は彼女を人質に取られた形になっていること。
その他にも気になってしょうがない事項はたくさんあって、これらの懸案がこれからどうなっていくのか。ナナリーの身に何も無ければいいと思いつつ、来週を楽しみに待ちたいと思います。
ところで、今日の放送は第17話ですよね。
作品は全2クールの予定ですから、いよいよ残すところ10話を切ったことになります。
それにしても毎週怒涛の勢いでストーリーが展開している『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』、話の落としどころをどこら辺に持ってくるのかは、相変わらず読みきれないままです。
一部のブログ等ではこの物語世界が誰かの見ている夢だったとか、あるいは誰かの描いたマンガや小説の中だったというオチも予想されているようですね。
確かにそれならば皇帝が過去にも現在にもこの世界に人間はただ独りきりしか存在しないという旨の発言をしていたことに、一応の説明も付けられます。
ただ、そういうメタフィクション的なことはやってこないのではないかと私は思っています。
というのは、そのような、言わば「禁じ手」のような結末は、まだ誰一人そういうラストを使っていない場合にのみ斬新で面白いものとなり得るのであって、2回目以降になってしまうと途端に陳腐でどうしようもなくなってしまうから。
そしてこの手は15年程前に『勇者特急マイトガイン』がやってしまっているわけで、その意味では既にインパクトは薄れてしまっており、今更という観は否めません。
それを敢えて本作でやってくるかどうか。
断定はもちろんできませんけれども、それは無いかな、というのが私の予想です。
で、ここからが私が今現在『R2』の今後の展開について考えていることなのですが……。
V.V.のコードを奪うことで不老不死になった皇帝シャルル。
そんな彼を殺せるのはギアス能力を極めた者だけ、という設定だったと思いますが、ということは、おそらくそれができるのはルルーシュだけということになるのでしょう。
そして、ルルーシュが皇帝を殺した瞬間、望むと望むまいと、彼もまた不老不死の身になってしまう。
それは、普通の人とは別の異質な存在になってしまうということで、つまり、もはやナナリーやカレン達と共に生きていくことができなくなってしまう、ということを意味するのではないでしょうか。
ギアス能力は人を孤独にする。
しかし、考えてみれば、それでもルルーシュは独りではありません。
そう、同じく不老不死の呪いに捕らわれてしまっているC.C.(彼女の記憶が戻ったならば、というのが前提条件ですが)がいるのです。
そして彼女が心から願っていたことは何であったか。
こう考えてみると、本作のラストがどうなるか、ルルーシュは反逆の果てにどうなってしまうのか、それが何となく察せられるような気がしてきます。
私の予想が合っているかどうかは分かりませんが、現時点で考えられる中ではこれが一番のハッピーエンド、なのかも。
http://lapislazurirose.blog69.fc2.com/tb.php/363-d751855d
http://app.blog.livedoor.jp/dc3ss/tb.cgi/286176
http://natusola.blog105.fc2.com/tb.php/2528-40bc2ae4
http://harutoki2.blog18.fc2.com/tb.php/860-0aebc34a



