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「メイドインアビス -深き魂の黎明-」

 2020-01-23
当初の想定よりも高いR15という年齢制限が課せられたことも話題になった映画、『メイドインアビス -深き魂の黎明-』 を観てきました。

まぁ、普通に考えて妥当な年齢制限ですよね。
『メイドインアビス』という作品は、一見すると可愛らしいキャラクターデザインと色彩豊かで緻密な背景が織りなす、ファンタジー冒険絵巻という皮を被っていて、その実、かなりエゲツない展開を見せる作品なのですから。
さらに、今回の映画は「深き魂の黎明」という副題で、TVシリーズの続編とうことなのだから、当然そこで描かれるのは、あの辺のエピソードになるに決まっているわけで……
そりゃあ、どう考えたって、可愛らしい児童冒険者たちによる可愛らしい冒険、になるわけがありません。
むしろ、期待通りの胸糞展開だったと言えましょう。

黎明卿、新しきボルドンド、ボ卿、ゲス外道、呼び方は色々ですけれど、いずれにせよ、本作の敵役であるこの人物がどうしようもないロクデナシなのは、誰しもの意見の一致するところでしょう。
そのロクデナシっぷりを楽しめるかどうか。
この 『メイオインアビス -深き魂の黎明-』 をエンターテンメント作品として受け止められるかどうかは、そこがポイントです。
なお、それ以外の、画面構成や、キャラの動きや、背景美術や、音楽といったものは最高に素晴らしく、制作側の本作に対する本気度がうかがえました。

TVアニメの続編なのだから、映画ではなくTV放送の方がいいのではないか、とか、第2期は無いのか、とか、そういう話もあるでしょうけれど……
いやぁ、この内容をTVで放送するのは、倫理的にどうなんでしょうね。
ここ以降をTVで第2期放送、というのも……


公式サイトは こちら から


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2020年冬期 開始アニメ 雑感 その3

 2020-01-15
この1月に放送を開始したアニメの第1話を鑑賞しての簡単な感想。
今回は、その第3弾のアップとなるわけですけれども、これで、私が視聴しようと決めていたものについては、一通り主だったものを溶解したことになるでしょうか。

1) 空挺ドラゴンズ

CGに今一つしっくりこない感じはありましたが、第1話の出だしとしては、悪くない感じでした。
ここから物語をどこに向けていくのか、ドラゴンの正体や生態などに迫っていく展開になれば面白いなと個人的には思いますが、それは地味なものになりそうだから、あまり無い、かな。
原作は読んでいないのでその辺りは分からないのですけれど、捕龍船クィン・ザザ号に諸事情を抱えて集った人々の群像劇になるのでしょう。
だとして、あまり人情路線には行かない方がいいかなぁ。人情モノも好きですけれど。
そこはかとなく、『天空の城ラピュタ』臭がするのは、この場合、ご愛敬だと言っておくべきでしょうか……

2) 理系が恋に落ちたので証明してみた。

こちらは、原作既読。
徹頭徹尾ギャグな話ですけれども、使っているネタが理屈っぽいので、それをどう表現していくのかに大いに興味を惹かれていた作品です。
マンガで読んでいる分には、文字で何度も読み返すことができますけれども、アニメだと、録画再生出ない限りは、同じ個所を何度も繰り返すことは、基本、できないわけですしね。
さて、それで実際の第1話がどうだったのかというと、無難に作ったかなぁという感じだったと言えばいいでしょうか。
無難がいけないわけではありませんし、スラプスティックな演出などが似合う作品ではないので、最大公約数、こするしかないかなという出来なのではないでしょうか。
「アニメ版ならでは」の何かがあったわけではありませんし、今後の物語も知ってしまっているので、第2話以降を視聴するかは、ちょっと微妙なところになったかもしれません。

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2020年冬期 開始アニメ 雑感 その2

 2020-01-09
この1月に放送を開始したアニメ、ここまでのところはなかなかにシビれる出来のものが多くて、実に嬉しい限り。
そこで今回は、それ等の第1話を観ての簡単な感想、その第2弾をアップしたいと思います。

1) 映像研には手を出すな!

控えめに言って、最高です!
この作品については、こうとだけ書いておけばそれでもう必要にして十分なのではないかという気がします。
が、さすがにそれだけでは紹介にならないので、もう少し詳しく書くことにしましょう。
まず、本作の原作マンガですが、一部で結構な話題になっているということは、以前からよく知っていました。
しかし絵柄がちょっと苦手な方向性のものだったので、興味はあるのだけれども読もうという気には、今一つなれないままだった作品です。
そういうものがアニメ化されるというのは、これはその作品が実際に面白いと言えるものなのか、それともそうではないのかということを、はっきりと確認してみることができるという点で、私のような者には嬉しいチャンスです。
湯浅政明監督以下、手練れのスタッフによるアニメ化というのも、私がちょっと苦手に感じた絵柄には合っていそうで、そこも良さげだなと思っていましたし。
そんなわけで、わりと結構な期待のもとに視聴した第1話。
冒頭に書いたように、最高にして最上の出来でした。
あり得ない世界設定もいいですし、それを描いた美術もいい、作画もぐりぐりと動き回っていていい、そして、NHKでの放送だからか、『未来少年コナン』 ネタをたっぷりと盛り込んでいるのも素晴らしかった。
オタクのダメなところを愛情たっぷりに描いていますし、この先が大いに楽しみになる第1話です。

2) ID:INVADED

これは、良いSFですね。
連続殺人犯の深層心理、フロイトの精神分析でいうところの欲望や原始的欲求(でしたっけ?)のイドの世界にダイブすることで、犯人の情報を探っていくというのが、基本的なストーリーライン、なのかな……
ジョンウォーカーという、ラスボスらしき存在も第1話で早々に明らかになっていますが、現段階ではその正体は全くの不明。
物語も、イチから全てを懇切丁寧に説明するというよりも、材料はあちこちに散りばめて開示していくから、視聴者が自分でそれ等を組み立てて解釈・解析をしていってほしいというような、なかなかにシビアな造りになっていますけれど、それが逆にいい感じです。
何でもかんでも手取り足取り分かりやすく説明していけばいいというものでは、無いですからね。
初回は1話と2話を一気放送という形式でしたが、イドの世界には殺人を犯した者しか入れないとか、それ以外にも、色々と思わせ振りな情報がバラバラに与えられていて、このパズルを組み立てていくのは、かなり楽しめそう。
こちらもキャラデザインは少し苦手なタチなのですが、それを上回って余りある物語の面白さが気に入りました。
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2020年冬期 開始アニメ 雑感 その1

 2020-01-07
終わった番組についての話をしたならば、次は新たに始まった番組の話をしなければなりません。
そんなわけでいつものように、今期に放送が開始したアニメ作品の第1話を観ての簡単な感想を、視聴順に書いていこうと思います。
書いているうちにちょっと長くなってしまったので、まず今回は、2作品を紹介。

1) マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝

正直、「まどか☆マギカ」 については、TVシリーズと劇場版で全てが奇麗に終わっていると思っていました。
なので、現在あちらこちらで展開されているアナザーストーリーについては、公式が2次創作の同人みたいな活動をしているなという認識でいたのです。
特にタイトルは出しませんけれども、実際、そういう内容の作品もありますしね。
これは別に、それが悪いと言いたいわけでは無くて、あくまで私の中ではそういう扱いになっているということです。
なので、『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』 がアニメ化されると聞いた時にも、それってどうなんだろうという疑念が拭いきれませんでした。
せっかくきちんとまとまっているものに対して、余計なストーリーを付け足して台無しにしてしまうのではないか、という恐れだと言い換えてもいいかもしれません。
で、第1話を観終わった時点でその心配が拭いきれたとは言いませんけれど、少しは薄れたかな、とは思っています。
スタッフが前作の雰囲気、物語、設定、その他諸々を大事にしていることは伝わってきました。
敢えて「マギアレコード」の物語については調べておらず、初見での感想を大事にしたいと思っているのですが、虚淵玄が関与していないらしいところに、まだちょっと不安は残っている、かな……。
それもこれも、第2話以降を視聴していけば、どうなっていくのかが判明していくことですよね。

2) 恋する小惑星

ベタな作品の予感しかしなかったものの、天文ネタは嫌いではないので試しに第1話を視聴してみました。
変に百合っぽさを強調していたり、登場キャラの精神年齢を疑うような造りだったら嫌だなと思っていたのですけれども、少なくとも第1話を観た限りにおいては、これは、良いベタですね。
とはいえ、この路線をこのまま行くのであれば、他の作品との差別化が図れません。
制作サイドがそれを望んでいるのか、そしてそもそも原作がそういう感じになっているのかは分からないのですが、個人的な好みを言わせていただくのであれば、やはり 『恋する小惑星』 ならでは、という要素がどこかに欲しいんですよね。
それを除けば、第1話では作画も演出も丁寧に作られていましたし、かなりガチな資料協力も得ているようなので、このクオリティーをある程度維持できるのであれば、なかなかしっかりとしたものを見せてくれそうな期待を持てます。

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2019年秋期 終了アニメ雑感

 2020-01-05
番組改変期になりましたね。
そこで今回は、いつものように、今期で放送が終わった番組の最終回につき、簡単な感想を書いていきたいと思います。

1) PSYCHO-PASS サイコパス 3

「以下、劇場版に続く」という商売の仕方は、あまり好きじゃないのですが……
物語そのものは実に面白くて、毎週の放送が楽しみでならない作品だったと思っています。
過去のシリーズの登場人物も、いい役回りで再登場してきて、映画も含めてここまで作品を追いかけてきた私としても、とても楽しませてもらいました。
TV放送は、かなりいいところ、いわゆるクリフハンガーな状態で終わってしまっているので、一日でも早く劇場版が観たいのですが、問題は、多くの人が指摘しているように、劇場映画1本だけのボリュームでこの話が終わるとは、とても思えないということでしょう。
シーズン4、あるんですよね?

2) Fairy gone フェアリーゴーン

作画は良かったし、基本的にネタは悪くなかったと思うんですが……
シリーズ構成とか、そういうのがどうにもダメだったので、全体的に今一つのまま終わってしまったという印象です。
素材を調理が台無しにしてしまった、と言えばいいでしょうか。
あまりに勿体ない作品でした。

3) BEATARS!

その反対に、全てがバッチリはまっていたのが、『BEASTARS!』。
キャラをCGアニメでやると知った時には、それってどうなんだろうと疑問に思ったりもしたものですが、それが全くの杞憂だったというのは、本作を視聴された方ならばご存じの通り。
OPの楽曲と人形アニメーションも素晴らしかったですし、複数あるEDをエピソードに合わせて使い分けていたのも、良かった。
思わず原作を全巻、大人買いしてしまいました(まだ読めていないけれど……)。

4) ヴィンランド・サガ

素晴らしいアニメ化ということであれば、こちらも負けていません。
しかも、かなりの残酷描写のある作品を、最大限、原作のまま、残酷なところは残酷なまま、映像化してくれました。
余計な付け足しも、大事なところのカットも無し。
原作も連載開始時からずと楽しく読ませてもらっているだけに、ここまで丁寧にアニメ化してくれたら、それはもう、制作サイドへの感謝しかありません。
第2期の制作も決まってほしいところですけれど、仮にそれが確定しいたとしても、実際に制作が進んで放送ができる状態になるまでは、最低でも1年、おそらく2年はかかるんだろうなぁ。
じっくりと腰を据えて、物語の最後までアニメ化してほしい(原作もまだ連載中ですけれど)のですが、次の第2シーズンは画的には地味なところもあるから……どうかな?
NHKでの放送だから、そこは大丈夫かもしれないですけれど。

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