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2020年冬期 開始アニメ 雑感 その1

 2020-01-07
終わった番組についての話をしたならば、次は新たに始まった番組の話をしなければなりません。
そんなわけでいつものように、今期に放送が開始したアニメ作品の第1話を観ての簡単な感想を、視聴順に書いていこうと思います。
書いているうちにちょっと長くなってしまったので、まず今回は、2作品を紹介。

1) マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝

正直、「まどか☆マギカ」 については、TVシリーズと劇場版で全てが奇麗に終わっていると思っていました。
なので、現在あちらこちらで展開されているアナザーストーリーについては、公式が2次創作の同人みたいな活動をしているなという認識でいたのです。
特にタイトルは出しませんけれども、実際、そういう内容の作品もありますしね。
これは別に、それが悪いと言いたいわけでは無くて、あくまで私の中ではそういう扱いになっているということです。
なので、『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』 がアニメ化されると聞いた時にも、それってどうなんだろうという疑念が拭いきれませんでした。
せっかくきちんとまとまっているものに対して、余計なストーリーを付け足して台無しにしてしまうのではないか、という恐れだと言い換えてもいいかもしれません。
で、第1話を観終わった時点でその心配が拭いきれたとは言いませんけれど、少しは薄れたかな、とは思っています。
スタッフが前作の雰囲気、物語、設定、その他諸々を大事にしていることは伝わってきました。
敢えて「マギアレコード」の物語については調べておらず、初見での感想を大事にしたいと思っているのですが、虚淵玄が関与していないらしいところに、まだちょっと不安は残っている、かな……。
それもこれも、第2話以降を視聴していけば、どうなっていくのかが判明していくことですよね。

2) 恋する小惑星

ベタな作品の予感しかしなかったものの、天文ネタは嫌いではないので試しに第1話を視聴してみました。
変に百合っぽさを強調していたり、登場キャラの精神年齢を疑うような造りだったら嫌だなと思っていたのですけれども、少なくとも第1話を観た限りにおいては、これは、良いベタですね。
とはいえ、この路線をこのまま行くのであれば、他の作品との差別化が図れません。
制作サイドがそれを望んでいるのか、そしてそもそも原作がそういう感じになっているのかは分からないのですが、個人的な好みを言わせていただくのであれば、やはり 『恋する小惑星』 ならでは、という要素がどこかに欲しいんですよね。
それを除けば、第1話では作画も演出も丁寧に作られていましたし、かなりガチな資料協力も得ているようなので、このクオリティーをある程度維持できるのであれば、なかなかしっかりとしたものを見せてくれそうな期待を持てます。

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2019年秋期 終了アニメ雑感

 2020-01-05
番組改変期になりましたね。
そこで今回は、いつものように、今期で放送が終わった番組の最終回につき、簡単な感想を書いていきたいと思います。

1) PSYCHO-PASS サイコパス 3

「以下、劇場版に続く」という商売の仕方は、あまり好きじゃないのですが……
物語そのものは実に面白くて、毎週の放送が楽しみでならない作品だったと思っています。
過去のシリーズの登場人物も、いい役回りで再登場してきて、映画も含めてここまで作品を追いかけてきた私としても、とても楽しませてもらいました。
TV放送は、かなりいいところ、いわゆるクリフハンガーな状態で終わってしまっているので、一日でも早く劇場版が観たいのですが、問題は、多くの人が指摘しているように、劇場映画1本だけのボリュームでこの話が終わるとは、とても思えないということでしょう。
シーズン4、あるんですよね?

2) Fairy gone フェアリーゴーン

作画は良かったし、基本的にネタは悪くなかったと思うんですが……
シリーズ構成とか、そういうのがどうにもダメだったので、全体的に今一つのまま終わってしまったという印象です。
素材を調理が台無しにしてしまった、と言えばいいでしょうか。
あまりに勿体ない作品でした。

3) BEATARS!

その反対に、全てがバッチリはまっていたのが、『BEASTARS!』。
キャラをCGアニメでやると知った時には、それってどうなんだろうと疑問に思ったりもしたものですが、それが全くの杞憂だったというのは、本作を視聴された方ならばご存じの通り。
OPの楽曲と人形アニメーションも素晴らしかったですし、複数あるEDをエピソードに合わせて使い分けていたのも、良かった。
思わず原作を全巻、大人買いしてしまいました(まだ読めていないけれど……)。

4) ヴィンランド・サガ

素晴らしいアニメ化ということであれば、こちらも負けていません。
しかも、かなりの残酷描写のある作品を、最大限、原作のまま、残酷なところは残酷なまま、映像化してくれました。
余計な付け足しも、大事なところのカットも無し。
原作も連載開始時からずと楽しく読ませてもらっているだけに、ここまで丁寧にアニメ化してくれたら、それはもう、制作サイドへの感謝しかありません。
第2期の制作も決まってほしいところですけれど、仮にそれが確定しいたとしても、実際に制作が進んで放送ができる状態になるまでは、最低でも1年、おそらく2年はかかるんだろうなぁ。
じっくりと腰を据えて、物語の最後までアニメ化してほしい(原作もまだ連載中ですけれど)のですが、次の第2シーズンは画的には地味なところもあるから……どうかな?
NHKでの放送だから、そこは大丈夫かもしれないですけれど。

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「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」

 2020-01-03
2016年の12月に感想を書いた劇場アニメ 『この世界の片隅に』。
アニメに限らず、邦画はその上映時間に、最長でも概ね100分から120分という縛りが課せられていますよね。
それは観客の回転率を高める(つまり1日当たりの上映回数を一定以上にする)というような興行上の理由からのことであり、そしてまた、単純に、あんまり長時間の上映だと観客が途中で疲れたり飽きたりしてしまうという事情もあるのかもしれません。

まあ、その真実がどうであれ、実写、アニメを問わず、日本で作られる映画は、基本、2時間以内の上映時間がほとんどです。
その制約からは 『この世界の片隅に』 も自由にはならず、旧劇場版(便宜上、こう呼ぶことにします)は、原作マンガをそのままアニメ化したのではなく、とあるエピソードを丸々全てバッサリとカットしたものとなっていました。
とはいえ、その結果として物語がつまらなくなったのか、というと、そんなことはありません。
それは、リンク先に書いた私の感想だけのことではなく、同作がこれまでに獲得してきた世間の評判からも、お分かりいただけるのではないでしょうか。

しかしながら、(皆さんはとうにご存じかもしれませんが)その完成度の高さ、作品としての素晴らしさ故に、旧劇場版については、その公開当初から、カットされてしまった部分も描いた「完全版」を作ってほしいとの声が大きかったのです。
そういった声の高まりを受けて、新たに作画からスタートして、原作完全準拠の形にしようという作業が始まって約3年。
満を持して昨年末から、いよいよ公開が始まった 『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』。
イメージとしては「ディレクターズカット」のような感じの、この作品を、高校時代からの友人と一緒に、テアトル新宿で観てきました。

もともとの旧劇場盤も素晴らしかったのですが、今回のこれも、とても素晴らしかったです。
上映時間は当然のように2時間半を超えているのですが、私個人としては、それは特に気にならなかったです。
トイレが近い人は、大変だろうなと思いますけれど。
なお、旧劇場版と今回の 『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』とは、それぞれ別の作品だと思ってほしいようなことを確か監督が言っていたかと思いますが……
旧劇場版が「日常」を描くことに重点を置いていたとすれば、今回は「人物」を描くことに重点を移してきたようにも思いました。
実際、同じシーンが旧作と今回とで、別の趣を感じさせるものになっていたところもあって、なる程、監督が言っていたのはこういうことか、と納得させられたりもしました。
が、まぁ、その辺りの判断は、両方を観た人がそれぞれに行えばいいことでしょう。


公式サイトは こちら から

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「HUMAN LOST 人間失格」

 2019-12-10
新宿で3時間ほど時間をつぶさなければいけない必要性が出てきたので、ちょうど公開中の映画、『HUMAN LOST 人間失格』を観てきました。

率直に言って、私としては本作に対して事前にはそこまでの期待はしていませんでした。
これは偏見というか、思い込みもあってのことであり、要は太宰治の 「人間失格」 を原案としてディストピアもののSFアニメを作るという発想に興味を覚えなかったんですよね、実は。
フル3DCGによるキャラ表現は、今でもそこまで好きじゃないですし。
それでも、冲方丁がストーリー原案を担当し、かつ、脚本を書いているし、それなりに面白いものになっているのではないかなと思って、上映に挑んだのですが……

いや、これは凄く面白いですね!
勝手な思い込みで忌避しようとしていたことを、真剣にお詫びしなければならないレベルです。

ガチガチにSFをしている部分がある作品なので、様々な設定には結構難しめのものも含まれています。
それ等をいちいち丁寧にセリフなどで説明していなかったりもするので、この手のSFに慣れていないと、一見では気が付かない、理解できないということもあるかもしれません。
が、それ等については公式サイトの用語解説では結構丁寧に説明されていますし、映画を最初から最後まで集中して丁寧に鑑賞していれば分からないことも無いのではないかなと思ったりもします。
まぁ、それは、この手の作品、ハードSF等に慣れているかいないかで、かなり左右されるような気もしますが。

ともあれ、想定をはるかに超えて面白くて、これなら Blu-ray 等が出たら買ってもいいなと思わされた本作、お勧めです。
太宰治の 「人間失格」 に強い思い入れを持つ人は、否定的な気分になるかもしれませんけれど……


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「GのレコンギスタⅠ 行け!コアファイター」

 2019-12-02
富野監督のファンを公言している私の事ですから、どうせ観に行ったんだろうなと皆さん思っていたことでしょう。

はい。
隠すようなことでもないのでここでご報告しますが、現在2週間限定で公開中の映画、『GのレコンギスタⅠ 行け!コアファイター』 を劇場まで鑑賞に行ってきました。

公式HPの金のかかっていない作りとか、上映館の少なさとか、そういうところに、バンダイ及び興行サイドの本作に対する評価的なものが透けて見える気もしたりするわけですが。
それでもこうして全5部作としての劇場版製作に Goサイン が出て、そして実際に公開まで漕ぎつけているというのは、富野由悠季という人物に対する、これまでの貢献への褒賞的な意味があるのか、あるいは、以前は原作者として映像化を断固拒否していた 『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 の映画化を承諾するのとバーターで劇場版が認められたのか、等々、色々と勘ぐってしまったりするのは、もともとTVシリーズの評判があまり良くなかったからです。

個人的には、面白いテーマで面白い物語になり得るものであったのに、2クールという枠に詰め込むことに失敗したなぁというのが、『Gのレコンギスタ』 に対する基本的な感想でした。
スポンサーサイドの要望に応えなければならないという義務感が出過ぎて、色々なモビルスーツをどんどん登場させて行った結果、散漫になってしまったところもあると思います。
あと、演出面、ストーリーテリングの面で、おそらく誰も監督に意見できる人がいなかったことが大きな原因となって、監督1人の思いがあまりにも強く前面に出過ぎて、結局どうにもまとまらないまま最後まで進んで行ってしまった面もあったかも。

今回の劇場版でポイントになるのは、そういう負の面がどこまで整理されて、どこまで払拭できているかというところでしょう。
どのみち、この段階でストーリーがTVシリーズとそんなに変わるわけがありませんしね。

で、そうやって観に行った 『行け!コアファイター』 なのですが……
うーん、まだこれだけでは何とも言えないですね。
とりあえず、第2部以降も劇場には足を運ぶのではないかと思います。
富野ファンの義務感もありますし。


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