ヘント~ウェヴェルヘム 2017

 2017-03-28
26日の日曜日、ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ の最終ステージがゴールした直後くらいから、DAZN ではフランドルのクラシック、ヘント~ウェヴェルヘムの中継も始まりました。

カタルーニャ が今年のツール・ド・フランスを占う1つの指標となるレースだったとすれば、こちらは、ツール・ド・フランドルとパリ~ルーベでの、トム・ボーネンの走りを占う指標です。
とはいえ、そう言い切ってしまうのは、他の選手に申し訳ないのですけれど……
ここは、私の興味が主にどこに向いているのかということなのだなと、そんな風に解釈していただければ幸いです。

さて、それでは今年のヘント~ウェヴェルヘムがどうなったか。
最終的には、ここぞという場面で集団から抜け出した2名の逃げ切り勝利と言っていいでしょう。
オリカ・スコットのイェンス・ケウケレールとのスプリント合戦を制して勝利を手にしたのは、BMCレーシングの ファン・アーベルマート。
3位には、追走で集団から抜け出した3名の頭を獲った、ボーラ=ハンスグローエのピーター・サガンが入っています。

トム・ボーネンのいるクイックステップ・フロアーズは、サガンの追走にニキ・テレプストラが反応したものの、最後のスプリントでサガンには勝てず、表彰台に選手を送り込むことができませんでした。
もちろん、いくら地元のレースだからといって、常に3位以内に選手を送り込めるわけもないわけですから、これも勝負の結果、なわけですけれども。


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ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ 2017

 2017-03-27
DAZNで毎日夜に視聴していた、ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ。
3月20日から27日にかけて、スペイン北東部のカタルーニャ地方(一番有名な都市はバルセロナでしょう)を舞台に行われるステージレースで、通称は「カタルーニャ一周」。
1911年から行われている歴史ある古いレースで、今年は第97回の開催です。

春先の調整レースとして、結構なビッグネームが出場してくるレースでもあり、例えば昨年の総合優勝者はモヴィスターのナイロ・キンタナで、一昨年は、BMCレーシングのリッチー・ポートとなっています。
今年は、トレック・セガフレードのアルベルト・コンタドール、チームスカイのクリス・フルーム、モビスターのアレハンドロ・バルベルデ 等が出ているほか、バーレーン・メリダの新城幸也もアシストメンバーとして出走。
私自身、名前だけは知っていたこのレース、今回が初めての視聴となったわけですけれども、カタルーニャの風景そのものはブエルタ・ア・エスパーニャの中継で観ていましたし、そういう意味では、初視聴という感じのしない、最初からしっくりとハマっているような観戦となりました。

で、レースの結果なのですが、コンタドールもバルバルデもフルームも、3人ともコンディションはなかなかの仕上がりという感じ。
ただ、毎年、年間を通して高いパフォーマンスを叩き出しているバルベルデがここでは頭一つ抜け出した感じです。
それは彼個人の走り故というわけではなくて、チームメイトのコンディションや、レース展開の妙もあってのことですが、ともあれ、バルバルデは全7ステージ中、第3、第5、そして最終日の第7ステージの3つを制するという見事な成績で、総合う優勝を手にしています。
2位には1分3秒差で、アルベルト・コンタドール。
3位は、バルベルデのチームメイトでスペインの若手有望株だというマルク・ソレールが見事に滑り込み、新人賞ジャージとともに、最終日の表彰台も獲得しました。

フルームは、第5ステージ序盤で起きた集団の分断に巻き込まれた後に先頭集団に戻れず、リザルトとしては、大したものを残せませんでした。
が、その走りは、やはりトッププロ。
今年7月のツールがどうなるか、大いに期待できそうな内容だったと思います。


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ZABADAK 31周年ライブ

 2017-03-26
今年になってからというもの、何かと細かいことで慌ただしくなっているので、しばらくはライブに行ったりするのも封印かな、と思っていました。
音楽好きを自認する身としては、ちょっと寂しいものがあるのですけれども、今の自分がまず何からやっていかなければならないか、というのを考えていくと、ライブよりも優先順位が上のものが、あるのです。
それでも、ちょっと、これだけは行かなければというライブがありました。
それが、25日の夕方に、鶯谷の東京キネマ倶楽部で行われた、ZABADAK の31周年ライブ。

昨年7月3日に 吉良知彦さんが急死してしまって、これは解散になってしまうのだろうなと覚悟した ZABADAK。
けれども、残された小峰公子さんやサポートメンバーの意思でユニットの継続が決まって、開催が決まっていたライブをこなしてきました。

思えば、吉良知彦さんが最初に倒れたのは、昨年の3月21日、30周年ライブの2日目でした。
「因縁」と言ってしまうとちょっとアレですけれども、そういう流れの中で、約1年後に同じ会場で行われる31周年ライブです。
なんでも、吉良知彦が倒れた後に、来年もここでライブをしないか、というような話を、東京キネマ倶楽部側から提案されたということのようなのですが……
これは、吉良知彦のファンとして、どうしたって行かないわけにはいかないでしょう。
昨年のお別れ会等は、某国家試験の直前だったので涙を呑んで行かないことを選択しただけに、なおさらです。

ZABADAK のサポートメンバーは実力者揃いなので、吉良知彦がいなくなってしまったとしても、演奏の内容自体はハイクオリティーで圧倒的になるだろうということは、心配していませんでした。
それでも、コアとなっていた吉良知彦の存在がそこから永遠に失われてしまったということが、バンドにどのような影響を及ぼすのか分からず、どんな変質をしてしまっているのかが、実のところ、ライブ前は少し不安でもありました。

ですが、それは杞憂であったようです。

もちろん、吉良知彦の歌とギターがそこに無い以上、それは以前の ZABADAK と同じものではありません。
けれども、そこに流れている魂は同じだった。
感じられるものはこれまでの ZABADAK と確かに陸続きだと言えるものだった。
思うところがあまりに多すぎて、今はこれ以上何も書けないような状態なのですが、それでも一つだけここに感想を書くとするならば、非常に感動的なライブだった、ということに尽きます。

ZABADAK はこれからも活動を続けるそうなので、これは応援をしていかざるを得ないですね。




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「魔導の系譜」

 2017-03-25
第1回創元ファンタジイ新人賞優秀賞受賞作であるという、佐藤さくら の『魔導の系譜』を読了。

本作、この賞の審査員の1人だったらしい三村美衣の解説文によると、主に異世界を紙面に幻出させる表現力という点でふさわしくないという意見もあったのを、そこを全面的に改稿するという条件を付しての受賞となったのだそう。
つまり、そうして手を入れた後に出版されたのが、つまり本書ということになるわけですが……
投稿版は当然読むこともできないので、その辺りがどのように変わったのか、というようなことは分からないながら、とりあえず、この発売版では特にそこで気になるようなことはありませんでした。
そこは、作家本人と担当編集とが頑張った結果ということでしょう。

魔導士が虐げられている国で、絶対的な知識を誇りながらも、根本的な実力不足により三流の烙印を押されて田舎で私塾を開いている魔導士レオン。
そんな彼の元に、被差別民族の出身で幼い頃に野盗に家族を殺されて、潜在能力は桁違いながらも魔導を学ぶことを拒み続けてきた少年ザクスが預けられることから物語は始まります。
端的に言えば、いかにも東京創元社から出された作品という感じの、渋い王道ファンタジーですね。
ライト要素は、ほぼ無いので、本格ファンタジーが好きな人でなければ手に取りにくいだろうなとは思いますが、そこそこ、楽しませてもらいました。

活字が小さい上に全470ページというボリュームで腰が引ける人もいるでしょう。
とはいえ、読み応えがあると同時に、最初から最後まで一気に読ませる程度の魅力はあるので、そこは安心して手に取ってみてください。

ただ、あらかじめ言っておきますが、本作は終わり方にちょっと難ありです。
破綻しているとか、物語としてどうかしているとか、そういうことではないのですけれども、正直「えっ、そこで終わり?」と感じてしまうのは否めません。
まぁ、作品のテーマはあくまでもレオンとゼクスの師弟関係にあるのだから、そこが描けていればいい、とするのであれば、これはこれで問題無しなのですが……
個人的には、そうだとしても、もう少し色々と描写をしておいてほしかったと感じました。

幸いにもこの第1作がそれなりに講評だったようで、シリーズ第2巻が既に発売されていますから、そちらを読めば、この不満は多少、解消されるのかな?



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ドワーズ・ドール・フラーンデレン 2017

 2017-03-23
DAZN の1ヶ月無料お試し期間の申し込みをして、ミラノ~サンレモを視聴したという話を、以前に書きました。
日本語の実況が無いから、画面に集中していないとレース展開が分かり辛い、というようなマイナス面はあるものの、当初に予想していたよりはいい感じに視聴できたことは、ある種、収穫だったかもしれません。
ただし、視聴者数がグッと増えそうな、ジロ・デ・イタリアの時にも、処理落ちやフリーズすることなく、無事にスムースな視聴ができるかどうかは、まだ分かりませんけれど。

そんな DAZN 視聴をしてみて、J-Sports の中継だけを観ていた昨年までと違って、これはいいかもな、と感じたのは、これまで映像を観たことが無かったレースについても、生配信でレースの様子を観られることです。
例えば今週は夜にボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャの中継が行われていて、クリス・フルームやアルベルト・コンタドール、アレハンドロ・バルベルデの走りを確認することができます。
そして、もちろん、ステージレースだけが自転車ロードレースではありません。

そんなわけで、ついさっきまで、北のクラシックの前哨戦の1つとして、毎年、名前だけは聞いていた ドワーズ・ドール・フラーンデレン をネット観戦。
フランドル地方を舞台にしているので、石畳のパヴェや劇坂の丘陵が出てくるこのレース。
それだけに、見どころも多かったと言えるでしょう。
やっぱり北のクラシックは、こうでなければいけないですよね。

今回私が一番注目していたのは、やはり地元ベルギーの個性派集団、クイックステップ・フロアーズがこのレースで優勝を獲得することができるかどうか。
昨年も多くの勝利を叩き出していた同チームですが、年間スケジュール上、かなりの重きを置いているはずの春先の北のクラシックシーズンでは、レースの形を作って主導権を得ていながらも、ことごとく優勝を逃してしまっていましたから、今年こそは勝利を、と思っているはずだからです。

そんなレースを制したのは、見事、クイックステップ・フロアーズのイヴ・ランパート。
レース後半で終始積極的な攻めを見せていた同僚のフィリップ・ジルベール、そして他チームの2名の選手を加えた4名が集団から最終的に抜け出すことに成功し、そしてジルベールがそこから更にアタックを繰り返して他の2名が警戒している隙をついて、ランパートがアタック。
ジルベールを警戒して2名の反応が遅れたのを利用してぐんぐんと差を広げ、そのまま、逃げ切りでゴールラインに飛び込みました。
ちなみに、残りの3名のスプリントを制して2位に入ったのは、ジルベール。
クイックステップ・フロアーズは、このレース、ワンツーフィニッシュを達成したことになります。

これは、あれですね。
これから続く北のクラシックにおいて、同チームに、いい弾みが付きましたね。
そこを引退レースと決めているパリ~ルーベでのトム・ボーネンの走りも、これなら結構期待できるかも?


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