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「蒼穹のファフナー THE BEYOND」 第4話~6話 先行上映

 2019-11-12
5月の第1話~3話先行上映から半年。
『蒼穹のファフナー THE BEYOND』 第4話~6話の先行上映を観てきました。
正直、半年も待たされたのは想定外というか、ずいぶん時間がかかったなぁと思わないでもないのですが、その分だけ、丁寧に、きっちりと作品を作ってくれているのであれば、文句を言うような筋合いではないとも言えるでしょう。

ファフナーはいつもそうだというところはありますが、今回も、展開がエゲツないというか、シビアかつスリリング。
これで、話は最終的にどういうところに転がっていくのでしょう。
最後はきちんとまとめてくれると思いたいところなのですが、「EXODUS」のラストがちょっと投げっぱなし気味で微妙だったことを考えると、そうそう安心もしていられないのかなとも思います。
まぁ、そこは、冲方丁の力を信じるしか無い、か。

例によって、現段階で物語はまだまだこれからというところですし、いずれ地上波デジタルで放送される(放送される、んですよね?)作品について、ここで中身に触れるネタバレをすることは避けておきます。
とはいえ、1つだけ。
「ファフナー」は、やっぱり「ファフナー」でした。
今回は怒涛の第1話~3話に比べると、少しばかり物語が落ち着くようなところもあるのですが、「ファフナー」がそれをそのままにしておくわけが、無いんですよね。
分かる人は、これだけで分かってくれることと思います。

この続き、凄く気になって、それそ来週にでも観たくてたまらないくらいなのですが、まさか、第7話~9話は、また半年後だったりしませんよね……?


公式サイトは こちら から

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「黄泉がえり again」

 2019-11-09
梶尾真治の『黄泉がえり again』を読むつもりは、当初はありませんでした。
というのも、前作である『黄泉がえり』が傑作であることは同意するものの、最近の梶尾真治は(それが読者や編集者から求められるからというのもあるかもしれませんが)同じようなメロウな作品を多く書いているような気がしていていたからです。
それも確かに彼の持ち味だから良いといえば良いのですけれども、しかしさすがにやや食傷気味でした。
さらに、『黄泉がえり』が良い作品であり、かつ単体で成立していて綺麗に締めくくられているだけに、変な続編を出されても読みたくは無いなぁという意識が強く出ていたというのもあります。
そんなわけで、2月末の発売自体は認識していながらも、すぐには買わずに、本作の事はそのままスルーしていたのです。

それが何だってこのタイミングで紹介することになったのかといえば、それは、本作が執筆されることになった背景に2016年4月に発生した熊本地震があるということを知ったから。
それってどういうことだろう、どんな風に物語やテーマに関係づけられていっているのだろう、そんなことに今更ながら興味を抱いたのです。

ここで、ちょっと裏表紙にある公式の粗筋を引用してみましょう。

あの大地震から二年。熊本で、死者が次々生き返る“黄泉がえり”現象が再び発生した。亡くなった家族や恋人が帰還し、驚きつつ歓迎する人々。だが、彼らは何のために戻ってきたのだろう。元・記者の川田平太は、前回黄泉がえった男とその妻の間に生まれた、女子高生のいずみがその鍵を握ると知るのだが。大切な人を想う気持ちが起こした奇跡は、予想を遥かに超えたクライマックスへ――。


この手の粗筋は必要以上に煽ることも多いものなので、本作の最終展開が「奇跡」なのかとか、「予想をはるかに超えたクライマックス」になっているかということについては、個人的には異論・疑問を感じないでもないのですが、まぁ、それはそれ。
ここでのポイントは、本作が大地震後の熊本を舞台にして、熊本の再生にエールを送ろうというような意図で書かれているというところにあります。
だからこそ、今回黄泉がえる人々の中には、「あの人」が含まれているわけですね。

黄泉がえり減少のネタが割れている分、前作のような緊張感が少し欠けているようなところもありましたが、全体的には人情味・人間味のある良い話になっていたと思います。
行為の深刻さに比べて扱いが雑で背後関係の描写等が足りず、その後どうなっているのかのフォローも無いのが気になる新興宗教団体の問題。
ラストにおける黄泉がえり減少の取扱い等々。
「それってどうなんだ?」と疑問を感じずにおれなかったこと等があるので、素直に称賛したり人にお薦めしたりはちょっとできないかなとも思ったりするのですが……。



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「冴えない彼女の育てかた Fine」

 2019-11-06
2回のTVシリーズを経て、いよいよの完結編である映画 『冴えない彼女の育てかた Fine』 を観てきました。

未アニメ化で残されている原作のボリュームを考えると、劇場版1本でちゃんと終わらせられるのか、1クールを使って描かなければ中途半端な物語になってしまうのではないか、と不安もあったのですが……。
いやぁ、これは奇麗にまとめてきましたね。
もちろん、劇場サイズにする為に、原作から削られた部分というのはあるのですけれども、それが物語の焦点を主人公である倫也とメインヒロインの恵に集中させることに繋がっていて、結果的に、1本の映画としての完成度は上がったのではないでしょうか。
サブヒロインについても、英梨々1人にウェイトを大きく振っていることで、構造はシンプルになっていますし。
全体を根本的に再構成している結果、詰め込み過ぎたとも、端折り過ぎたとも感じさせない、なかなかい絶妙な脚本だったと思います。
これは、かなり苦労したんだろうなぁ……
原作13巻の冒頭部分は個人的に好きなシーンだったので、それが無いのは少し残念ですが、その代わりに挿入されたシーンも良かったので、今回の脚本について私は文句は1つもありません。

さて、『冴えない彼女の育てかた』 の魅力といえば、やはり何といってもヒロイン達の可愛さですよね。
その点も、本作はバッチリ。
随所にあるギャグもしっかりと笑えましたし、押さえるべきツボはしっかりと押さえてきていたという印象です。
アニメファン、作品のファンのことしか見ていないような作り方の映画ではありましたが、もともとそれ以外の人が見に来るタイプの作品ではないですから、ここは問題なし。
エンドロール後のエピローグもバッチリでしたし、これは、いい劇場版、いい最終回でした。
Blu-ray BOX を買おうかどうか迷うくらいです。


公式サイトは こちら から

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ピカソナイト2019 ~秋の陣

 2019-11-04
代官山のライブハウス「晴れたら空に豆まいて」で、今年になって2回目となる PICASO のライブを、前回と違い、今回は1人で聴いてきました。

会場も、サポートメンバーの編成も(基本的には)前回と変わらず。
更に言ってしまえば演奏された曲目についても、ここのところ行っている彼らのライブにおいては、ほとんど同じ(今回は1曲新曲がありました)です。
これは、現在の PICASSO が定期的にニューアルバムを出すような活動を行っているわけではなく、こうして時々ライブを行っているという状態になっていることから、発生する問題であると言えるかもしれません。
つまり、たまのライブにやってくるファンに対し、その人達が聴きたいと思っているであろう定番曲を演奏することに需要があることと、個々の仕事があって忙しいメンバーが今までやっていないような曲を練習する為に集まる時間はそうそう確保できないだろう
ということの2点が主たる理由となって、レパートリーが増えないとも言えるのではないでしょうか。

PICASSO の持ち歌自体は、デビューからリリースしてるアルバムの数を考えるまでもなく多く、個人的にはアレも聴きたいなぁという曲も複数挙げられるのですけれど……。
これは、やむを得ない部分も大きいかな。
とはいえ、ライブで演奏された曲は実際、私自身も好きな名曲ばかりなのですし、ライブそのものは非常に楽しめたので、「それはそれ」とも言えると思います。
完璧なんてものは世の中にありませんし。

来年は6~8月くらいに次ぎのライブをと考えているそうなので、その時にはまた新しいレパートリーが増えていると嬉しいなと思いつつ、その時にはまた高校時代の友人でお誘ってみようかなと、そんなことを考えた夜となりました。

ピカソナイト2019~秋の陣
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「最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常」

 2019-11-02
単行本版が話題になっていた頃に、一度読んでみようかなと思っていた本。
それが文庫化されていることに遅まきながら気が付いて購入したのが、二宮敦人の『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』です。

本作については、わざわざ説明しなくともご存知の方も多いでしょう。
とはいえ、一応ご説明しておくと、これは著者の奥様が東京芸術大学の彫刻科に在学していた(当時)ことをきっかけに書かれたノンフィクション作品です。
どうやら、日常生活の中で触れる奥様自身の言動、そして奥様から聞かされる友人・知人のエピソードを飲みの席で編集者に話したら、これは面白いということで1冊の本にまとめることとなったよう。
なる程、これは確かになかなか面白い読み物であり、話題になったのも納得できる内容です。

藝大に限らず、東大でも京大でもあるいは他の大学でも、才能のある学生はみなどこかしら強烈な個性を持っていると思います。
それが分かりやすく表に出ているものであるのか、あるいは内面に隠れているものであるのか、それは人によって違うでしょうし、その個性が持つ一般人とのズレ的なものが、どれくらい目立つものなのかもマチマチでしょう。
例えば法学部とか医学部等と比べると、音楽学部にしろ美術学部にしろ、いわゆるアーティストの世界を目指すような人(必ずしも学生の全てがそういう人ばかりというわけでも無いでしょうが)が通う藝大の方が、そうではない私達にしてみれば新鮮で、今まで自分が知らなかった世界の事を覗き見れる気分になるから、読んでいて面白くなるということは、あるのでしょうね。

物珍しい職業を題材にした「お仕事小説」が、それだけでちょっとしたアドバンテージを手にすることができるようなものです。
文庫になって手軽に読めるようになりましたし、藝大にちょっとでも興味がある人にはお勧めの本です。



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